「人生はどっちにしろ後悔する」理論

かなり前のことになりますが、

中学生の娘がものすごーく落ち込んで
日ごろ、まったくもって用心深く観察していない母親の目から見ても
「むむ。どうやら失恋したらしい」と察したときには、(そのときの記事はこちら

叶恭子さんの著書、「叶恭子の知のジュエリー12ヵ月 」(よりみちパン!セ)
わからないよーに、おもしろくてたまらんよーに勧めましたが
(↑本当にこの本は、「学校で一人ぼっち」「親とうまくいかない」
「自分の顔がブスでイヤ」「整形したい」などの悩みに誠実に答えてくれる良書です)

もし、これから先。
娘がまた大ーーきく悩むことがあれば、
中村うさぎさんの著書
「生きる…悩み相談で解き明かす「人生って何?」 をこそ
推奨しようと心に決めたCarinaです!



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↑この方ですね。


中村さんの「ショッピングの女王」としての歩みや
「ホスト狂い」や「プチ整形」や「本格整形」や
「デリヘル嬢として働く(そういえば源氏名・叶恭子でした)」などの
果敢かつ真面目すぎる軌跡は
わたしのように自分の欲望に対して中途半端にしか向き合わず、
それだけに、いつもプチ欲求不満なまま
オンナ期を終えようとしている人間には、
到底マネできない、ヒリヒリするような荒行ですが、

それだけに、この「生きる」という本は、
女性向け人生相談の白眉ですぞ。
(興奮して言っていますが、
新刊でもなんでもなく2004年の本なんですけどね。
昨日、読んだところなので。おゆるしを)

恋愛やら結婚やら人間関係やら
あれこれの悩みに答えているんですが、

たとえば、C子さんのこんな質問。


(妊娠し)来月結婚します。(中略)(彼から)帰ってきた第一声は、
「ウソだろ!」でした。が私が迫り結婚することになったのです。・・・
彼は完全に冷めきったような態度なのです。結婚なんてどうでもいいみたい。
わたしの出来ちゃった婚は、いまからでもやめたほうがいいのでしょうか?



うーん。どう答えますか。
「やめたほうがいいよ」って言う?
なんか、もう、もんのすごい苦労しそうだもんね。
難しいなあ。相談されたら、悩むなあ。
自分の娘だったら、余計、悩むだろうなあ。

で、中村さんですが
「その不安はよくわかります。
自分自身の問題ではなく、子どもの問題でもあるから
よけいに失敗を恐れる気持ちは強いでしょう」と共感した上で、


中村の「(人生は)どっちにしろ後悔する」理論に従って
「結婚した場合の後悔」と
「結婚しなかった場合の後悔」を
比較検討してみましょう。



と提案し、独特のフランクな言い回しで
どの「後悔」がもっとも辛く受け入れがたく、
どの「後悔」がもっとも受け入れられるかを検討するのです。


そして


(C子さんがどうするかはC子さんの決断に任すとして)
私はきっと子供のために「結婚」してみるな。
ただし「離婚」を視野に入れた「結婚」です。


そのあとグッとくるエールが書かれていますが、
長くなるので割愛(ごめん)

よし。娘にも、そんなことがあれば、
この方向からアドバイスするぞ。


「人生はどっちにしろ後悔する理論」にのっとり、
「どちらの後悔が受け入れやすいか」の観点から
問題を整理し、比較検討して態度を決める。


人生への向き合い方として、
ヒジョーによろしくないですか。
わたしは、よろしいと思うよ。


その他にも、

・仕事も好きじゃないし、結婚もしたくない。こんな怠け者、どうすればいい?
・交際中の彼氏が一度もエッチしない。好きな男と寝たい、という願いは捨てるべきか。
・45歳で初めて妻以外の女性を好きになった。どうすればいいか。
・何事も続かず、やる気のなさすぎる私。溌剌とした気分がなくて悩む。
・お調子ものでハイになって後で後悔する私がイヤ。


などなどの悩みに答えてくださっています。
「悩みの整理術」として大変すぐれいるので、気持ちが片付きますよ。


最後に。


正直言ってあなたは「自分のことしか考えられない女」です。
自分以外の人間にも「心」があるということを
理解も斟酌もできない幼児。
認識できるのは、自分の欲望と自己愛だけ。(中略)迷惑だなあ。



