自分の「見せたいところ」と
他人が「見たいところ」は違うんです。
たとえば、
だれかを自宅に招いたとして
自分は「好きで集めた世界のインテリア小物」や
「さりげなく積んでおいたオシャレな画集」なんかを
ぜひとも見てほしいと思っていて、
相手もきっとそこに注目するに違いない・・・と
上流マダムみたいに嫣然と微笑みながら
優雅に室内に招じいれたにもかかわらず
そこらへんはごっそりスルーされ
「あ、いや?ん!わたしも買った?、この食パン。
駅前の店で100円やったよね。激安やんなあ」
と電子レンジ上に乱雑に置いておいた安売りパンに
熱烈な連帯感を示されたり、
「いや?、まだ食べてないねん!わたし!
この『食べるラー油』。ほんまにおいしいん?」
と冷蔵庫にしまいわすれていた調味料に強い関心を示され、
思わず「ちょっと食べてみる?」と
テレビで見かける北海道あたりでイクラやウニを売っている
公設市場の親切なおばちゃんみたいに
ジャーのご飯を茶碗によそって渡してしまったり・・・と、
どうにもこうにもまったくもって予想だにしないところに
熱烈な関心や共感や批評を与えられた経験。
皆さんにはありませんかね?
これこそが、
「招く人と招かれる人の着眼点相違の法則」(←Carina発見)
なんですね。それは、
自宅に招く人は、非日常のモノを見せたいと欲し
招かれる人は、日常のモノを見たいと欲する。
という法則なんですが、
●非日常のモノとは…花、絵、小物、写真、作品、本、賞状、トロフィー、アルバム、客用食器、客用お菓子などなどなど
●日常のモノとは…日用品、家電製品、台所や洗面所で使用されている諸々
などなどなどですかね。
花や絵画や書や陶器や栽培難易度の高い植物などは、
「同好の士」や「目利き」を招けば、
そりゃもう時間を忘れて盛り上がること必至なのですが、
往々にして、招く人と招かれる人の好みや趣味は異なりますから、
(1)あちこちに絵やアンティーク人形が目に入る。
↓
(2)だれの絵か、どこの人形か皆目見当がつかない
↓
(3)下手にそのことに触れて高尚な会話になっても困るし、面倒だ
↓
(4)であるならば失礼にならないように
「うわあ、きれいな絵?。お人形も?。そうそう、ところでね・・」
と、さらっと上っ面を撫でるように褒めるだけ褒めておいて
可能な限りすばやく話題を替えてスルーしよう。
という流れになるのが一般的ですね(違う? 笑)
ですので、もし、
自分自身の「こだわり」と「財力」と「美意識の高さ」とを
反応の鈍い来客にも
いかんなくプレゼンテーションしたいと願うならば、
洗面所にさりげなく置いておく
日常使いのスキンケア化粧品
なんかをチョー高級にすると、
ものすごく効果を発揮するのではないでしょうか。
そもそもトイレや洗面所は
来客が正々堂々何の遠慮もなくたった一人で
空間の隅々に至るまで視線を走らせ
自身の生活レベルや清潔度との比較検証に心ゆくまで没頭できる場所ですので、
スキンケア化粧品だけでなく
ハンドタオル類
ソープ類
その他、小物類
などを整然とさりげなさを装ってディスプレイしておけば、
「こだわり」と「財力」と「美意識の高さ」を
雄弁に物語ってくれるに違いなく、
来客も心なしか肩を落として
リビングに戻ってきてくれるに違いありません。
嗚呼、しかし、もしも、
極めて残念なことではありますが、
今、これを読んでいるあなたが、
洗面所にさりげなく置いておく
日常使いのスキンケア化粧品がことごとく安物
という場合は、
(1)労をいとわず、すべてを詰めかえて出自不明にする
(2)トイレや洗面所から来客が
意気揚々と出てくることを甘受する
のどちらかを選ぶしかないと言わざるを得ません。
わたしも不本意ながら(2)でやってきましたが、
・この家は居心地がいい
・なんだかとっても気安い・安心できる
とこれまでのところ大変に好評をいただいています。
なんだかみんな意気揚々と楽しそうなので、
「いったい何がそんなに安心できるのか」
とは聞けずにいますけどね(笑)
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いつの間にか陥る「放置グセ」。
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長大な巻物のようになっていますが(笑)最古記事から読んでいただくと面白いですよ?

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