太っちゃう、という戦略。

松坂慶子さん、太りましたね。

あれだけの美しい人だから、
賛否両論あるでしょうが、
私はよいと思うなあ。

もう終わっちゃったけど、
ソフトバンクのコマーシャルも
楽しかった。

「あら、少しお太りになられた?」
「君には言われたくない」
という北海道犬・カイ君とのやりとりに
ホッとした人も多いのでは?

美人でも太る。

美人でもデブ扱いされる。

という、ちょっとよろこばしい現実。

松坂慶子さん、ありがとう!

ご本人も太ったことによって
「自分を相手より下げて、場をなごませる」
という芸域を手に入れたようにも見える。

最近では、アートネイチャー「プリマドンナ」のコマーシャルで
女性たち2人と楽しげに歩いていらっしゃるが、
なんだかとても開放感があるもの。

それに比べてどうですか。

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じいさんが、街のカッコよさを決める。

NHKの「世界ふれあい街歩き」

この番組に限っては、
じいさんやおっさんが出てくるとうれしい。
ワクワクする。

兄さんが出てきても
あんまりうれしくない。

5月14日に見た再放送「中国 松藩」編の
じいさんたちもよかった。

とくに
「ヤギを連れたおじさん」
「西門を眺めて過ごす94歳のじいさん」
がよかった。

働き者の息子の嫁さんなんかに
「お父さん、またあ。ほかにすることないんですか!」と
一喝されそうなマイペースぶりがよかった。

じいさんが、じいさんのリズムで
傍から見ればどうでもいいことに
精進している。

その風景は、
どんな都会より今っぽくて
大阪に住むオバサン(←私)の
旅情を誘う。

松藩のじいさん、カッコいいぞ。
それで、ばあさんは働きづめかい?

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高齢者って、だれよ?

お昼のテレビを見ながら弁当を食べていたら、
改正道交法施行の話題をやっていた。

75歳以上の高齢ドライバーが運転免許を更新するときは、
記憶力や判断力を調べる「講習予備検査」が行われるらしい。

それはいいんだけど。

どっかの教習所の先生が出てきて
なぜ、高齢者の運転に危険がともなうのかを
ていねいに説明してくれる。

「高齢者の方々は、どうしても視野が狭くなります」とか
「高齢者の方々は、反射神経が鈍ります」とか。

それもいいんだけど。


そういうあんたが年寄りなのが気になる。


高齢者問題は、いったい何歳まで「他人事」として語っていいのだろうか。

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40代。日常の佇まいが大事だ。

家族でキャンプに出かけ、
近くの食堂で昼ごはんを食べたときのこと。

隣のテーブルには、
地元の男性と思われる二人連れが座っていて、
ビールを飲んでいた。

二人ともちょっとご機嫌になっていて、
自分を大きく見せようと、
共通の知人の悪口に夢中になっている様子。

わかる、わかる。その気持ち。
ストレス発散だよね?。
悪口、言っちゃえ。言っちゃえ。お休みだもん。

私の左隣に座る男性は、
片方のスリッパを脱ぎ、
その足を、もう片方の腿の上において、
貧乏ゆすりより、わずかに鷹揚な
「中流の下ゆすり」中。

上半身はというと、
肘はテーブルにつき、
相手の話を聞いているのか、いないのか
握った割り箸でリズムをとるように
皿をカチャカチャ言わせている。

パーカッショニスト系飲食スタイルとでも言いましょうか。

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飛び出す「ぶりっ子」

実はこのとき、
中高年女性の悲哀に心奪われ、
危うく降りそこねそうになった私。

「すみませ?ん(>_<)。降りま?す(>_<)」と
運転手さんに声を飛ばし、
「あ、すみません(>_<)」
「あ、ごめんなさい(>_<)」と、
つり革にぶら下がる「頭頂部の寂しい人々」や
「頭頂部のまだ寂しくない人々」の間を恐縮しながら、
かいくぐり、かいくぐり、なんとか地面に降り立ったのです。

顔は、(>_<)のまま。

お?、いけない、いけない。
顔が(>_<)だ。
と気づいて修正したのですが、

(>_<)の部分をコトバにするなら、

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「年下の男の子」急増中



はは、毎度毎度、臆面もなく下手な絵で失礼。

先日、仕事から京阪電車で帰る途中に感じたことを書くつもりなのですが。

みなさん、高校野球の選手が自分より年下になったとき、
年月の流れの早さを実感したのではありませんか?

