「何歳から入会できる」特典のビミョー感。

以前も書いたことがあるんですが、
1年ほど前、郵便局に行ったときのことです。

窓口に座る、感じのいい女性は、
にこやかに応対してくれて
郵便物を受け取って領収書を渡してくれた後に、
「ああ、そうそう!」というように
いそいそと立ち上がり、
奥の棚のようなところに行って
さっと迷わず一枚の紙を手にして戻ってきて椅子に座り、


少し上半身をかがめるようにして、


「保険にはお入りですか」


と秘密を打ち明けるように尋ねてくれました。

その手には、郵便局で手作りした感じの
モノクロコピー、A4サイズのチラシ。


50才で保険に加入された場合。


と、その世代の老眼をおもんばかってか、
大きく書かれてあり、
50才で加入したときの
月々の掛け金がきちんと表になっていて
善良そうな女性のイラストが、
大きくうなづいたり、
片足を上げて両手を胸のところでギュッと握ったりしています。


「ああああ、保険には入っているんで・・・」
とゴニョゴニョ言いながら、
ニコニコしたり、お辞儀したり、首を横に振ったりしながら、
そのチラシをカバンにツッコんで帰ってきました。

1年前のわたしは、49歳ですから、
チラシを持って帰ったあと、
熟考に熟考を重ね、
保険に入るという結論に至るころには、
50才になっているかもしれません。
ドンピシャリ!的ちゅう!先見の明あり!

窓口の女性は、感じがいいだけでなく、
すこぶる勘もいい人だったのです。


ただ、ああ、願わくば、願わくば、


ア リトル ビット モア 逡巡、プリーズ。
ア リトル ビット モア 躊躇、プリーズ。



何も、40代用チラシを持ってきてほしかったわけではないのです。
「このチラシでよかったですかね」的なほんのかすかな逡巡。
「このチラシじゃないですよね・・・あ、これでいいですか」的な
見えるか見えないかの躊躇。
大げさなものでなくて、
ほんのちょっとの目の動きとか、お伺いとか、
なんかそういったもの。


ギブ ミー ためらい、プリーズ。


先日、犬の散歩で立ち話をした
60代前半の女性は、
スーパーで化粧水を買ったとき、
30代の女性店員さんが
つゆほどの逡巡も躊躇も見せることなく、
「60歳以上の人はポイント5倍になるカード」の申し込み用紙を
目の前にトンと広げ、
「ご記入をお願いします」と言ったとプンスカしていました。

おとなしくボールペンで記入しながらも
なんかちょっと雑に扱われたような
もう、あまり、この店員さんからは買いたくないような、
いや、本当いうと、二度と買いたくないような、
そんな気分になったと上沼恵美子さん風に語り、
わたしを含めた妙齢の愛犬レディースたちの
爆笑を誘ったのです。


50才から入れる!
60歳からは5倍増量!
70歳からは無料!



こんなありがたい特典が、
お店で映画館でスーパーで続々と増えていくと思えば、
未来は前途洋々ともいえますが、
別にそれほどほしくないような、
特典と引き換えに何かを渡さなきゃいけないような、
その特典、できれば永遠にいらんような(笑)


年齢を受け入れている自分と
なーんか受けれたくない自分とは、
心のなかに同時に存在しているんですね。

これからますます、
顔のシワだけでなく、
心の襞も増えていくんだろか。

窓口の女性のように、先を見通したいものです。


【関連記事】そうそう、こういうことも気になりますねーー♪
電器屋さんで遭遇する「言外の意味」

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一覧のページがすでに2ページになっていて自分がびっくり♪
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