同窓会を楽しむ究極の方法。

昨日は、同窓会について

ほめられたい

ほれられたい

ちやほやされたい

なんて書いたけれど、

そんなつもりで行っても
同窓会はたぶん、あんまり楽しめないんだよなあ。

心ときめく出会いを期待して行ったものの
何もなかった夏祭りの後みたいに
がっかりして着飾った服だのアクセサリーだのを
脱ぎ捨てることになるんだよなあ。

もちろんモテモテで
勝利の美酒に浸れる人もいるだろうけども。

できれば、

会いたい

話したい

笑いあいたい

と思って
行くべきなんだろな。

「見られる人」として行くんじゃなくて、
「語り合う人」として主体的に参加するというのかなあ。

私の友人サキコ。

彼女は傍から見るとあきれるほど
同窓会が好きだ。
馳せ参じる、という感じ。

中学を卒業してすぐに就職し、
若くして結婚したが、
うまくいかずに離婚。

1万円に満たないお金を持って(本人は3500円と言う)子どもと家を出て、
母子寮に入り、着物の紋を刺繍する内職や
病院勤務で生計をたて、
来年、末娘が私立大学に入学することが決まった。

めちゃめちゃ偉い母ちゃんである。
若い恋人もいる。
うらやましい母ちゃんでもある。

どっさりと経験したであろう苦労を
いつもなぜだか申し訳なさそうに
照れ臭そうにヘラヘラ笑いながら話すんだけど、

馳せ参じるだけあって
同窓会に何を着ていくかなんて
ほとんど気にしていない。

冬は、ダウンジャケット風の上着に
トレーナーにジーンズ。
ほぼノーメイク。

あるとき、大阪にいる数名の同窓生で会おうとなったとき、

優等生だったコンチャンという男子(現・おっちゃんサラリーマン)が
初めて参加することになった。

当日、行けなかった私に、
サキコがくれたメールがこれ。

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Carina、昨日は残念やったね!プチ同窓会、楽しかったよ♪

コンちゃんはね、欝病で自殺を考えたこともあるらしい。
でも、今日は会えてよかったって
めちゃ、よろこんでたわ。

Carinaにもすごく会いたかったって、残念がってたよ。

生きていてくれてよかった。
ほんと、そう思った。

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勉強のできなかったサキコは、
勉強のできたコンちゃんとは
中学時代、決して親しくなかったと思う。

でも、コンちゃんは、その日、
サキコに救われたんじゃないかな。

苦労話にさえやけに謙虚になる押しの弱さと、
どんなところでも自然体でいられる芯の強さは
なぜだか弱った心にジンワリ効くのだ。

生きていることをよろこびあう。

なんていったらちょっと大げさだけども、
自殺者が3万人を超える時代、
そんなに大げさじゃないのかもしれない。

生きていて、再会できて、順調に老けている。

よろこばしいことだ。

ま、せいぜい虚勢を張って出かけましょうか。


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