昔は、「寝間着」と「普段着」の間には
はっきりとした違いがあって
パジャマは、パジャマ。
ネグリジェは、ネグリジェ。
それ以外のときに着ていたら
「いつまで寝間着、着てんの!?」とお母さんや近所のおばちゃんに
「だらしない人認定」されるという感じでした。
それが、段々と、
リラックスウェアとか、
ワンマイルウェアなんか登場してきて
パジャマらしくないパジャマ、
ネグリジェらしくないネグリジェが
あちらこちらで見られるようになりました。
(ネグリジェって言葉がもう死語なんですかね?)
そのように台頭してきた「らしくない寝間着」にも
ある種の傾向というものはあって、
ユニクロなどでセットアップされて売られているものは、
「ちょっと色の薄いTシャツとパンツ」(上が白系、下がグレー系とか)
「無地やストライプなど主張が薄めの柄モノ」
「ちょっと生地の薄いキャミソールとショートパンツ」
なんかが多くて、
普段着風ではあるが、
メインの用途は、「寝間着」だと
なんとなーくわかる。
という、ちょっと、服として気合の入っていない、
ボンヤリとした雰囲気を醸し出しています。
もちろん、それはそれで
まったく問題ないのですが、
そのような「らしくない寝間着」が
わたしのような「だらしのない人」のところに来ると
どのようなことが起こるのか。
実は、これまでにはなかった
(昭和のネグリジェ黄金期。頭にカーラー装着期にはなかったはずの)
ゆゆしき事態が出来し、
常態化してしまうことがわかりました。
それは、
(1)寝間着というより、「夜間早朝オール着」になっちまう。
(2)Tシャツとパンツという組み合わせに似ているため
いつの間にか、「他のTシャツ、他のイージーパンツ」などが混入し、
「寝間着」と「普段着」の境界があいまいになっちまう。
ということです。
えっと、ですね。
(1)は、そのまま、
「あ、カリーナさん、だらしないのね。
前夜の風呂上りから翌朝の掃除終わりまで着ているのね」
という理解と「だらしない人認定」でいいんですが、
(2)はですね。こういうことです。
------------------------
ユニクロ製リラックスウェア、
Tシャツとパンツのセット2つを順繰りに着ている。
↓
1つのセットのTシャツのほうが古くなる。
↓
買おうかなーと思う。でもパンツの方は使えるなあーと思う。
↓
あ、タンスの中に古いTシャツがあるな。
↓
これ、寝間着にしようかな。
↓
そうだ、そうだ。寝間着にしよう。
↓
当初のセットとは異なる組み合わせで着用する。。
-----------------------------
という具合に、
「パジャマらしいパジャマ」の時代なら決して起きないであろう
「古い普段着」と「古い寝間着」の間のボーダレス化が
知らない間に進むのです。
そして世界経済のボーダレス化をみてもわかるように、
いったん障壁が取り除かれ自由化されると、
モノの流れは過激なほど急速に進みますから
娘の古いTシャツを発見!→わたしの寝間着へ。
自分の古いタンクトップを発見!→わたしの寝間着へ。
という動きが活発になり、
わたしの「寝間着」は、
「家庭内リサイクルセンター」と化す。
この後は、細かく切られて
掃除用ボロ布へ・・・という流れを想定すれば、
優秀なエコ生活、
布資源の理想的有効活用、
慎ましい主婦の鏡、
といえなくもないような気がしますが、
夜、という、
ときに甘美とされる時間を
リサイクルに費やしていいのか。
いいような、
ダメなような。
いや、まったくもってダメなような(笑)
というわけで、当人、十分に問題を自覚しておりますので、
甘美な夜をおすごしのみなさまからの
コメントは、謹んでご遠慮させていただきます。(頼んだよー)
【関連記事】ま、相も変わらず「間に合わせ」発想から脱していないということで(笑
脱!服も暮らしも「間に合わせ」。
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