新しいブログのご案内


ご訪問、ありがとうございます。

長年こちらで書いてまいりましたが、
今年から一本化することにしました。

★ブログは、こちらで続けております。

野田敦子(カリーナ)オフィシャルブログ
「ともに生きる」


★毎週月曜日11時には、
ウェブマガジン「どうする?Over40」にも書いています。

カリーナの連載記事

引き続き、読んでいただけたらうれしいです。

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詩の言葉「いまも私はこどもです」、そして今後のブログについて


ウェブマガジン「どうする?Over40」
メンバーのミカスさんが中心になって
進めている介護トークイベント「在宅デトックス」。
昨夜、今年最後の会が開かれました。


わたしは、遅れて参加したのですが、
終わりのほうでミカスさんが、
「次第に自分より大きい人がいなくなる」
という話をしていました。


ここでいう「大きい」とは
両親をはじめとした
「自分を庇護してくれる人たち」のこと。


「そうだよねえ」と深くうなずきました。


そこから、
「自分にとっての家は、
いつまで経っても
生まれ育った家。
その家がなくなると
『家』がなくなる」
「認知症の人が
家に帰りたがる気持ちがわかる」
「いつまでも誰かに
庇護してもらいたい思いは
常にどこかにある」
というような話になりました。


そこで参加した方のお一人が、
「詩にありましたね。
石垣りんだったかな」
と一編の詩の話をしてくださったのです。


あ。あったぞ。
そんな詩、あった。


「在宅デトックス」の終了後、
探してみました。
そして見つけました。


確かに石垣りんでした。


「かなしみ」

私は六十五歳です。
このあいだ転んで
右の手首を骨折しました。
なおっても元のようにはならないと
病院で言われ
腕をさすって泣きました。
「お父さん
 お母さん
 ごめんなさい」
二人とも
とっくに死んでいませんが
二人にもらった体です。
いまも私はこどもです。
おばあさんではありません。



父と4度目の妻である義母と暮らした
作者ですから、
「お父さん お母さん」に
甘く、優しい思い出だけが込められているはずはありません。


それでも「ごめんなさい」という気持ち。
そして、最後の二行。
「いまも私はこどもです。
おばあさんではありません」


六十歳のいま、
痛切に胸に沁みる。


みなさま、今年もお世話になりました。
思いつくままに書く文章を
読んでくださって
本当にありがとうございます。


来年からは、
アメーバオフィシャルブログ
「ともに生きる」

完全に場所を移して更新していこうと思います。
ウェブマガジン「どうする?Over40」でも
引き続き、毎週月曜日に書いていきます。
★メールは確認しますので
当ブログのメールフォームをご利用ください。


ここは、わたしにとって
47歳から60歳まで書き続けた
大切な場です。
ですから、このまま残しておきます。
時々でも思い出して
読んでもらえたらうれしいです。


これからも、よろしくお願いします。
温かく、心豊かな新年をお迎えください。




★Amebaオフィシャルブログ、更新しています。→今なら断言できる。それは人生で一番幸せなこと。

★月曜にはこちらも書いています→自分の日記がつまらなかった。あとになって読んでも面白い「日記」を書いてみたい。
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