と唯一バッサリと切り捨てられた相談もあります。
中村さんの根源的な真面目さが言わしめたセリフ。
どんな相談に向けられたものかは、ご想像におまかせしましょう(ごめん)。

というわけで40代クライシスにも効能あり。
アマゾンにリンクしていますが
わたしは図書館で借りました(笑)節約主婦。


悩み相談で解き明かす「人生って何?」 生きる悩み相談で解き明かす「人生って何?」 生きる
(2004/01/22)
中村 うさぎ

商品詳細を見る




【関連記事】今日は本の紹介つながりで。ボビー・ブラウンの著書、好評でした。↓
アンチエイジングをどう考える?

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「暗さ」が育む生命感もある!

ポール・スミザー氏の
「日陰でよかった!」という、
庭づくりの本がもんのすごく面白かったので、
「宝塚ガーデンフィールズ」内の
氏がデザインしたナチュラル・ガーデンに行ってきました。

ナチュラル・ガーデンというと、
かの有名なターシャ・テューダーさんの庭が思い浮かんだりして
「憧れの庭」なんてことになり、丁寧な暮らし・・・なんてことになり
夢はどこまでも広がるのですが、

しかし。

よーく見ると、
というか心を落ち着けて冷静に見ると

このナチュラル・ガーデンを構成する「スター植物」たちは、
シダ各種
コケ各種
イネ科雑草各種

を中心に、

ギボウシやクリスマスローズやヤツデやドクダミなどなど
やや「地味」、見方によっては「陰気」な植物たちが、
湿り気のある暗い土地に
ワサーっと、モリモリーっと
「このなかにはいろんな虫を隠しています」
「はい。足をふみこんだらジメジメしていますよ」と
絡み合いながら、のたくりあいながら
じっとりと見つめているような雰囲気で、
モリモリモリモリと繁茂しています。


CIMG2088_convert_20110606170119.jpg
↑それでも、もちろん「考えられた繁茂」なので美しいですけどね。


「この風景、どこかで見たぞ~」と思ったら
長崎の実家の裏庭でした(笑)
(ただし「考えられていない繁茂」)

うちの姉が毎回、その、あまりの繁茂ぶりに
「シルバー人材センター」に電話して、刈りつくしてもらい、
草という草を根こそぎとってもらい、
ビニール袋にギューギューに詰めてもらい、
どこかの月極駐車場みたいにスッカラカンにして
ようやく清々するような雑草たち。

「どくだみの、あの匂いも、全部好かん!やっとすっきりした!」
と腰に手を当てて仁王立ちし、
してやったりと一気飲みするのは買ってきて煎じた「どくだみ茶」(笑)。


というわけで、

ポール・スミザー氏のシェード・ガーデンは、

湿り気のある日陰のもつ、
始祖鳥の声がどこかで聞こえてくるような、
正体不明の蟲がうごめいているような、
繁茂するエネルギーがわたしに伝染して
どこかが痒くなってくるような、
そんな「ザワザワした感覚」を呼び起こしてくれました。


ガーデニングと雑草は地続き。


こうやって書いてみると至極当たり前なんですが、
なんか、ちょっと、思想として目からウロコでした。

無理やりこじつけますが、
わたしたちの心の中にある「ジメジメした日陰」も、
なんか、いろいろ生みだしているんですよ、きっと。


湿った日陰は、生命力の源。


「日陰の庭」も大事に、美しく育てましょうぞ。
陰気な部分があっていいんです!庭も、人も。


CIMG2092_convert_20110606170150.jpg
↑もちろんこんな甘美な空間も♪
まあるいアリウムがたまりません。



【関連記事】ガーデニングから思いついた記事。もんのすごい昔の記事です(^^)↓
おしゃれのベストバランスは?

