って言われるとうれしいけど、
ほんとは、なんにだって裏はあるもんです。
たとえば、魚。
そうですねえ。
サンマは、あんまりわかんないけど、
カレイには、はっきりある。
じっと海底にへばりついているからかな?
ちょっと腹黒い感じ。(白いんですけどね)
繁華街の飲食店にも裏はあります。
お寿司屋さんの裏側には
タオルや手ぬぐいが
ちょっと淫靡な白さで干してあったり。
中華屋さんの裏側には、
玉ねぎやキャベツの段ボールが
たたまれることなく散らばっていたり。
こうやって考えると、
裏は、表よりずっ?と雄弁。
フツーの家もそうですよね。
プランターとか健康器具とか
「一度はやる気になったものの放棄した」
挫折品の数々が山となっていたりするもんね。
そんな風景がたまたま目に入ると、
見ちゃいけないものを見てしまったような、
だからこそ、もっとじっくりと時間をかけてのぞき見して
その家庭の怠惰や倦怠や家族関係や経済状態なんかも吟味し、
つかの間の優越感に浸りたいような
誘惑に満ち満ちた裏庭。
これって、人間の外見でたとえるなら、
「背中側」ってことになるんでしょうか。
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