黒田夏子の美しさよ、アンチエイジングの限界よ。

 

黒田夏子さんが芥川賞を受賞したという報道を見たとき、

日本中のあちこちで「わあ、きれいな人だなあ」という声が

あがったんじゃないでしょうか。

 

うちでも高校1年生の娘が、「この人、かっこいいな」と言っていました。

このブログでも先日の記事のコメント欄で話題に上っていましたねー。

 

最年長の受賞者なのに、

「苦節何十年間」といった重たさのない表情や受賞のことば。

 

作品のペースは約10年に一度。

固有名詞のないひらがな横書き。

「abさんご」という、重たくない、しかし、すわりの悪いタイトル。

 

年をとると深くなる、偉くなる、重くなる、厚くなる、鈍くなる・・・

という大方の「年寄り」に対する固定観念を

おそらく裏切るつもりもなく、いつの間にか、そこからは遠いところにいて

それゆえに、高齢化社会に一陣のさわやかな風が吹き抜けるような

現代アート的(アーティストではなく、アートそのもの)な風貌の75歳。

(75歳という年齢も、また、整然とした数字の並びで美しい!)

 

しかも、日曜日のテレビでは、

女性誌のグラビア撮影を卒なくこなす様子が流れていましたが、

 

 

髪の毛は自分で切っています。

後ろは、手探りで切ります。

 

 

みたいなことをおっしゃってましたよ。

 

 

なんとまあ、そうであったか。

そんな「無造作」があったのか。

 

無造作っていうのは、辞書で調べると、

「技巧をこらさないこと。念入りでないこと」らしいので、

だれにとっても(わたしにとっても)簡単なことだけんども、

その行きつく先は、まあ、ほとんどの場合、

なんというか、こう、やや、みすぼらしい。冴えない。小汚い・・・

になっていきがちで、だからこそ、

「こぎれいにしておこう」「手抜きはやめよう」と

スローガンのように言い続けてきたわけだが、

 

 

あれ?黒田さん、そ、そんなに無造作なの?

その髪の後ろ側は、手探りで切っているの?!

 

 

ああ。そうかっ!!

 

 

そこまで無造作だからこそ、

すっぴん&白髪&セーターという

ザ・ナチュラルな装いにも

「アンチとしての主張」が匂わないんだな。

だから、軽やかで美しくて

そして、何より「若さ」を感じさせるんだろうなあ。

(ま、お顔立ちもきれいなんですけどね)

 

 

黒田さんがどんな方かもわからない上に

小説も読んでいないのに、

勝手に妄想を広げていますが、

広げたついでにさらに広げると、

 

 

濾過されている美しさだな。

 

 

とも思いました。

 

 

水を濾過するときに、

砂利を通し、小石を通し、砂を通して浄水にする

シンプルな「装置」が必要なように、

 

もしかしたら、わたしたちにも

濾過装置が必要なのかもしれません。

 

日ごろの澱や滓など

放っておけば、どうしても、たまり、濁り、沈殿していくものを

1滴ずつ、1滴ずつ、濾過してくれる装置。

 

その濾過装置は

人それぞれ異なるでしょうが、

ひとりの時間に、静かに働いてくれるもののように思います。

 

だれに認められなくても、

ずーっと、この手で書きつづける、描きつづける、創りつづける、
縫いつづけるなどなど、心だけじゃなくて手も動かす真剣な営み・・・

そのような営みは、

アンチエイジングが「アンチ」である限り決して届くことのない

爽やかですがすがしい風貌を与えてくれるんじゃなかろうか。



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■ 「別冊 どうする?40代からのファッション&生き方」は、
今日も朝11時更新。今日から、つまみさんという方が加わりました。
つまみさんはこんな方です。
「ああ、デパート。情熱と冷静のあいだ(その二)」もぜひ。
わたしもひとりの読者として更新を楽しみにしています。



【今日の内容に関連する記事】これは、これで大切なことではある♪
「つつましさ」と「身ぎれい」の共存地点を。

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