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眠れない夜・・・という危険地帯。


夜、目が覚めてトイレに行って
(↑これがすでに老化現象)
布団のなかに戻ってきて、
そのまますんなりと眠れることもあれば、
なんか、ちょっと、眠れないこともあります。

夜中の2時とか、そんな時間。

部屋を明るくして本を読むには
目が闇に慣れてしまっていて億劫だし、
もう少し、しっかりと眠っておきたいし・・・と
目をつぶってじっーとしているときが、
危険ゾーン!

具体的な何かを「考える」とか
明日の何かを「悩む」とか
そういう理性的な脳の働きではなく、


ひたひた、ひたひたと押し寄せる
「不安感の穴」に落ちてしまう危険ゾーンなのです。



枕に頭を乗せて、目をつぶったまま
声に出さずに、


・人生の残り時間をひっそりと数えるような
・別の人生があったのではないか、と後悔しても遅いような
・今、このときも、あっという間に過去になっていくような
・これまでの時間の流れがあまりにも早く過ぎ去ってしまったような


「ああ、これから一直線に老いていく、わたし」
という、いてもたってもいられないような感覚が、
水のようにひたひたと体全体に満ちてきて、
溺れてしまいそうになります。


いかん!いかん!
そっち方面に気持ちのチャンネルを持っていってはいかん!
と思いなおして、深入りしないようにしますけどね。


でも、


これから老いていく過程の
ちょっとした訓練のような、
自分の生命と自分の鼓動と、自分の寂しさには
この自分が向きあい続けるしかないような、
そんな覚悟を問われているような気もして、
マイナスにばかりは受け取っていません。


50代を目前にすることから
女性ホルモンが激減し、
不眠を訴える人が増えるようです。
更年期ストレスで不眠…効果的な対処法は?より)

もちろん深刻な不眠や
度重なるトイレなどは
一日も早く病院に行って相談するとして、

ときにジッと静かに眠れない夜を過ごす人は、
このわたしも、ときに、同じように、ジッと
眠れないまま過ごしていることを
思い出していただければと思います。

思い出してどーなるというものでもないので、
思い出さなくてもいいですよ、もちろん(笑)


【関連記事】ごく初期に正直に書きました。とても人気のある記事です。↓
40代。スタイルのある生き方へ。

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「写真の自分」に打ちのめされない方法。

最近は、デジカメで撮影してすぐに写真を確認できるので、
観光地に出かけた折など、
自分の写った写真をすぐに「どれどれ?」って感じで見てしまいますが、
「あー、そう。こんな感じなのね・・・やっぱりね」と
期待はずれな気分になります。

できれば、もう少し颯爽としていてほしかった。
できれば、もう少しほっそりとしていてほしかった。
できれば、もう少したるんでいないでほしかった。

つまりは、自分の描く自分像より、
実際の自分の「おばさん度が高い」ことに
一向に慣れることができず、
毎回、懲りもせず、すこーし、だけど、かならーず
ちょっと意気消沈するんですね。

なんといえばいいのでしょうか。


顔にロマンがない、といいましょうか。
皮膚にやる気がない、といいましょうか。
姿形が家事労働向き、といいましょうか。



いやいや。この左上に
堂々と顔写真を載せているわけですから、
読者のみなさんにしてみれば、今さら、
このわたしに「顔にロマンがない」といわれても
生温かく苦笑するしかないと思いますが(笑)

そこはそれ、自分はだれだってかわいいので、
どうか、広い心で見逃してやってください。

いやあ、でもね、確かに、
SDカードにたまりにたまった写真を
パソコンで順番に見ていったりすると、
あんなにガックリと肩を落とした数年前の写真でさえ、


まだまだイケてるじゃん!


と思うことがありますよ。


ああーーー。
こんなにイケてたのに、
なんで、オバサンなんて思って過ごしたかなあ。
ああ、もったいないことしたよ~。


と思ったりすることも。


ってことはですよ。
ここんとこ意気消沈&自信喪失している
あちこちで撮った写真も
いつか「あああっ、こんなにイケてる~!
自信無くして損した~っ」って
地団太踏む可能性もなきにしもあらず。

もったいない、もったいない。
そんなことではもったいない。

そこで考えました。

これから自分の写真を撮影し、
それを自ら確認する際には、つねに


「10歳上の目線」から見る、というのは
どうでしょうか!?



