ときには小ずるさも使って泳ぎぬく。必ずしも因果応報でない人生。


幼稚園のころからの友だちA美から
LINEをもらいました。


いろいろとやりとりしていたら
「直接、話したほうがはやいから」と電話がかかってきて
久しぶりに長い間、おしゃべりしたのです。


A美とは幼稚園から中学校までいっしょだったので
幼いころの友だちはほぼみんな知っている仲。
わたしと違って、いまもいろんな友だちと連絡をとりあっているので
「〇〇は、いま、こうしてるよ」
「△△は、こんな感じ」と
次々に近況を報告してくれます。


たとえば、Y助。
彼とは7年ほど前に長崎で一度会いました。
ちょうど経営していたスナックを閉めて困っていたころで
飲食チェーンで出世していたRちゃんに頼んで
入社されてもらい、そこで働きだしたところでした。


Y助のいる店を訪ねると、
ハラハラするほど私たちのテーブルに長居して
Rちゃんの会社の従業員がいかにできないか、
いかに仕事がぬるいかを肩をゆすって笑いながら話し、
わたしとA美ともう一人を
しみじみ切なくさせました。


「だめだ、こいつ。この年になって
自分の立場もわきまえず、
見え透いた虚勢を張っているようじゃダメだ」
とみんなして思ったに違いありませんが
「元気やったな~Y助」ぐらいしか言葉にはしなくて
帰ってきたのを覚えています。


ところが。


ダメではなかったのです。


Y助が就職した外食チェーンの業態が変わり、
午後早めに仕事が終わることが増えると
残った時間をムダにすまいと
再び、スナック開店を準備。
いまは、いい感じの店になり
繁盛しているというのです。
(しかも会社務めも続けていて
すでに了解もとっている周到さ)


さらにそのスナックの販促物デザインは、
小中学校の同級生I子。
「ああ、そうだった。小学校のころから
センスよかったね!」と
A美の話にうなずきました。


5年前の記事喪失しても「現役感」は出せる!に書いたミツルも
あいかわらず元気に義足で飲み歩き、
同級生派閥の一端を担っているようです。


早くして結婚して離婚して再婚して離婚するという
波乱万丈の人生のなか、
父親の違う3人だったか5人だったかの子どもを育てあげた
目の大きな大きな美人のKちゃん。


あいかわらず美人らしい!
リアリティあるドラマなら、
生活に疲れてかつての面影をなくしていてもいいはずじゃないか。
ところがそうじゃない。


さらに当のA美は、もう15年間も
ダンナの愚痴を言いながら不倫を続けていますが、
イケメン息子は一流企業に就職し、
モデルのような美女と結婚し、
セレブ感あふれる
自作のウェルカムボードの写真も送ってくれましたよ。
(うちの娘のもタダで作ってくれるって!予定ないけどね!)


どうですか。


因果応報でもなんでもない、それぞれの人生!


「ああ。ダメだ!こいつ終わっている!」という
7年前のわたしの判断の見事なまでのはずれ方!


「この年でこんなことしていたら
こうなるに違いない」的な見方を
やすやすと覆す、
頼ったり、空威張りしたり、
閉店したり、開店したり、やり直したり、
うまくいったり、いかなかったりすることの混在。


そう、混在!


ごっちゃ。
立派なときも、卑怯なときも
愛も、性も、なりゆきも、
多少のちょろまかしも悪口も嫉妬もある
ごっちゃさ。


いいときも、悪いときもある人生を
ときには小ずるさも使って泳ぎぬく知恵。


電話を終えたとき、
わたしの人生、狭いなー、細いなー、やせてるなーと思うと同時に
ニヤけるような、ちょっと悪い顔しちゃうような
解放感も感じたのでした。





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50代の髪はツヤよりボリューム・動きよりフォルム、を提唱したい。


粋筋の年配女性にしばしばみられる髪型に
「逆毛をたててボリュームを出し、
その内部には毛たぼを入れてさらにふくらまし、
スプレーをふんだんに噴霧して固めている」と思われる、
特に和服に合うアップスタイルがあります。
(ほとんどの場合、髪色は黒)


あのヘアスタイルの特長は、
「髪の毛が微動だにしない」こと。


風に揺れるとか、
手でかきあげるとか、
はらりと落ちるとか、
そういった繊細な動きのドラマがないかわりに、
フォルムが立派。


きっちりと結い上げた髪に
きっちりとした着物に
きっちりとした姿勢。
三位一体となって堂々たる風情を醸し出します。


この年になって思うのは、
あれって見事な知恵だな、ということです。


風に揺れるとか
手でかきあげるとか、
はらりと落ちるという瞬間が美しく絵になるのは、
コシとハリのある髪がかすかにバウンドすることで生まれる動きのドラマ。
そのたびに光を反射して輝くのも
ツヤのある髪質だからこそ。


それらは、やはり、どうしても失われていくもんですし、
その「ツヤのあるストレートロング」という額縁が、
次第次第に「顔」という絵にきつくなる。
(ストレートヘアの下に流れる動きが、
下垂傾向の顔のやつれ感に拍車をかける)


そこで、あのフォルム重視の動かない髪!
髪は動かなくても
着物の袖や裾が揺れる。
グッドバランス!


今日、わたしは、京都国立博物館の特別展覧会「国宝」に行ってきたのですが、
老若男女、いろんな人が大勢つめかけていました。


そこで自分と同世代から上の女性たちを見ると、
みなさん、おしゃれをしていて素敵なのですが、
全体としては服装がダークな色が多い。
5人グループなどでは違いがわからないぐらいの同色感。
さらに、髪が中途半端な長さで
よくわからないフォルムをしている。


よくわからないカタチの額縁が
顔という絵を縁どっている印象です。
これって、もったいなくないか、と思いました。


ちょっと極端な提案ですが、
わたしたち世代は、
大きくふくらますなどの
(島田順子さんも見方によっては
大きくふくらましているといえなくもない)
髪のナチュラルさから離れた
フォルム重視の発想があってもいいんじゃないだろうか。
(そういえば、黒柳徹子さんも
フォルム派だな)


あの系統の「動かない髪型」だと、
薄毛も目立たないぞ。


ツヤよりボリューム、動きよりフォルムを提唱しつつ、
わたくしも微力ながら実践し
その推移を報告してまいりたいと思います。





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