あまりいろいろ心配せず、 「これでいいんだ」と暮らしていく。



娘がシンガポールに行って
1週間が過ぎました。


人間ひとりと犬一匹の生活は、
いまのところ、順調です。


毎朝5時に起きて散歩に行くんですが、
犬のスーは、必ず、乗り気です。
やる気満々。
一度たりとも億劫がったためしなし。


階段を弾むように下りながら
踊り場ごとに
おやつ(ドッグフード)を一粒ずつ口に入れてもらい、
外に出たら、
なぜか、すっと立ち止まり、
顔を上にあげて鼻で世界を探ると
(どんな世界が見えているのか!)
意を決して、グイーンと駆け出します。


毎朝、この「やる気満々」と、
草や土や電信柱や
人間の落としたゴミを
飽きることなく探索する
「真面目そのもの」につきあっていると
わたしの一日も、
そっちの方向へ引っ張られます。


ガシガシと前に歩く、というのも
一日一日をガシガシと前に進む、
につながって助走として効果的。


一時間ほど歩くので
早朝とはいえ、
家に帰ったら汗だくで
そのままお風呂に浸かって
「グワー!」とおっさんボイスを発します。


そこから、ストレッチ。
足がワナワナしているから、
やらざるを得ません。


自分のやる気に関係なく
強制的に健康的な生活を
送らされている状態。
なにごとも「自分からやる」ことが
苦手な人間なので
早朝ウォーキングなんてやるはずもなく、
これは、もう、極めて
ありがたい状況なのではないかと思います。


犬が、18キロと、
そこそこのサイズに
育ってしまったのも
運動量が多くなって
いまとなっては、よし、か。


熱中症とケガに気をつけて
健康を維持し、
あまりいろいろ心配せず、
「これでいいんだ」と思って
不安の沼をのぞきこまず、
暮らしていこうと思います。




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こんなときに寂しさはやってくる…「寂しさの大家」に。


ここのところ、仕事が忙しくて
睡眠時間も短かったので
早朝5時のスーの散歩からはじまって
一日、自分の体力や疲労の様子を見ながら
あれこれやるべきことをやり
たらふく食べる(ここは、様子を見ない)という
生活をしていました。


今日は、久しぶりに一日、
ちょっとボンヤリしてみようと思い、
たらふくお昼ごはんを食べたら
眠たくなってぐっすり眠って起きました。
次は、夕方のスーの散歩まで
どうしてもやらなくちゃ、ということはありません。


「よく寝たなあ」と思って
よっこらしょと立ち上がり、
冷蔵庫に行って水を取り出します。


その瞬間です。


あ。なんか、胸にイヤな感じきた。


寂しさ、きた。


この「特に何もやるべきことがない」という
なんとも贅沢な、つまりは
「何をしてもいい」という時間を


「なあ、今日、ごはん何するー?」とか
「ちょっと、外、食べに行くーー?」とか
「コーヒー飲む?いれよか?」とか
「めっちゃ、寝てたわ」とか
なんか、そういった
予定を作るでも
約束をするでもない
伝えようとするでもない、
なんということのないやりとりで埋める人が
いないのですね。


何をしなくても、
何をしてもいい時間に生まれた心のなかの
広場のような空き地を
気分だけの会話を交わしたり
思いつきの気まぐれの予定を立てて
埋める人がいないのだ。


おとーちゃーん!
(夫のことです)


寂しさってこういうときに来るよねえ。


さらに時間帯もあるよねえ。
午後2時を過ぎると
もう、夕方へ一直線だもんな。
ここから日暮れまでは
「寂しさのエンジンかかる時間」。


ま、この感覚、特に対策もなさそうだし、
対策しようとして忙しくしつづけるのもイヤだし
慣れることもなさそうなので
「ああ。あのとき、ああいうこと、書いたな」と
この文章を思い出して、
じーーっとしておくことにします。


