「好き」の持つ、説得力。

昨年の春、ローマ旅行のお土産として
なんか、よくわからんまま「これでよかろう」と買った、
アーティチョークやバジルなどのペースト状瓶づめを
仕事でお世話になっている男性Aさんに差し上げたのですが、


「いやあ、いただいたペースト、うまかったです!」


と1年もの月日を経て、
ついこの間、丁重にお礼をいわれました。

「あ、ああっ!そ、そうでした?・・・すみません!」
とあまりに突然のことに恐縮し、
「あんなもので、そ、そんな丁寧に・・・」という意味を込めたら、
なぜかおかしな勢いがついてしまい、
必要以上に平身低頭してしまった、わたし。
つくづく不意打ちに弱い女です(-.-)

それからですね。
彼が休日に子どもたちにふるまった手料理を
ケータイの写真で見せてもらったんですが、
はっきりと見えなかったものの(老眼だから)
なかなかのものだった(ように)思います。

大きめの白い皿の中央に、
彩りよく盛りつけられた
ヌーベル・シノワーズ風料理の数々・・・。

そして、

・片栗粉は、本当によく働く。
・パプリカは色によってビミョーに味が異なる。
・レストランは「野菜料理に仕事をしているか」が大事だと考える。


など、グルメ話にしては
比較的、どーでもいいというか、
その分だけ嫌みがないというか、
そんな話題に花が咲いたのです。


A氏(重々しく)「片栗粉は、肉の下ごしらえなんかにも使えます」
Carina「そうですね。お弁当のときにもがんばってくれます」
A氏「お弁当ですか」
Carina「はい。お肉の脂が固まって食べにくくなるところを、
片栗粉のとろみが救ってくれます」
A氏「なるほどね~。働きますね、片栗粉は」
Carina「働きます、片栗粉は」



と全国の台所で静かに出番を待っている
片栗粉という名のジャガイモ粉が聞いたら
泣いてとろみをつけちゃいそうな話です。


そして、


いやあ。やっぱり人生は、
食べることが好きなほうが楽しいですよね。



という結論にいたったのです。

たしかに。
会話の真ん中にも、こんな風に「好き」があると楽しい。


同じように

人生の真ん中にも「好き」があると楽しい。


いや。真ん中じゃなくても、
こう、人生のなかに「好き」を見つけて、
それが「好きなんだ」と自分が認めてあげて(意外に難しかったりしてね)
その「好き」を目いっぱい大事にしてあげることが、
幸せを左右するんですよね。

「なんで、あんな男の人と別れないのよ!」とか
「なんで、おかしな格好ばっかしてんのよ!」とか、
「なんで、お金にもならないのにやってんのよ!」とか、
そういった周囲があきれる困った状態も、
「ああ、好きだからね」とわかったとたんに
仕方ないものとして認められちゃったりして。


「好き」ってのは、
「他人を説得する最強の武器」でもあるんですね。
しかも、嫌みなく。



あれー。みなさんの反応の大きかった「オシャレの功罪を見極める」の
続編みたいなつもりで書いたんだけど、どうだろか?
片栗粉礼賛だけが印象に残ったりしてそうで、やや不安。
片栗粉、好きすぎか(笑)


【関連記事】「好き」つながりで持ってきましたが、どーでもいい記事です(笑
好きなタイプの「答え方」でモテる!

こちらから過去記事一覧をご覧いただけます。
長大な巻物のようになっていますが(笑)最古記事から読んでいただくと面白いですよ?うわめづかい

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コメント

昨日も片栗粉を使ったお料理をして大好評~!
とろっとするし、お肉は硬くならないし、私も大好きです~!
人は食べるのが基本。
元気が無くても、おいしいものは元気にしてくれます!

