ビミョーな反発と社交辞令が潤滑油…姉妹という関係。


このブログにもしばしば登場する姉ちゃんは、
ただいま、友だちとヨーロッパ旅行中。
(姉はひと回り年上。長崎在住。シングルです)


さきほど、旅先からLINEで
全身ユニクロでキメた写真を送ってきてくれました。


日々、サークル活動にボランティアにと
元気に暮らしていて妹としては
これ以上うれしいことはありません。


退職して長崎に戻るとき、
「おかあさんが死んだら、自分ひとり。
生きていけるかな」なんて言っていたのに
実際には、元気ハツラツ。
偉いもんです。


「休みの日は、さびしい」
「ケアハウスに入ろうと思う」
「将来を考えると不安」
「便秘で苦しい。悪い病気かも」
「この孤独感は、あんたにはわからん」


…と年がら年中、
心配や不安や自分の身の上に関する嘆きを
ああでもない、こうでもないと口にしていますが
それが、強さの秘密かもしれません。
弱音を吐きだし、悩みを言葉にして、
あの人とも、この人とも
心配事をおしゃべりし、うなずきあって
生きるエネルギーに変えているというか。


「今度、旅行に行くTさんのほうが
この前、いっしょにいったAさんより
楽しくて、よか人!」


…とわざわざ必要もないのに
かつていっしょに旅行したAさんを持ち出してディスる、という
非常に人間くさい「自分にとって都合のいい友だちランク付け」と
「陰口好き」をいかんなく発揮し、
冷蔵庫以外のプラグを抜き、
お土産を現地で買わないでいいように
カタログで大量注文して
威風堂々と出発しました。
(見ていないけど)


「もし、何かあったら、
あそこの下のあそこの奥のあそこのあそこに
鍵ば、置いとるけん、
通帳は、その鍵で開けたあそこのあの下の
あそこやけんね!」


と自分以外、だれもいない家なのに
よからぬことをたくらむ人が
聞き耳を立てているかもしれないと警戒し、
ひそひそ声で複雑すぎる通帳一式の隠し場所を
電話で教えてくれました。
(旅行のたびに執り行われる儀式です)


もう、ほんとに姉ちゃん、いちいち、面白いなー。<


しかし、「友だちランク付け」と「陰口好き」を
ここでこっそりディスってやろうと思って書きはじめましたが、
姉の人間くさいあれこれを書いていたら、
なんだか、愛しくなってきましたよ。


帰国するまで約10日。
テキトー感とケチ心が見事にまじりあった
「もらっても、いまいちうれしくないお土産」に
「ありがとう!気に入った!」とわたしが言い、
「よかったやろ。軽くて、小さいお土産!ああいうのが一番!」と姉が言うまでが
わたしたち姉妹の旅物語。


反発をスパイスに
ビミョーな社交辞令を潤滑油にした愛情関係。



それが姉妹なのだなー。
姉ちゃん、思う存分、旅を楽しんでくれ。





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本当に母親は、帰省した「子ども」の世話を焼きたいのか。


故郷から二泊三日で戻ってきた夫が
「おふくろに朝のみそ汁だけ作ってって頼んだ。
それぐらいは息子に頼まれるほうがうれしいやろ?」
と朝のコーヒーを飲みながら
ニコニコして言いました。


夫のおかあさんは、85歳。
仕事の都合とはいえ、
実家に今までより頻繁に顔を出せるようになったのは、
本当によかったなあと思います。


でも、「それぐらい頼まれるほうがうれしい」だろうか??
ごめん。その無邪気で子どもらしい理解、
常々、ちょっと疑問なんだ。わたしは。


世の中には昔から、
「何もしないと老人はボケる」ため、
「家族が何か仕事を作ってあげるべきだ」運動があり、
その前提に
「子どもに何かしてあげることは
いくつになっても親のよろこび」信仰が
根強くあると思うのですが、


ほんとにそうかな??


相手は、おじさんだぞ。
わたしの母は亡くなったけど、
その場合、相手(わたし)はおばさんだぞ。
何かしてあげたいか?そんなにも。大の大人に。
見た目も何もかも保護欲をかきたてないというのに。


わたしの娘は自宅通学の大学生ですが、
海外にひと月ほど行くと、
はじめのうちこそ、「ちょっと寂しいな」と思うものの
次第に夫婦ふたりのペースに慣れ、
「これでオーケーだな」的な感じになり、
ふと気づくと、
夫も伸び伸びと解放感を感じているような気さえして
「あれ?娘に気をつかっていたのか?」と思うほどです。


まだ独り立ちしていない娘。
しかも、たかだかひと月程度で
「娘なしの日常に慣れる」のだから、
それが、10年なら??
20年なら??
30年なら??
何度もいうけど
相手は十分すぎるほどの大人だぞ。


ニコニコして語る夫には申し訳ないが、
「うれしいかなあ。うれしい、までいくかなあ。
自分以外の人の世話をするって
基本、面倒くさいことだからなあ。
それって『子ども』の幻想って面もあるよ」


と言いました。


もちろん、久しぶりに帰る大人になった子どもに
腕を奮ってごちそうを作ることもあるでしょう。
「おふくろの味!」とほめられる料理を作って
「おいしい!」という言葉に
心底、よろこびを感じることもあるでしょう。


しかし、


自分以外の人間の世話をすることは、
いつだって面倒くさいことなのだ。

(かわいい盛りの子育て期だってあれだけ面倒くさいのだから!)


わたしの母は、晩年、
「いつが一番楽しかった?」という問いに、
「おとうさんとふたりになってから」と答え、
週に一度帰ってくる姉に
「そげん帰ってこんでよか!
自分の生活ば、充実させなさい!」と言っていましたが、
そこに込められた重層的な意味が
いまとなってはよくわかる。


面倒くささから解放されていたんだなー。


家事をあまりしたことがないと、
「家事を繰り返す」ためには、
「毎度毎度、面倒くささを制圧するそれなりの意志力」が
必要なことがわからず、
「母親が張り切って、大喜びで料理をしてくれた」なんて
無邪気に言っちゃうもんです。


それはそれでお互いに幸せなのかもしれないが、
でも繰り返す。


自分以外の人間の世話をすることは、
基本、面倒くさいのだ。



そこは抑えておきたいと思う。
手間をかける暮らしに憧れるのも、
その前提があるからこそですよ。





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