もし、あなたも同じことを感じていたら
この文章を思い出してくれてもいいよ。


これから、わたくしは、
「寂しさの大家」になる予定ですので
いまは、寂しくない人も
すでに寂しい人も
どうぞ、末永くよろしくお願いします。




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こちらに少し感想も紹介しています。
感想、さらにご紹介してます。

ウェブマガジン「どうする?Over40」、ほぼ毎日更新しています。月に1回更新のはらぷさんの記事。髪を切った話 それだけの話なのにすごく面白いです。ぜひ。
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「新しい人を歓待しつつ、自分のなくしたものを惜しむ」二重構造。


今週の月曜、
ウェブマガジン「どうする?Over40」の記事に
いつか、順番は回ってくる。これから先も。
という文章を書きました。


このブログにも何度か登場している
お隣のYさんご夫妻が二人とも亡くなり、
部屋が売りに出されていたのですが、
新しい買い手が決まり、
引っ越してきたみたい…という内容です。
よかったら、読んでみてください。
わりと気に入っています。


で…。


昨日、回覧板を回して帰ってくると
上の階から、いつもやさしいMさんの
「まあまあ。ご丁寧にありがとうございます」
「いくつ?かわいいねー」
という愛想のいい声と
「よろしくお願いします」という
男性のしっかりとした声が聞こえてきます。


あ。挨拶まわりだ。うちにも来るぞ。


なんだかそわそわして
自分ちの玄関を開けると
雨の日に犬の散歩を終えた直後の惨状が広がっています。


犬を拭いた蒸しタオル、
乾いたタオルにバスタオル、
折り曲がって倒れた泥のついた長靴
びしょ濡れの散歩バッグに
リードにハーネス…。


ちょっと待って、ちょっと待って。
第一印象がこれではまずい。
片付けろ、片付けろ。


自分のボサボサの髪も
なんとかせねば。


お相手にとっても
挨拶まわりの「本丸」は
唯一のお隣さんであるところの
うちであるのは間違いなし。
(あとは足音の響く階下か)


「お隣の人、素敵!」とまではいかずとも
「お隣の人、いい感じでよかったねえ」
とは言われたい。
いや、そうまでいかずとも
長いおつきあいになるんだから、
「お隣の人、ボッサボサやな」は避けたい。


そんな具合にあたふたして
片付けたところ、
ピンポンは鳴らず。
夕飯を食べてすっかり油断したころに
「隣に越してきた〇〇です」と
ご挨拶に来られました。


30代前半から半ばのご夫婦。
2歳のかわいい男の子。
感じがよくて、
今風だった。
奥さん、おしゃれで美人だった。


「小さな子どもがいるので
ご迷惑をかけるかもしれません」
「いえいえ、そんなの、
まーったく気にしないでください!」


大らかさを見せようと
ちょっと大げさに挨拶して恐縮して
ゆっくりと扉を閉め、
いい人たちでよかったと安心しながら、
リビングに戻り、
じゃれつくスーをいなしつつ、
いただいた包みをテーブルに置いたら、
ほんの少し、取り残されたような気がしました。


むむ。どうした、わたし?


あー。たぶん、この場所に
たくさんの「思い出」を抱えたわたしと
たくさんの「未来」を描く彼らの
見つめる先にあるものの違いを
顔を合わせた瞬間、
手に取るようにはっきりと実感したのでしょう。


この人たちが
うちのインターフォンを押しながら
何気なく見ただろう表札にある名前の主が
もう決して姿を現すことがない、ということにも
胸のなかがシンとしました。
こうやって人は瞬く間に
「最初から存在しなかった人」になり、
風景は上書きされていくのだ。


ズシリ。


・・・という感慨や感傷とは別に
2歳の男の子の
元気な声が聞こえるのはいいものです。
お隣が仲が良さそうなのもうれしい。
男の子がランドセルを背負うころ、
スーと心を通わせられたらいいな。


はっ。本の抜粋をすると言っていたのに
長々と書いてしまいました。
本のお気に入りの箇所紹介は、次回に!