つまりですね。
わたしの場合だと、「60歳くらいの目線から見る」ってことですね。
そしたら、「う~ん。若い。キレイ!」と
自画自賛できるかもしれません。

40歳の人は、50歳の目線から。
60歳の人は、70歳の目線から見て、
「あー、若いねー、きれいだねー」っと褒めあげるのです。自分を。自分で。
意外にアンチエイジングに効くかもしれませんよーー。

馬鹿でごめんなさい。


【関連記事】写真つながりで、よければこちらもどうぞ♪
40代。写真にポーズは禁物!?

みなさーん。コメントのお返事、遅れていてすみません!
いつも拝見して喜んでいます。感謝です!ちゃんと返事しますからお待ちくださいね。
遅いけど、ちゃーんと書くのがCarina流←威張ってどうする


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他人は、私の「若い頃」なんてどーでもいいという事実。


前回の記事、「『写真の自分』に打ちのめされない方法。」では、
「10歳上になった気分で自分の写真を見る」という
おバカな方法を提案しましたが、


実は昨日、仕事先で、大きな発見をしました。


それがまた、
奇遇にも前記事の続編的発見で、
これはぜひともみなさまに報告せねば!と思った次第。

では、まいりますよー。
(大した発見じゃなくても怒らないでねー)

というわけで昨日、わたしはクライアントの女性(40代後半)と
お昼ごはんを一緒に食べたんですが、
「この週末、どんなことをしていたか」
というような話題になったんですね。

実は大阪は今、大阪駅近辺が
百貨店やファッションビルのオープンで
大いに盛り上がっていて、
彼女も、そこへ買い物に出かけたそうです。


「でもね・・・鏡に映る自分にがっかりですよ。
以前似合っていた服も似合わないしねぇ」



と、わたしが、このブログで
百年一日のごとく、懲りもせず、進歩もなく
年がら年中、ぼやき続けているようなことを
ため息まじりにおっしゃるではありませんか!?


「○○さんみたいなオシャレな方でも思うんですか?!」


大げさにならない程度に驚いたのち、
ほどよく相槌をうって
中高年女性の悲哀方面の話題で盛り上がったのですが

いや。ほんとに。お世辞でもなんでもなく、
わたしから見ると十分に
オシャレでキレイな方なんです。


なぜ、そう思うのか。


わたしは彼女の若いころを知らないからです。


そうなんです。
わたしは「最近の彼女」しか知らないし、
彼女といえば「40代の彼女」であり、
その彼女は40代後半の女性としては
十分に「おしゃれで美しい」のです。
わたしにとって「若いころの彼女がどうだったか」など
どうでもいいことなんです。


この週末。
伊勢丹の婦人服売り場の大きな鏡に映った「彼女の現在」を
一番、厳しくチェックして
一番、ガッカリしたのは、
「昔の彼女」を知っている「彼女自身」だったと思います。


だってその日、百貨店で接客したスタッフも
同じくショッピングを楽しんでいるであろうお客さんも、
道ゆく男性も女性も、老いも若きも、
「今、この瞬間の彼女」しか知らないんだから。

若いころと比較してあれこれ言う人なんて、
家族や幼なじみ、同窓生、かつての同僚ぐらい。
ほんとに少数です。
(無視しちゃってもいいくらい少数ですよ、地球上の人口から考えると!)

そういえば、わたしが街で見かけた女性を
「あ、あの人、素敵」と思うとき、
その人の「若いころ」のことなど想像もしないし、
これっぽっちも比較してないもんなあ。(そもそもできないしね)
現在の、その年齢の、その人として素敵だな・・・と思い、
あこがれたり、感心したりしているんですよね。


鏡に映る自分を一番、厳しく見ているのは、
若いころの記憶を持つ自分自身。



あたりまえのことですが、
これは、ちょっとした発見でしたー。

鏡の自分も、写真の自分も、
そんなに悪くないのかもしれませんよー。
若いころと比較しすぎなければね(気休め? 笑)


