何も言わず、生き方が変わるとき。


わたしがまだ演劇を完全にはやめていないとき、
自治体などの依頼で、
演技や照明やもろもろのワークショップを
友人たちと開いていました。

今から、15年ほど前のことです。

そのホールでも
何度か地域の人を対象に
ワークショップを行っていたのですが、
その担当だった30代のきれいな女性が、
別れ際に、突然、


敷地内の小高い場所で
月をめでる会を開きたいと思う。
そして、ともにある幸せを味わいたいと思う。


と言い、わたしたちにぶあつい企画書を手渡してくれました。


とても感じのいい、良家のお嬢様風の人で
どちらかというと口数の少ない人だったので
わたしたちは驚いて(3人でした)
その熱い口調と
思いのほとばしる、
やや饒舌な企画書を少しもてあますような気持ちで
持ち帰りました。

その後、喫茶店で、
わたしと、もうひとりの男性は、
お金にならない感じだし、やらないほうがいいんじゃないの?
と、露骨に気乗り薄でした。
面倒だったし、ボランティア的情熱に
当時は正直、うんざりしていたんです。

残るひとり(女性)は、
「いかなる場合であれ、熱い訴えに心を動かされる。
ただし、仕事の段取りはあんまりよくない」というタイプだったので
直接、その担当者ともう少し話してみる、
という感じだったと思います。
(彼女はその後、大車輪で会の実現に奮闘します)


月をめでる会は、
ダンサーや音楽家を招き、
華やかに開かれました。


30代のきれいな担当者の女性が
乳がんの発病をきっかけに、
その会を企画したと知ったのは、
大車輪で奮闘した女性を通じてのことでした。


あああ、わかんなかったな。


と思いました。

その30代の女性は、
最終電車を降りた駅から乗った乗合タクシー内で
見知らぬ中年男性にも自分の企画趣旨を熱く語り、
メンバーとしての参加を募り、
その男性の心を動かし
参加メンバーになってもらったとも聞きました。
すごいバイタリティです。
(男性は、とてもいい方だったので
人を見る目もすごいなと思いました)


この女性もそうですが、
わたしのまわりにいる人で、
「世間的に重いとされている病気」にかかった人はみな、
積極的に病について語らず、
笑顔で闘病しているように見えます。


相手が自分に対して気を遣うことに配慮し、
相手との関係に「病気」が色濃く反映することを避ける。
いや、きっとそれだけでなく、
さまざまなことを考慮したうえでの「笑顔」なんだろうと考えます。


「おしゃべり会」でも病気や闘病という言葉が
とても、さりげない感じで使われていました。
相手に気を遣わせない、
「大変でしたね」と言わせないような
ごくさらりとした感じです。

会がお開きになる寸前、
参加してくださっていたYさんが
乳がん検診推進活動「ももいろリボン活動」の話をしてくださいました。
このときもまた、ものすごく控えめな笑顔で。

そして、その後、メールをいただきました。


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私自身、2年前に乳がんに罹患しました。(45歳のとき)
(中略)ブログのイメージを損なうことなく、
健康について書かれるコラムがあるときにでも、
ひとこと、女性の皆様、ぜひ乳がん検診に行ってくださいと
軽やかに言って下さいましたら嬉しいです。
他力本願で申し訳ありません。

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記事にしますと約束してから
どういう感じで書こうかと考えていたら、
もうこんなに時間がたってしまいました。

Yさんの参加する「ももいろリボンプロジェクト」は、
「ピンクリボン活動」とは少し異なり、
一人ひとりが日常の暮らしのなかで
身近な人に検診の大切さを訴える活動です。

この活動を中心となって推進する医師のサイトもどうぞ。

Yさん。

あの後もメールでいろいろとお気遣いいただき、
こちらこそ、申し訳なく思っています。
ところどころに散りばめられた「お茶目」な言葉が
うれしかったです(^_^)/

記事の内容に補足などがありましたら、
コメント欄もご利用くださいね。
これからもよろしくお願いします。


【関連記事】「おしゃべり会」の開催まで&その後は、こちらのカテゴリで♪
おしゃべり会について

こちらから過去記事一覧をご覧いただけます。
一覧のページがすでに2ページになっていて自分がびっくり♪
リンク切れなどもあると思いますが、よかったらどうぞうわめづかい

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