★ウェブマガジン「どうする?Over40」もやっています。ゴールデンウィークのお暇なときに、過去記事のまとめ読みはいかがですか?→カリーナの記事一覧

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Amebaオフィシャルブログ「ともに生きる」を始めました。


梅雨ですね。
ザーザーと雨が降っていると
不思議にジメジメせず、
滝の下にいるような爽快な気がします。
梅雨だけの不思議な感覚です。


今日は、お知らせです。


拙著夫が倒れた! 献身プレイが始まったを読んでくださった
サイバーエージェントの方から
オフィシャルブログ開設のお誘いを受け、
新しいブログをスタートすることになりました。


「ともに生きる」というブログです。
(クリックすると新しいブログにリンクします)


タイトルには、
闘病中の「夫とともに」のほかに
犬のスーとともに、
友人とともに、
孤独とともに、
思い出とともに、
季節の移り変わりとともに、
年齢とともに…など
あらゆる「…とともに」を含みました。
日常のあれこれや
そこで感じること、思うことを
書いていくつもりです。


このブログより、
もう少し長文で、
テーマや形式にとらわれず
自由に書きたいと考えています。


わたしにとって原点である
このブログはもちろん残しますし、
更新も続けるつもりですが、
先のことは、あまり決めず
できるだけ伸び伸びと
文章を書き続けていきたいと思っています。


新しいブログのトップ画像は、
中島慶子さんが描いてくださった
わたしとスーです。
大切な友人であり
尊敬するイラストレーターである
慶子さんに描いてもらえて
とてもうれしく光栄に思っています。
慶子さん、ありがとう。


新しいブログの最初の記事は、
泣き虫の友だちと犬と歩く。
よかったら、読んでみてください。




★ウェブマガジン「どうする?Over40」にも書いています。→オンラインショップ「オバフォ屋雑貨店」に新しく書籍が入荷しました。

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狭小台所で起こる珍現象。取っ手とポケットの運命を引き裂く。



月曜にオバフォーの記事で紹介した
姉ちゃんとおそろいの部屋着(ワンピース)。
1000円という可愛らしい金額もさることながら
着心地も抜群なんですが、
狭い台所に立って
冷蔵庫へ行こうとするとき、
左手に置いてある棚の丸い小さな取っ手に
ポケットがひっかかる!


一度や二度なら、
「あら?また?」ですみますが
一日に四度、五度となると
「うんもーっ!」ってなる。


それにしても
そこにポチっと出っ張っているだけの
小さな取っ手と
ワンピースのサイドに切り込みを入れたような
よくあるポケットという
出会う必要もその機会もない両者が、
毎回、毎回、出会って
ひっかかってスポッとはまるほど
求めあうなんて、恋愛!?


あるところに狭小台所があり、
取っ手のついた棚があり、
その向かいにテーブルがあり、
それゆえに狭くなっているスペースを
冷蔵庫に向かって慌ただしく
すり抜けようとする一人の女がいるという
いくつもの偶然が重なって
奇跡的に可能になった出会い!
取っ手とポケットという凹凸の!


運命の出会いだな。


運命の出会いかもしれぬが、
だからといって
頻繁に逢瀬を重ねるのも困る!
冷蔵庫への道行きなんだから。


再び、スポッとはまったとき、
「んもー!」と一声出し
もう我慢ならぬと意を決したわたしは、
裁縫箱(洋風おせちの入っていた木箱)を持って来て
テーブルに置き、立ったまま、
左側のポケットを縫い付けてやりました。