【関連記事】それでも若く見えるとうれしく、老けて見えると凹むよねー。
「若く見える」バトルは永遠なり。

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メガネ美人。アイメイクの5大法則。

このごろ、メイクに興味モリモリの娘(中学3年生)が
わたしが外出前でバタバタしているときなどに、

「お母さん、マスカラは?」とか
「お母さん、アイメイクそれだけ?」とか
「アイライン、すでに、にじんでるし・・・」とか
余計なことを、いろいろ言ってくることがありますが、
わたしの答えは、つねに、ひとつ。


「いいの。メガネかけるから」


ダメなんですねー。ほんとはねー。
そんなことじゃ。

メガネといってもサングラスじゃないんだし、
メガネごしに「目」は見えているわけだし、
その「目」に自信があっても、なくても(ありません)
メイクは必要なんですねー。

なんでもボビイ・ブラウン(BOBBI BROWN)から
7月1日にメガネをかけた目元をより美しく仕上げてくれる
アイパレットが、発売される
そうですよ。


色でなく、質感で目元に立体感を与えてくれるらしい。


ちなみにボビイによると、


メガネをかけているとき、


(1)アイメイクはシンプルなほど美しく見える
(2)目元は、ナチュラルなスモーキーで
(3)上まつ毛のキワだけにラインを入れる
(4)マスカラは上まつ毛に軽くつける程度でオーケー。
(5)黒縁メガネの場合、ホールはナチュラル。眉は薄めに



がポイントだそうです。

たしかに黒縁メガネの場合、
眉毛についつい力が入り、
やや隆々たる仕上がりになると、
「くいだおれ太郎」ライクな
得も言われぬ愛嬌が生まれてしまって困りませんか?(わたし固有の現象か)

そうそう。こんな感じ↓

kuidaore_convert_20110616164300.jpg


というわけでメガネの方は、
ボビイブラウンのパレットを買うもよし、
上記の5カ条を頭に入れるもよし、
ていねいなアイメイクで「美・眼鏡STORY」を手に入れてください。


CCF20110616_00000_convert_20110616163128.jpg

上記のスキャンが下手でくすんでいる写真は、
「暮しの手帖」に連載されている
宇壽山貴久子さん撮影による
「ワンピースの女」(2010年 8-9月号)からもってきたものです。

このシリーズは「50歳以上の女性のワンピース姿」を撮影していて
とてもよい感じ。

男性にもファンが多いようです(そんな男性、スキです❤)

写真の女性は、
シカゴ出身テキサス在住のバーバラ・バイクさん。61歳。
ワンピースはそこらへんにあるナチュ服にも見えるが、
なんのなんの18世紀の麻らしいですよ。

「アニーホール」のダイアン・キートンを思わせて魅力的。
メガネの下のメイクも丁寧でしょうか(笑)


【関連記事】メガネのおしゃれも楽しいですね♪こちらもどうぞ(*^_^*)
何歳から?ゴージャスな眼鏡の誘惑。

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オシャレの功罪を見極める。

こんにちは!Carinaです!
今日もブログに来ていただいてありがとうございます。

思えば、3月11日の東北大震災後、
その直後の記事を除けば、
これまでと変わらない軽い内容ばかりを書いてきました。
正直言って、あまり気乗りのしない日のほうが多かったです。

ファッションや美容についてだけ書くことは、
被災地の避難所に
マリー・アントワネットばりの膨らんだ頭と膨らんだドレスで
超ハイヒールをはき、ネイルをストーンで飾り立てて、
のこのこと出かける感じといえばいいでしょうか。
意図せぬコスプレ。
迷惑なフル装備。
役に立たない姫仕様。
しかも、この年で・・みたいな感覚です。


いやいや、もちろん、天下国家を論じる器じゃないので、
これからもファッションやオシャレや美容などについて
恐る恐る、どーでもいいことを書き連ねていくつもりではありますが、


洗練された都会を颯爽と闊歩するファッション


みたいなものから、興味が離れているのも事実なんですね。
(そもそも、できた試しがないという指摘もある 笑)


そんなとき、和歌山の梅農家から梅が届きました。


数年前から、びっくりするほど誠実な対応と
皮が薄くて実が柔らかい南高梅にほれ込んで
8キロほど買っているのですが、
今回、はじめてご夫婦の写真入りパンフレットが同封されていたんです。