好きっていう熱意は大事ですね。
特に家族は趣味に巻き込まれますよね。
それでついつい「いいよ~」なんて言って、どんぶり勘定の我が家は火の車に~なんてことはしょっちゅうです。
でも好きならば働く意欲もわくし、それが本望ですよね。

人はそれぞれだけど、自分で納得してることがなにより、誰になんと言われようとも動じないし大事ですね。
そんな姿に心も打たれ、応援したくなってしまいます。何事も前向きにしてるとオーラも出て、人生がうまくまわるような~。
それに一生懸命打ち込んでる姿は、何事にもかえられませんね。

  • 2011/06/24 (Fri) 18:00
  • Yottitti #S0MVRpSc
  • URL
好きという行為はすごいです

どうしようもないことがわかっていても、
このガキ何甘いこと言ってるねん。と思っていても、
でも結局好きだから許してしまうんですよね。
しかし、何かを好きということはanti-agingにとってもよく効くのですよ。
その対象は何でもいいと思う。
好きなものをしっかり持っている人はきれいです。
だから、私はいっつも20代、30代の女性たちに、
Loving somebody is awesome.と言って、
失恋話を聞かされても勇気付けます。



  • 2011/06/24 (Fri) 18:53
  • Junpei #4A9T8td.
  • URL

ああ、carina良い落としどころですね~♪

徹子さんが病気になったとき、
病気にならないにはどうしたらよいんですか?って先生に聞いたら
”好きな事だけなされば良いんですよ”っておっしゃったんですって。

それで徹子さんは、好きなことをするということを
行動の基準にするように決めたんですって。

考えてみると、大成した人はこういう考えの方も多そうですよね。
(浅岡ルリ子さんも似たような事言っていたし
いやいややる仕事は透けて見えちゃうから
そういうところ直感的にプロは解っているのかもね。

  • 2011/06/24 (Fri) 20:16
  • あっころ #-
  • URL

「好きこそ物の上手なれ」って言葉がありますよね。
自分の大好きなことは工夫や努力を惜しまないから、ますます上達するって意味のことわざで・・・。

私、食に関して大した欲がありません。
見れば見るほど、臭いを嗅げば嗅ぐほど、それだけの行動で満足してしまい、食欲中枢がなえて行っちゃうタイプ。
クレープ屋やドーナツ屋の甘い匂いなんて、これだけで十分・・・ってそこを去りたくなっちゃう(苦笑)
だからかなぁ・・・料理が上手になって行かないんだよね。
熱心に料理を覚えたいなんて思ったことない!
(大声で言える事じゃないってかぁ!?)

でも自分の大好きなことには・・・
時間をかけたい、夢中に取り組みたい、熱中したいって思ってる。
でもさ、日々の時間がなかなかうまく回らない。
言い訳なんだって分かってるんだ、こんないい方は。
「やればいいんだよ」って心の奥の方で声がするんだ。
好きなんだったら・・・
動かなくちゃ、好きなことをして過ごすことのスタートラインにも立てないよね。


  • 2011/06/25 (Sat) 00:51
  • 八重yamabuki #-
  • URL

Carinaさん、こんばんは。

「食べることが好き」に反応しちゃいました。
アーティチョークは肝臓によいと聞いて一時ハマっていたのですがピザで食べていたので、肝臓のフォアグラ化に拍車をかけただけだったかも~という思い出があります。

ただ食べるのは好きだけど、作るのは苦手。
昔、真剣に1年分の献立表を作ろうかと思ったくらい。それを毎年繰り返しでもう毎日の献立に悩まなくなるかな~と。いや、献立表を作るってところで挫折したんですけれどね。
だんだん食事の好みも変わってきたのですが、それにしてもレシピ本の分量とか、字が小さくて見えにくい年頃です。

好きなことをするのは楽しいですよね。
嫌なことを好きなことで中和するとか。
食器洗いがダルいときはウォークマンでノリノリの曲聞きながらこなしてます(笑)
 