まるで腹いせのように。
愛し合う二人を引き裂く
意地悪なおばあさんのように。


このワンピースのポケットほど
毎回毎回ひっかかるのは珍現象だけど、
目の粗いセーターとかも
ときどき、ひっかかりますね。


無言でグッとひきとめられたようで
ハッとするな。
ドラマ「リコカツ」で
永山瑛太に引き留められる北川景子みたいよ。




★Amebaオフィシャルブログ、はじめました。いまのところ毎週水曜に更新しています。→野田敦子オフィシャルブログ


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贈り物は、 「喜ばれるか否かわからない」を飛び越える勇気。


月に一度、義母が野菜を中心に
黒豆(フジッコ)、ゆで大豆、茶わん蒸し、
干物、練り物、果物、お菓子などを送ってくれます。


大きな段ボール二つですから大量です。


ダイニングテーブルの上が
野菜でいっぱいになるぐらい。


そのまま野菜室に置いておくもの、
茹でてタッパーに入れるもの、
茹でて冷凍するもの、
切ってそのまま冷凍するものなど
2時間ぐらいかけて処理します。
(わりとヘトヘトになる)
そしたら、なんと3週間ぐらいは、
野菜を買わなくてよい暮らしになるのです。


お義母さん、ありがとうございます!
まことにうれしい。助かる。
次第に冷凍保存の達人になってきました。


わたしにとっては
本当にありがたい贈り物で
お義母さんに感謝なんだけども、
これ、わたしが嫁に(息子はいないけど)
できるかというと難しい。
きっとできない。


「一人暮らしで
これだけの量の野菜、
迷惑だよな」
と考えちゃうからです。


でも、実際には、
わたしのように
めちゃめちゃ喜ぶ人もいるのだ!


贈り物って
結局のところ、
「喜ばれるか否か、
わからない」ってあたりを
飛び越える勇気なんだな。



もらう側の反応から
喜んでいるか
迷惑かを推測する、
という方法も
ありはするのだけれど、
わたしなんかは、
その反応をあらかじめ
推理・憶測・心配して
こんな「大量送り付け」は
できないタイプ。


そんなわたしのようなタイプには、
きっとお義母さんみたいな
心底、喜ばれ
その死後も(生きているが)
記憶されるような
贈り物はできない気がする。


幼なじみのKちゃんも
夫が倒れた直後に
大量の手作りおかずを
冷凍して送ってくれたけど、
あのときの感動も
忘れられないもんなあ。


迷惑かもしれない…と
考えることは、
よい面もありはするが、
関係や記憶を
「薄いまま」にとどめる
「つまらなさ」でもあるね。


お義母さんには、
結婚後、何十年も
たくさんのものを送ってもらい、
あるときは、
捨ててしまったり、
腐らせたり、
「いらねえよ」と
心底迷惑に感じたりしてきたけど、
そんなさまざまな感情も含めて
かけがえのない時間だったんだなあ。


シンガポールの娘に
大量送り付け、するか。
(まだしたことないし、
しない気もしている。
結局、面倒くさがり屋か)




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炎天下の路地に好きな「夏」を見つけて、生き延びる。


夫の病院に行く道の途中に
小さな古い家が並んでいるところがあり、
洗濯物が道路に面して干してあります。


本日、午後1時半。猛暑・日盛り。
太陽ギラギラ、影くっきり、息ハアハア。
そんなわたしの視界に入ったのは、
一軒の古い家の洗濯物。


薄手の白いバスタオル、
薄手の白いタオル、
ガーゼの花柄パジャマ上下、
木綿の白いソックス
薄手の白いタオルハンカチ…などが
しっかりとシワを伸ばして
几帳面に干されています。


パジャマは、
ハンガーにかけて干す式でなく
腰のあたりで二つ折りにして
物干しざおに直接干す式。
パジャマが人間なら
頭と上をまっすぐ地面に向けて下げて
鉄棒にぶら下がっている式。
(かえってややこしい説明だな)