あんなに大人な「お兄さん」だったはずなのに、
年下になってしまった。

そして、それからが速かった。

世のスポーツ選手たちが矢継ぎ早に年下になっていく。

その速さ。

フィギュアしかり。
陸上しかり。
柔道しかり。
サッカーしかり。
相撲しかり。

こちらが40歳を超えると、
かなりねばってくれた野球もそろそろ。
シニア以外のゴルフもそろそろ。

速い。速すぎる。

そこで京阪電車です。

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過剰な敬語はやめてくれ。

この蒸し暑い時期に
季節はずれの話題で失礼します。

話はさかのぼること、半年前の師走。

複数の町内会から役員連中(おじん・おばんが多い)が集まって
「火のよお?じんっ!」と声をあげながら、
拍子木を鳴らして練り歩く歳末警戒運動に
参加したのでございます。

公民館に集合したオジンズ&オバンズは、
メガホンによる指示に従って2列縦隊を成し、
夜道をズラズラと連なって歩きはじめます。

見回るとはいえ、歩きながら声を出す以外にすることもなし。

こんなときは、くっちゃべるに限る。

幸いにも2列縦隊という「くっちゃべり」には
もってこいの態勢です。

初対面であろうが旧知の仲のごとく、またたく間に打ち解けて会話できるのが、
オバサンの数ある取柄のなかでも最大の取柄。
当然、私もその取柄を最大限に生かすつもりでございました。

私の隣を歩くのは、40代半ばの見知らぬ女性です。

彼女もその取柄を最大限発揮する方針のようで

「子どもが小学生だから、出てくるのが大変だったんです!」
「時間、どれぐらいかかるかご存知ですか?」
「けっこう疲れますよねえ」

と積極的に話しかけてくれるではありませんか。

ラッキー♪

社交的な人のようです。
話好きな人のようです。



なんとな?くビミョーな違和感・・・

なじかは知らねどビミョーに引っかかる感じ・・・

相槌をうちながら、その理由を探ってみると

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40代、時間を味方につけたい。

スターの死は、
その人がもっとも輝いていた姿を
胸をときめかせながら見つめていた自分自身をも弔うようで
心が動揺しますね。

80年代初頭、みんながムーンウォークに夢中でした。

時は、残酷です。

40歳を過ぎたころから、
時間の持つ残酷で容赦ない性質が見えてきませんか?

若いころは、未来に向かう一直線の矢印だった時間。

それが、次第に
私たちから多くのものを奪い去る無慈悲な
決してせき止めることのできない流れであると知らされます。

昨日と同じような1日に見えながら
なぜ、10年前とこうも違ってしまうのか。

たまに、

親と過ごした子どものころの食卓の「居心地」や
夕暮れに家路を急ぐときの「空気の匂い」や
彼氏のワンルームマンションの「シーツの感触」や
ハイヒールを鳴らして走った若き日の「自分の鼓動」などを
そのまま、まるごと、鮮やかに思い出し
喉から「やるせない心」が飛び出しそうなくらい、
吐き気にも似た、狂おしい気分になります。

未来へ向かう一直線の矢印を
もう一度、味方にする方法はないのか。


春は奇跡ね
見事な眺めでしょ
チューリップはこの土を 気に入ってくれたのね
酸性度を調べて石灰分を測って 苦労したかいがあったわ
何年もかかっているのよ
庭造りには時間がかかるの 最低でも12年
それでやっと庭らしくなるの


昨年98歳で亡くなったターシャ・テューダー
バーモント州の30万坪の土地に移り住み、
気の遠くなるような庭づくりをスタートさせたのは、
57歳のとき。

その先に待つ老いゆくだけの12年が
庭づくりに必要な、希望に満ちた12年になる。

私には、彼女のような才能も根気も
広大な土地もないけれど、
自分なりに「時間を味方につける」方法を
探したい。

切実にそう思います。

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40代。コミュニケーションに繊細さを。

あまり自分を卑下するのもなんですが、
何事につけ、すぐにルーティン化する人間です。

たとえば、近所の大規模ショッピングセンター。

オープン後5年以上経った今も、
まだ足を踏み入れていないゾーンがある。

買い物の道筋が固定化しているわけですね。

好奇心の欠如。
冒険心の欠如。

明らかにボケやすいタイプです。
明らかに脳が衰えやすいタイプです。

いかんです、これは。

ま、皆さんは、そんな心配はないと思いますが、
コミュニケーションのほうはいかがでしょう?

カスタムメイドならぬ

既製品仕様のコミュニケーションになっていませんか?

近所の人とのコミュニケーション。
年長者とのコミュニケーション。
若年者とのコミュニケーション。
親兄弟とのコミュニケーション。
友人とのコミュニケーション。

どうです?

パターン化していません?

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本格化!40代が若者の時代

日本のあちらこちらで、
風景が変わってきている。
そう感じたことはありませんか。

先週、映画「ディア・ドクター」を観に行ったら、
私より年上と思われる女性グループや
定年後の夫婦連れで劇場は大盛況でした。

上映作品にもよるのでしょうが、
かつてミニシアターに
これほど多くの中高年が集っていただろうか?

う?ん。
80年代から90年代にかけての
私が慣れ親しんできたミニシアターとは
明らかに風景が異なってきていますぞ。

いつでも、どこでも中高年。

好奇心いっぱい中高年。
元気いっぱい中高年。

時間も、お金も、体力もある中高年。

開場を待つ、その元気なお姿を拝見しながら、
思いましたね。

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