芸能人の「ご本人、登場!」が教えてくれること。


「ご本人の登場です!」

と、大々的に紹介されて、
かつてのスターやアイドルが登場し
当時のヒット曲を歌う番組がありますけど、
もう、明らかな「懐メロ世代」となった今では、
なんか、もう、すごーい、見ごたえありますね。

その歌い手さんが、

(1)「ちっとも変わっていない!キレイ!」と言われたいのか、
(2)自分の歌をしっかりと聴かせたいのか、
(3)そのどちらでもないのか

なんとなく、わかっちゃうんですよね。

先日も麻倉未稀さんが「HERO」を熱唱してらっしゃいましたが、
若いころより、ちょっと体が大きくなった分、
若いころより、ずっと声量が増していて
迫力があって、さばけていて


ああ、この人、歌を真ん中において生きてきたんだなあ。


と思いました。

華やかなことばかりではなかったでしょうけれど、
歌が人生の真ん中にあり、
その歌との関係が深まっているから、
年をとることをあまり恐れていない感じもして、
とっても、かっこよかったです。

麻倉さんは上記の分類では(2)になると思いますが、
女性歌手のなかには、(1)の人もわりに多いですよね。

そして(1)のタイプの歌い手さんが歌い終わると、
その他のゲストの人たちは異口同音に

「きれい?♪」
「全然、かわってない!」
「昔よりキレイになった?♪」

など称賛&賛辞の嵐で迎えるんですよね。

「あー、わたしも一度でいいから、言われてみたいよ」と
思わないといったらウソになりますが、

しかーし。

その女性歌手自身が、
「うわあ、変わっていない!」と言われたくて衣装もメイクも準備し、
「昔のまんま!きれい♪」という賛辞をこそ求めていることを
まわりの年下ゲストたちが察して、その期待に応え、


期待どおりの賛辞を贈ってあげている「優しい雰囲気」


を薄々、いや、はっきりと感じることも多いです。

そして、「うわあ、変わっていない♪」と言われて
うれしそうにしている姿を見ると、
わたしは、同世代として、
その女性への関心をなぜか、かなり、なくしちゃうんですね。
(嫉妬とか羨望とはビミョーに違うんです、これが)

少し話がずれますが、
酒井順子さんのエッセイ集
「駆け込み、セーフ? (講談社文庫)」のなかの
「若作り、その危険な誘惑」に、
ダイエットしてハイパー上機嫌になっている友人の顔が、
びっくりするほど老けているのを目にして、


友人があまりにおばさん臭い顔をしている時、
「ちょっとそれってどうなのよ」とは言うことができるのです。

しかし、「私はこれでイケている」と信じて
若い格好をしている友人に対して
「イタいんですけど」とは決して言うことはできない。
そんなことを言ったら、友人の心の中の
どこか大切な部分を傷つけてしまうことになりそうで。


と書いてらっしゃいます。

そうなんですよね。
目の前の人の「心の中のどこか大切な部分」は、
よほどの意地悪でない限り、
だれだって傷つけたくないんですよね。

だから、


心の真ん中に「若く見える自分」を置いちゃうと、
まわりは、そーっとそーっと、
傷つけないように黙っちゃう。
称賛があまりに嘘っぽくなると、
あとは、優しい沈黙で包み込む。


それをこそ、「敬老の精神」というのかもしれません。


【関連記事】だからこそ、「お若いですね」が最強のほめ言葉になるんですよね♪
「若く見える」バトルは永遠なり。

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長大な巻物のようになっていますが(笑)最古記事から読んでいただくと面白いですよ?うわめづかい

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