それらの洗濯物が、
ことごとく白く色あせていて
着古して薄く、
柔らかくなっています。


何回も洗濯を繰り返した
つつましい生活が
つくりだす清潔感。
布が何度も水をくぐり
固く絞られて
できあがってくる質感。


ああ。この人が洗濯した
厚めの木綿の
パッリパリに糊の効いたシーツに
寝転がったら気持ちいいだろうなあ。
布団はそんなに厚くなくていい。
そこに、この柔らかくなった
花柄パジャマを着て寝たら、
パッリパリのシーツと
やわやわのパジャマの
触感ハーモニーが
すばらしいに違いない。
最高だな。
わたしは、
シーツに仰向けになって
平泳ぎみたいに足を動かそう。
でもって
上にかけるのは、
昔ながらの青とかピンクの
これまた洗濯したてで
洗剤と太陽の匂いのする
湿度のかけらもない
乾ききったタオルケット!


そこには、扇風機。
でも、扇風機だけじゃ暑いから
やっぱ、エアコンか。
でも、風情としては扇風機。


…なんてことを思いながら、
その洗濯物の家から
もう少し歩くと
何を作っているのかよくわからない
小さな仕出し屋さんがあって
狭い引き戸の奥に広がる
土間が、いきなり暗い。
突然、ぐっと暗い。
そして、中で
サワサワカラカラと
水を使っている気配がする。


これも夏の好きな風景。
野外と屋内の
濃いコントラスト、たまらん。
炎天下の街中に表れる鍾乳洞的ひんやり。
中にアッパッパーを着た女の足首や
楊柳の白いステテコを履いた
男の足首なんかが見えたら、言うことなし。
日本の夏。


そんなことでも考えていないと
ぶっ倒れそうな暑さでした。


みなさんもどうか、
からだ第一に!




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「明日を生きるための筋肉が必要なの。 切実なんだよ」…沁みる。


いろんなことに、
なかなか前向きになれないけれど
運動だけは、日を重ねるごとに
前向きになってきて
何ならもう少しやりたい!なんて
思ったりしているので
そのことを書こう。
…っていっても、
たかだか犬の散歩ですがね。


ここにも何度も書いているけれど、
現在59歳のわたしは、
3歳の雑種犬(18キロ)と暮らしていて
その犬がすごくよく歩くため、
夫が倒れて一人で散歩するようになってから、
めちゃめちゃプレッシャーでした。
というのもこの犬が来るまで
すんごい運動不足だったから。
日がな一日、パソコンに向かう日々。
膝が痛かった。


だから、当然、散歩をすると
元々痛かった膝が痛む。
膝用、足首用、腰用のサポーターを買い、
昨年、足首を捻挫したときは、
がっちりと固定する系の
サポーターも2つ買うなど、
積極的にサポーター充実を図ってきました。
万が一のときのための、
「サポーター保険」。


それだけ、「あー、膝、痛」とか
「あー、やばい、腰大丈夫かな」と
不安に思うことが
多かったんでしょうねえ。
でも、ハタと気づいたら、
今年は、ほとんど使っていませんでした。


今朝も、公園で体をグッとかがめて
木の枝の下をくぐったけれど
(2年前はこれが、背中が硬くて
苦痛だった)
難なく、くぐることができて、
あー。ずいぶん楽になっているなあと実感したんです。


これは、毎朝、
散歩のあとにやっている
15分ほどのストレッチが
功を奏していると思う。
思いたい。思っておいていいよ>自分。
最近は、腹筋やスクワットも
ちょっとだけど追加していて
今後は、上半身の筋肉も、
もう少しつけたい。


そして、7月13日の
「徹子の部屋」に出演されたらしい
日本最高齢インストラクター、
90歳のタキミカさんとまではいかなくとも
動ける体と柔軟性を保ちたい。


44歳の誕生日前夜から
コアマッスルトレーニングを始めたという
ジェーン・スーさんは
そのきっかけとなった友人のトレーナーに、
「ムキムキになるためじゃないよ。
スタイルをよくするためでもない。
これからの私たちには、
明日を生きるための筋肉が必要なの。
もっと切実なんだよ」
と言われたと書いている。沁みるー。


