「THE SARTORIALIST」に
秋の装いに身を包んだ
ニューヨークやミラノの
オシャレ人スナップが登場しはじめました。
楽しいなあ。
おしゃれっていいなあ。
今ならトップページに掲載されている
ダンガリーシャツとジーンズの女性。
(WEDNESDAY, OCTOBER 28, 2009
Style Profile...Dianna Lundt, NYC)
2枚ともかわいいから、
ついでに彼女のインタビューを
あんまりわからないながらも眺めていたら、
こんなやりとりを発見しました。
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Describe your personal style
あなたのスタイルを一言で表すなら?
Shambolic
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うん?シンボリック?
違うなあ・・・。
シャンボリック・・・・・シャンボリックゥ??
わからん。
辞書を調べたら、「混乱した、 乱雑そのものの」とありました。
なるほど。
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あなたのスタイルは?
う?ん、メチャメチャかな。
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って感じでしょうかね。
自分の感性でいろいろなものをミックスしている
と主張してるのかな。
オシャレ上級者ならではの
乱雑なようでいて絶妙な統一感。
かの吉田兼好氏も
その名随筆「徒然草」のなかで
「物を必ず一具にととのへんとするは、
つたなきもののすることなり。
不具なるこそよけれ」
(調度品なんかを同一系統に統一するのは
美の感覚が鈍いんであって、
不揃いなのがむしろよいのだ)
と書いています。
(うん、芸術の秋にふさわしい引用だな)
700年あまりの時を越え、
日本とアメリカという国境も越え、
隠遁者とファッションエディターという職業の違いも越え、
脈々と受け継がれる
美の感性。
自分の好きなものを
心のおもむくままに集めて
その様子が魅力的で美しい。
ファッションにしろ
インテリアにしろ
究極、これですかね。
Shambolic、狙ってみる?
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