ああ、よかった。


と思いました。


こんな人たちでよかった。


と思いました。


勝手な言い草で大変、申し訳ないのですが、
わたしが信頼して買いたいと思う、
「農家の人の顔」だったからです。

そうですねえ。
夫婦がお互いを「お父さん」「お母さん」と呼び合い、
食卓にはマヨネーズやポン酢がそのまんま置かれて、
ビールやお茶を飲むコップはバラバラで
盛り付けはおおざっぱだけど、バランスのいい手作りの料理が並んで、
部活を終えた高校生の娘さんなんかがジャージ姿で帰ってくる・・・
そんな人たち。

誠実な仕事とまじめな人柄と、
円満だけど、こだわらない暮らし。


勝手な想像なんですけどね(笑)


「天然生活」などの丁寧な暮らし派雑誌に登場する、
田舎在住オシャレさんでもよかったんじゃない?
と自問してみましたが、
うーん、やっぱり、そうじゃなくてよかったです。
そんな「キャパの狭さ」と紙一重の「今っぽさ」より、
この鷹揚さのほうがありがたいです。


オシャレや、こだわりは、
その人の美意識による取捨選択のたまものなので、
かならず「取捨選択」される緊張感を生みます。



この人は、これは認めるが、これは認めないのではないか。
この人は、これは好きだが、これが嫌いだろう。

というような緊張感ですね。

もちろん、それこそが洗練や美の源でもあるし、
この世の美しさの一部はそこから生まれているし、
美しいものを相愛でる愉しみも捨てがたいのですが、
それゆえに「洗練」や「美」には
相手にそれなりの緊張を強いることを知っておいたほうがよい、と思っています。


人間関係の緊張をなくすために、
「こだわりのないわたし」を選ぶ道だってある。



そんな風に思うとともに、
「都会的」ということばにも
距離を感じつつあります。


梅農家はこちらです。
娘さんは高校生ではなく、就職されていました(笑
南高梅完熟の品質はすばらしいです。


【関連記事】初期の記事ですが、どこかつながっているかもしれません♪
主婦が美しいファッションは?

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希望的観測はなぜいつも裏切られる?!

深夜のテレビ番組で島田秀平氏が、
芸人さんの手相を診断していました。

ソファに寝転んでいた姿勢を
よっこらしょと縦にして、
メガネを額までずり上げ、老眼にむちうって、
「どれどれ?」と掌を見つめ、

「カリスマ線は・・・」「あー、あるある」
「人気線は・・・」「あー、あるある」
「仕事線は・・・」「あー、あるある」
とあるある大辞典になって喜色満面のわが夫。
しかし、すでに52歳。


いつカリスマになるつもりなのか。
いつ人気を集めるつもりなのか。
いつ仕事でブレークするつもりなのか。


死後?


ま、それはさておき、
人間というのは、いくつになっても、
状況はどうであれ希望をもって生きたいものですね!


しかし。

そんなポジティブなムードに水をさすのもあれですが、
希望って、これといったカタチがないだけに曲者でもありますよ。


たとえば、夫婦そろってチョー丼勘定で
赤字なのはうすうすわかってはいるが、
家計簿にして数字を直視していないときの
直視していないことによる、
「なんとかなるさ」的楽観とか。