沁みたところで
話は変わりますが、
スニーカーが古くなってきたので
探しています。
ナイキが10年ぶりに
女性用ランニングシューズを開発したとか。
CREA夏号にも紹介されていました。
これ。色は黒以外を希望。





わたしの場合、歩くといっても
朝夕それぞれ1時間強なんで
履き心地が柔らかくて、軽くて、
クッション性の高いものがいいです。


いろいろ検討して買ったら、
また、どんな感じかお知らせしますねー。


★お知らせ★ 9月18日無料オンラインイベント開催

ウェブマガジン「どうする?Over40」の介護トークイベント「カイゴデトックス」で無料オンラインイベントを開きます。4月に第1回を開催した「プロと話そう」の第2弾となる今回は、お医者さんを招いてお話を伺います。
日ごろ、「医師とどんなコミュニケーションをしていいのかわからない」「不信感が募ってしまう」などと思っている方、気軽にご参加ください。私たちのトークを視聴いただくスタイルなのでお部屋で気楽にパジャマ姿なんかでご覧いただけます。
こちらのわたしの記事でイベントの趣旨を書いています。
↓↓↓↓↓
医師に「些末だから聞きにくかったこと」を聞いてみる。無料オンラインイベント、開きます。
詳細はこちら↓↓
こちらにイベントの詳細がありますのでお申込みはこちらから、どうぞ。
私たちオバフォーメンバーのトークを見たい&聞きたいという殊勝な方ののご参加も大歓迎でーす。



★Amebaオフィシャルブログ、はじめました。新記事、更新しています。→ともに生きる。

★ウェブマガジン「どうする?Over40」もほぼ毎日更新しています。→高齢一人暮らしで犬を飼う利点を考えたら、ザクザク出てきた話。

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心震えた。「聞き手としての自分がいるから一人ではありません」


仕事がひと段落して時間があるので
ネットフリックスやアマゾンプライムで
映画やドラマを見たり、
YouTubeを見たり、
本を読んだりしています。


インプットというんでしょうか。
鑑賞方面に意欲的になると
あ、これも見なきゃ。
あ、これも見たい。
それも、読んでない。
面白そう。読みたい。
わああ。ボーっとして過ごしていたなあと思います。


以前、オバフォーの
つまみさん、ミカスさんとの
ポッドキャスト番組
「月に何本以上だったら、
映画が趣味ですって
正々堂々と言えるのか」
という話をしましたが、
映画も、本も、
毎日、慌ただしく、というか、
わたし得意のマンネリライフを進行させると、
ほんと、なんも見ないまま、
読まないまま、
時間だけが過ぎる。
最近はテレビも見ないから、
なんというか、
現住所、情報の孤島。


やばい、とも思うけど、
まあ、でも、別にいいかとも思う。



そんなふうに
あれこれ見ているなか、
ユーチューブで
作家の小川洋子さんが
2016年12月に関西大学で行った講座を見つけました。
丁寧に準備された講演は、
理路整然として
エモーショナルで
めちゃめちゃ面白かった。


小説「ことり」の
生まれた背景を語るものですが、
その最後は、
作品に影響を与えた
動物行動学者の岡ノ谷一夫氏の引用で
締めくくられました。


ことばを持った人間は
たとえ一人でも
心のなかには
聞き手としての自分がいるから
一人ではありません。



この3年ほどの
自分の実感と重なって
心が震えました。
そうだ。わたしは、ずっと
こころのなかの「聞き手」と
いっしょに生きてきのです。
だから、一人じゃなかった。


