妻として母として働く女性として、
そしてアラナイ(アラウンド90)のご両親と同居する嫁として
超多忙な日々を送るスーパーウーマンですが、
いつも、ちょいととぼけた味わいのコメントをくださいます。
昨日も、
ダンナを見て・・
「あら?、しっかりおじさんだなー」と
実感してしまいましたよ・・。
というコメントをくださったのですが、
おおお、いずこも同じ夫婦のたそがれ・・・
と大変、深く感じ入りました。
3月の末にローマに家族旅行したことは、
もう、何度も書きましたが
まったく同じことを、この私も旅先で感じていたからです。
日本にいると
うちの父ちゃんも、
ほぼ同レベルの日本のおっさんにまぎれて
「うん。順調におっさん化していることよ」
というやや残念な再確認で済むのですが、あなた。
時は春。ところはローマ。
伊達男の本場。
ジローラモ、どっさり。
なんて環境下で改めて見ると
その姿は、なんと、
「中国のあまり上品でない方に属する商売人の方」みたいでしたよ。
よりによってなぜそれを選んだのか。
力の入れどころをどう間違えたのか。
化繊のテカっとしたゴルフウェアを着て現れた瞬間、
その、あまりの大陸的かつアジア的かつ発展途上的風貌に
余裕かまして気取って座っていた私も、
口に運ぼうとしていたコーヒーを顔面に浴びながら、
椅子ごと後ろに昏倒しそうになりました。
(なんて中国の皆さん、ごめんなさいね。
素敵な人が多いこと知っているんですよ)
かつてのカンフー映画に出てくる
開襟シャツの似合う俳優さんというんですか。
ああ、そうだ。そうだ。
ちょっと前の黒烏龍茶のコマーシャルで
機嫌よく食べる太った方の人。
わかりますかね?まあ、あんな感じです。
てか、あっちのほうが大人(←たいじんと読んでほしい)的趣で
素敵ですけどね。
旅は、観るもの。愛でるもの。
目に入るものすべてが、旅情をかきたてるものです。
が、
視界におっさん。
もれなくおっさん。
がっくし

そんなこと言うお前もオバサンだろが!
というお叱りの声が聞こえてきますが。
はい。おっしゃる通り。
誠に残念なことに、おばさんは、ローマでもおばさんでした

(ごめんよ>父ちゃん。自分のこと棚に上げて)
いやあ、だからです。だからこそなんですよ。
「いずこも同じ夫婦のたそがれ感」を
できるだけ味わうことなく過ごせるように、
ロマンチックな旅情をかきたて、
ときめきの一つも呼び戻せるように、
自分のためでなく
目の前の人の「視界の一部を担う者」として、
さらには街の「景観の一部を担う者」として、
おっさんであろうとも、
おばさんであとうとも、
「もうオシャレなんてどうでもよかろうもん」と開き直りたい気持ちを抑えて
できる限り美しくあろうとそれなりに努力するに越したことはない。
もう、それは立派な社会貢献ですね。
(環境活動の一環としてエコポイントが欲しいくらいです)
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