明日の試験、
教科書はちっとも読んでいないけれど、
読んでいないからこそ、
「やれそうな気がする!」的楽観とか。


自分の人生。プランは立てていないが、
プランを立てていないからこそ、
「大きなことが、できそうな気がする!」的自負とか。


ま、そういう類の
可愛い、人間味あふれる、憎めない希望的観測たち。



生まれて半世紀たって
このわたしにも、ようやくわかってきましたが、
そういった可愛い希望的観測は、
ほぼ、確実に、裏切られますね。


以前もご紹介しましたが、
このところ再評価の機運高まる梅棹忠夫氏は、
その著「知的生産の技術」で
カードを用いた情報整理について


わたしたちにはいつも
無限の世界とのつながりを
心のささえにしているようなところがあるらしい。

カードはその幻想をこわしてしまうのである。

無限にゆたかであるはずの
わたしたちの知識や思想を
貧弱な物量のかたちにかえて、
われわれの目の前につきつけてしまうのである。



と書いています。

カードの部分を、
家計簿とか、帳簿とか、
目標リストとか、スケジュール、行程表などに変えても
同じことがいえるかもしれませんね。


カードをつかうには、
有限性に対する恐怖にうちかつだけの
精神の強度が必要である。



ですって。ちょっと言い回しが難しいけども、
まあ、そのようなことのようです。



希望を現実に変える「強さ」って、
自分なりの「直視力」かもしれませんね。




ほら、冷蔵庫を直視して書いた「買い物メモ」だって、
あるとないじゃ大違いじゃないですか。
直視しましょう。手相もいいけど、できれば手相以外も(笑)。

----------------------------------------------------------

前回の記事「オシャレの功罪を見極める」には
たくさんのコメントありがとうございます。
何度も読み返しました。
やさしい心遣いを感じる文章ばかりで、本当にありがたかったです。
「装うこと」「こだわること」については
目下、発酵&熟成中です(笑)また記事にしますね。
そうそう。あっころさんは、ブログで記事にもしてくださいました。
よければ、お読みください。


【関連記事】ウメサオタダオ展以来、凝ってます。こちらも触発された記事です♪
「なんのために?」の発想が邪魔をする。

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「好き」の持つ、説得力。

昨年の春、ローマ旅行のお土産として
なんか、よくわからんまま「これでよかろう」と買った、
アーティチョークやバジルなどのペースト状瓶づめを
仕事でお世話になっている男性Aさんに差し上げたのですが、


「いやあ、いただいたペースト、うまかったです!」


と1年もの月日を経て、
ついこの間、丁重にお礼をいわれました。

「あ、ああっ!そ、そうでした?・・・すみません!」
とあまりに突然のことに恐縮し、
「あんなもので、そ、そんな丁寧に・・・」という意味を込めたら、
なぜかおかしな勢いがついてしまい、
必要以上に平身低頭してしまった、わたし。
つくづく不意打ちに弱い女です(-.-)

それからですね。
彼が休日に子どもたちにふるまった手料理を
ケータイの写真で見せてもらったんですが、
はっきりと見えなかったものの(老眼だから)
なかなかのものだった(ように)思います。

大きめの白い皿の中央に、
彩りよく盛りつけられた
ヌーベル・シノワーズ風料理の数々・・・。

そして、

・片栗粉は、本当によく働く。
・パプリカは色によってビミョーに味が異なる。
・レストランは「野菜料理に仕事をしているか」が大事だと考える。


など、グルメ話にしては
比較的、どーでもいいというか、
その分だけ嫌みがないというか、
そんな話題に花が咲いたのです。


A氏(重々しく)「片栗粉は、肉の下ごしらえなんかにも使えます」
Carina「そうですね。お弁当のときにもがんばってくれます」
A氏「お弁当ですか」
Carina「はい。お肉の脂が固まって食べにくくなるところを、
片栗粉のとろみが救ってくれます」
A氏「なるほどね~。働きますね、片栗粉は」
Carina「働きます、片栗粉は」



と全国の台所で静かに出番を待っている
片栗粉という名のジャガイモ粉が聞いたら
泣いてとろみをつけちゃいそうな話です。


そして、


いやあ。やっぱり人生は、
食べることが好きなほうが楽しいですよね。



という結論にいたったのです。

たしかに。
会話の真ん中にも、こんな風に「好き」があると楽しい。


同じように

人生の真ん中にも「好き」があると楽しい。


いや。真ん中じゃなくても、
こう、人生のなかに「好き」を見つけて、
それが「好きなんだ」と自分が認めてあげて(意外に難しかったりしてね)
その「好き」を目いっぱい大事にしてあげることが、
幸せを左右するんですよね。

「なんで、あんな男の人と別れないのよ!」とか
「なんで、おかしな格好ばっかしてんのよ!」とか、
「なんで、お金にもならないのにやってんのよ!」とか、
そういった周囲があきれる困った状態も、
「ああ、好きだからね」とわかったとたんに
仕方ないものとして認められちゃったりして。


「好き」ってのは、
「他人を説得する最強の武器」でもあるんですね。
しかも、嫌みなく。



あれー。みなさんの反応の大きかった「オシャレの功罪を見極める」の
続編みたいなつもりで書いたんだけど、どうだろか?
片栗粉礼賛だけが印象に残ったりしてそうで、やや不安。
片栗粉、好きすぎか(笑)


【関連記事】「好き」つながりで持ってきましたが、どーでもいい記事です(笑
好きなタイプの「答え方」でモテる!

