「しがみつかない生き方」に学ぶ。

世の母親たちに「子どもにしがみつくな」と
説いた後で

子どもを持つチャンスがなく、
いまになって
「生まれた時代を間違ったのだろうか。
もう少し遅く生まれていれば
躊躇なく子どもも仕事も、と思えたのに」

「いや、私の場合は仕事を選んだというよりは、
そもそも出産適齢期に
“結婚してボクの子どもを産んでくれ”と言ってくれる人に
選んでもらえなかったのが問題なのだ。
だからいつの時代に生まれても
結局は子どものいない人生だったのだ」
などと自問自答を繰り返す私も
結局は「いたかもしれないはずの子ども」に
十分執着しているのではないだろうか。

と静かに自らを省みるのは、
香山リカ氏。
(「しがみつかない生き方」幻冬舎新書)

精神科医としての正論の向こうに
同世代の女性としての揺れる心が垣間見えて
私の心も動きました。

私たちは、自分が今、

持っているものを失うまいとして

そのものにしがみつく


だけでなく

「持ち得なかったもの」にも

しがみつくのかもしれません。


そしてそれは、

いたかもしれないはずの子どもに限らない

と思います。

皆さんにはないですか?

手に入ったかもしれないはずのキャリア
出会えたかもしれないはずの恋人
進学できたかもしれないはずの学校
暮らせたかもしれないはずの海外
実現できたかもしれないはずの夢

などなど

持ち得なかったものの数々が。

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・恋愛にすべてを捧げない
・老・病・死で落ち込まない
・子どもにしがみつかない
・お金にしがみつかない
・生まれた意味を問わない
・<勝間和代>を目指さない
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など10章から成る本のサブタイトルは

「普通の幸せ」を手に入れる10のルール。

時、折しも衣替えの季節。

ついでに
「しがみついているもの」の棚卸しもして、
普通の幸せを深く実感しましょうか。


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