気がつけば、
読書の秋。
「ゆとり」を「暇」と考えて焦ったりせず、
読んだり見たりして
「聞き手」との時間を
もっと豊かにしたいと思います。




【オンラインイベントのお知らせ】
10月16日(土) 21時~より 
講談社の現代ビジネスでも連載するなど活躍中の
ファイナンシャルプランナー・長野郁子さんを招いて
「カイゴデトックス プロと話そう♯3」を開催します(参加費無料)。

テーマは、 「介護のお金、老後のお金と暮らしについて話そう」。
詳しい情報と申し込み方法はこちらをご覧ください
きっと楽しくてためになる
時間を過ごしていただけると思います。
興味のある方は、ぜひ、ご参加ください。
ZOOMの利用法などわからないことは
申込の際に書いていただければ、お教えします。
気軽にお申し込みください。


★Amebaオフィシャルブログ、はじめました。新記事、更新しています。→独立した美容師さんに、「人生のスタイリング」を学ぶ。

★ウェブマガジン「どうする?Over40」もほぼ毎日更新。→イラストレーター中島慶子さんの記事、公開されています。困った時のロングカーデ❤️

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さまざまな時間的スパンの「楽しみ」が、希望の素になる。


午前中、ベランダの鉢に
チューリップの球根と
ビオラの苗を植えたら、
ぐっと気分が明るくなりました。


「今日は、生産的なことをしたぞ」
というお天道様に
堂々と胸を張ってもいいような気分。


毎年、チューリップと
ビオラぐらいしか植えない
万年園芸初心者であっても、
土を変えて、植えて、水をやって
よっこらしょと腰を上げた瞬間、
マルチン・ルターの


たとえ明日、世界が滅びようとも
今日、私はリンゴの木を植える。



という言葉を、
多少なりとも実践した気分になります。


つまり、こう、なんというか、
極小サイズではあるものの
未来に希望をつないだ的な
ずっと先の楽しみを仕込んだ的な、充実感。


もろもろの保存食づくりとか
野菜づくりとか
庭づくりとかって
「丁寧な暮らし」という言葉で
くくられがちですが、


そんなことより、
「先に楽しみを作る」
というとらえ方のほうが
いいんじゃなかろうか。


人って、
「今すぐの楽しみ」
「何時間後かの楽しみ」
「今日中の楽しみ」
「数日後の楽しみ」
「週単位の楽しみ」
「月単位の楽しみ」
「季節の楽しみ」
「年単位の楽しみ」
という具合に
さまざまな時間的スパンの
楽しみがあったら
余計、幸せなんじゃなかろうか。


年をとってくると
「もう、先に楽しみは
なーんもありません」
ってことになりがちで
短期的楽しみだけにもなりがちで
「あっという間に一年が過ぎちまった」
ってことになってしまいがちなので
(わたしのことです)
少し先、一年先、数年先…の
楽しみを「植える」「仕込む」ってこと
したほうがいいなー。


たとえ明日、世界が滅びようとも
今日、私はリンゴの木を植える。


・・・という言葉は、


たとえ明日、さらに老いが深まろうとも
今日、私は楽しみの種を植える。


と言い換えてもいいわけで、
未来に向けて希望の種を植えよう。
そうしよう。自分の手で。


・・・とここまで書いたら
オバフォーのミカスさんから、
庭で木の根っこを引っこ抜こうとしたら
手を痛めたというメールが来ました。
なるほど。
わたしの場合、ベランダだから
「希望を植える」なんて
詩的なことが言えるわけで
庭だと「引っこ抜く」などという
根こそぎ植物の未来を葬る
荒療治も必要になるのですな。
庭<田畑<大地<山全体
と規模が拡大すればするほど
悠長なことは言って
気取っている場合ではなくなる(笑)。


それでも、なお、
遠い未来に、希望。





【オンラインイベントのお知らせ】
10月16日(土) 21時~より 
講談社の現代ビジネスでも連載するなど活躍中の
ファイナンシャルプランナー・長野郁子さんを招いて
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