これは、近眼の人に限ってなのかもしれませんが、
老眼のやっかいなところは、
何とか、それなりにやっていける。ところにあるんじゃないでしょうか。
以前にも書いたような気もしますが、
同窓会に行くために
数人の友人と待ちあわせたところ、
親切で、何事も段取りのいいH君が、
「ちょっと待って」といってポケットから地図を取り出し、
めざす居酒屋さんへの道順を確認しようとしてくれました。
ところが、めがね男子であるところのH君のめがねは、
近眼用のメガネであるため、
縮小コピーされた地図の文字が見えにくいらしく、
H君は、グっと厳しい表情になって
首を、こう、顔面が地面と平行になるぐらいの角度にまで曲げ、
そのままの状態で目をかっと見開いて
その前傾姿勢によって生じた、めがね上部の隙間から、
本当は朗らかな人なのに、なぜか疑り深そうな目つきになって
眼圧を一気に高め、地図を解読しようとしています。
しかし、もう薄暗い時間だったため
その状態では見づらかったらしく、
「んもうっ!」という感じで
やや荒っぽくメガネをはずして、
今度は、顔も地図も地面に垂直な位置より、さらに光さす方向に傾けて
鼻の先端が地図にぶつかるぐらいまで
顔面を肉迫させて細かい文字を読み、
道順を確認してくれました。
ご尽力、痛み入ります。
この
(1)めがねの上部にできた隙間から細かい文字を読む
(2)めがねを外し、対象に肉迫して細かい文字を読む。というアクションはどちらも老眼のなせる業、
しかも「近眼の人が老眼になったときにやってしまう業」であり、
わたしも、あのとき地図を見ようとしたらば、
H君と寸分違わぬアクションになったに違いありませんが、
だれがやっても、お年寄りテイストをたっぷりと醸し出すアクションではありますね。
近眼でない人なら、
対象をぐぐーっと「そ、そんなに離すの?」と
周囲がびっくりするくらい目から遠ざけ、
グッと眉間にしわを寄せて見るってことになるでしょうか。

さらに、最近では
屋外でスマホの画面を見ることが増えましたから、
めがねのレンズだけでなく
その上部の隙間を利用する機会が激増しています。←わたし
いずれにしろ、
老眼というのは、
老眼鏡がなくても
それなりに、やっていけるゆえに、
ちょっとした不便と
かっこ悪さが続くんですね。なーんて思っていたら、
仕事先で男性(40代半ば)が
手元の資料を読むときに
「ちょっと失礼~。いよいよ老眼鏡、買ったんですよ」と言って
角ばっためがねを取り出してかけ、
「どれどれ?」という感じで資料を読み始めましたが、
何か、こう、急に、ぐっと、知的な人になったような、
あら、本腰入れて資料を読むのね、熱心なのね、
と感心してしまうような雰囲気が醸し出され、
めがねの変身パワーの大きさを感じました。
なかなかによろしかったですよ。
あれですね~。
老眼への対応は、早めのほうが
かっこよろしいようですね。
これまでめがねを使ってこなかった方は、
ぜひ、老眼鏡の新規投入によって、
瞬間変身パワーで周囲を悩殺してください。
わたしも、もう、何だか疲れるから
遠近両用コンタクトをまったく使わなくなったので
遠近両用めがねにするか、
どちらかのめがねを常時首からぶら下げておくか、
頭に乗せておくか、
ルーペをポッケに入れておくか、などなど
対策を考えまーす!
ありゃー。
前回の記事で紹介した本から、
もっと役立つ「めがねの選び方」なんかを
まとめて書こうと思っていたのに、
H君の話で長くなってしまいました。
めがね談義、もう少し続きまーす(*^_^*)
【関連記事】くだらん記事ですが、よかったらどうぞ♪
老眼に思う、「老い」という初体験。
★こちらから過去記事一覧をご覧いただけます。
長大な巻物のようになっていますが(笑)最古記事から読んでいただくと面白いですよ♪
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