前回HNをフランネルフラワーとしていたのですが、フランネルに変えました。
いろいろと初心者で申し訳ないです。

  • 2011/06/25 (Sat) 22:15
  • フランネル #HJFpFxZc
  • URL
利休が・・・

先ほど、大河ドラマの『江』を見ていたのですが、利休が、秀吉に「私は好きな人にしかお茶を立てたくない」・・・と、面と向かって話すシーンがあって・・・
ドラマとはわかっていても、心臓がどきどきしたものでした。

今、それを思い出してしまいました。

関係のないコメントでごめんなさい。

「好き」という気持ちだけは、自分でもどうにもならない大切な物ですよね。。。

  • 2011/06/26 (Sun) 21:39
  • うさこ #gCBQAbbg
  • URL

「好き」か「嫌い」かで 判断できたら
すかっと 生きられるんだろうけど

「嫌い」 と 仕分けした後で

でも・・・でも・・・・

「嫌いじゃない」 「嫌じゃない」 (きらいじゃないよな いやじゃないよな) 

が むくむくと。。。。

どれもがいい なら まだましだけど
行きつく先は どれでもいい だわん

ああ すっきりしない 性格。。。。。とほほほ


オサレナ生活(衣食住)が できないのは。。ここかっ!!(笑)

  • 2011/06/29 (Wed) 21:42
  • わに #qbIq4rIg
  • URL
コメントありがとうございます!

★Yottittiさん
ははは。Yottittiさんも片栗粉ファン??
片栗粉は縁の下の力持ちだから、
こんなに褒められたことはないのでは??(笑
ほんと、そうですね。
「好き」ってまっすぐな視線で言われると
反論できないなあ。うなづいて認めるしかないですね。
好きの力はすごいです。

★Junpei さん
あ、Junpei さんみたいな先輩に失恋を相談して
そんなアドバイスがもらえたら、
みんな、きっと生きる勇気をもらえるでしょうね!!
ほんとに「好き」の力はすごいですよねー。
アンチエイジング効果も
実は何より大きいんじゃないでしょうか。
好きで好きで仕方ないもの、
それがどんなものであれ、持っているのは素敵ですね。

★あっころさん
うわん。ありがとー。
なるほどー。徹子さんもそうなんだ。
あの方、「90歳過ぎても徹子の部屋をやる!」って
おっしゃってますよね。
最近、滑舌がやや悪いけれど、
もう、どんなになっても続けて
天衣無縫に老いていただいたいと思います(笑

★八重yamabuki さん
ああ、そうなんだ。
だからスリムなんだ、八重yamabuki さん!!
私たち夫婦は食べることが好きだから困るよー(笑
それはそうと、八重yamabuki さんのブログからは、
ご主人や生きることへの「好き」な気持ちが満ちてるじょー!!

★フランネルさん
ぎゃははは。おかしい~。
面白いなあ、人間の肝臓のフォアグラ化(爆
そうなんですよね~過食と美食はフォアグラ化の元なんですよね~。

嫌いなことを好きなことで中和するって、素敵。
ノリノリで家事しているって、それだけでロックでいいじゃないですか!
わたしはやりたくない家事のときは
ぶつぶつ言いながらやる、というサイテーの行動をしています(-.-)

★うさこさん
いえいえ、とんでもないです!
うさこさんのドキドキした気持ちがすごくよくわかります。
どんなときも「好き」を貫くって勇気がいりますもんね。
「好き」という気持ちの反対側には「嫌い」もあるから、
そのあたりが奥深いですね。

★わにさん

>オサレナ生活(衣食住)が できないのは。。ここかっ!!(笑)
そうかも!(爆)
てか、それでいいでしょ。
その味わいもあるもんねー。
わにさんのブログ、ざくろに、花に、もらった人参に、めっちゃ豊か。
うちには、そのどれもない。
犬の頭はサドルだけどね(笑

  • 2011/07/23 (Sat) 18:21
  • Carina #-
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