こちらから過去記事一覧をご覧いただけます。
長大な巻物のようになっていますが(笑)最古記事から読んでいただくと面白いですよ?うわめづかい

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「お勉強」を断捨離する!

歴史モノとか伝記モノとか
めったにないけど哲学モノとか、
そういった系統だって書かれた力作を読んだりすると、
つい、


このまま読み流してしまってよいのか?


という不安がよぎることがありませんか。

学生時代にそれなりに通過してきた、
受験勉強の後遺症でしょうかね。

マンガや雑誌やミステリー小説なんかだと
こういう症状が起きることはあんまりないので、
歴史モノ、哲学モノ、伝記モノ、自然科学モノなどの本の醸し出すムードが、
なんとはなしに中学校や高校のときの
「教科書」に似ているせいかもしれません。

いつものようにクッションを枕にゴロンと寝転がって、
片方の膝にもう片方の膝をのっけて
膝から下をぶらぶらさせながら読んでいると、


むむ。これは、机に向かって読むべきじゃなかろうか。
当然、スタンドの電気もつけるべきじゃなかろうか。
背筋は伸ばしておくべきじゃなかろうか。
ノートに書き写したほうがいいんじゃなかろうか。
ラインマーカーも用意しておくべきじゃなかろうか。
重要単語はカードに書いて暗記じゃなかろうか。


威儀を正せば、こうなる↓


benkyou_convert_20110627151855.jpg




「遊び」が「勉強」になっちゃう瞬間ですね。


おまけに、最近のわたしは、
「永遠の都ローマ物語―地図を旅する」という
シャイエさんという男性が5000時間かけて古代ローマをイラスト化し、
それを奥さんが3000時間かけて彩色したという
夫唱婦随渾身の超大作であるにもかかわらず、
ほぼフルカラーで2800円(税別)!というファン垂涎本を片手に
塩野七生さんの「ローマ人の物語」なんかを照らし合わせて読むのに、
もんのすごくはまっているんですが(長くてごめん)


サンピエトロ寺院のオベリスクは
カリグラ帝がエジプトから運ばせた



なんて一文を見ると、もー、


書いておかねば!覚えておかねば!


という切羽詰まった気分になるんです。


でもなあ。ノート引っ張り出すの面倒だしなあ。
そんなことやりだすと決まって続かないしなあ。
「そもそもさあ、なんで覚えておかなくちゃいけないんだろ?」

改めて自分に問うてみました。
そしたら、わかったんです。


うんちくを披露するために覚えておきたいのでした。


この読書によって得たもろもろの知識を脳に焼き付けておいて、
効果的に第三者に披歴し、
知識の有効活用を図りたいのでした。

そうですねえ。たとえば、
(1)誰かとイタリアに行き、
(2)ヴァチカンに行き、
(3)サンピエトロ寺院に行き
(4)「ほら、あれは、悪名高い皇帝カリグラがエジプトから持ってきたのよ」
と説明してあげたいわけです。
(いつ!? だれに!)

うん?この欲望、覚えがあるぞ。と思ったら、
捨てられない山ほどのモノを前に
「ああ、今度、こんな機会があったら使おう!」と
千に一つもないチャンスを想定して
押入れに再びしまい直す気持ちに似ていました。


というわけで、


そうか。自慢したいだけか。
じゃあ、勉強やめー。
ノート、必要なしー。
暗記やめー。
ごろ寝で読むべーし。
忘れてよーし!


という明快かつさわやかな結論にいたりました(笑)


遊びは遊びのまま、
どこまでも気楽に、ながく愉しみます。


これもひとつの断捨離。


【関連記事】わたしの姉もまじめです。古い記事ですがどうぞ♪
40代以降、マジメが身を滅ぼす!?

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