観光地の格を上げるのは、お菓子屋さん。
どこそこのお寺や神社や風景なんかを見る
+
おいしいと評判のお菓子を買う
この歴史と甘味のコンビネーション。
物見遊山と食欲さんの相乗効果。最強。
なぜか、「佃煮」とか「干物」とか「伝統小物」とか、
そういったものじゃダメなんですね。
いや、それもいいんですよ。それもないと困る。
いいんですけどスイーツほど盛りあがらない。
ウキウキしないというのかなあ。
ティータイムに
旅のお土産話といっしょに盛りあがれる点も
スイーツの魅力。お土産にもしやすいしね。
有名観光地に有名スイーツ店(和洋を問わず)
そこに、伝統がついてくれば文句なし。パーフェクト。
滋賀県近江八幡市。濠をいく舟と新緑が美しいまちです。
わたしが、「名所旧跡」なら、
近くに風情のある、おいしい和菓子店や
洋菓子店があってほしいな。
そして、賑わいと格と
ちょっとした「甘さ」を添えてほしい。
スイーツで、みんながニコニコしている顔を見ていたい。
あれですね。そういう老舗系人気お菓子店は、
不思議なことに、その観光地名を冠したお菓子を
あまり売っていないですね。(なかにはあるんでしょうけど)
〇〇銘菓 ○○まんじゅう
〇〇名物 ○○の夢
とか、そういうダイレクトネーミングもの。
まあ、わたしが「名所旧跡」でも、
そういうネーミングは避けてほしいかも。
「もちっと考えなさい。あんまりおいしそうじゃないよ」と
説教したいもんな。
そういう、どちらかといえば安直な関連づけより、
店のしつらえや接客、商品のパッケージなんかで
「ああ、この土地だから、これね!」という納得と感動を
つくり出してほしい。
名所旧跡としては、それを、陰ながら全力で応援するだろうな。
八百万(やおよろず)の神様とか、総動員して。
そんなわけで、いつもながら、老舗のお菓子屋さんからは、
いろいろなことを学ばせてもらっています。そういえば、
この記事では、人気老舗にエイジングの極意まで学んでいました。
で・・・今年も滋賀県近江八幡市の「たねや」さんと
その洋菓子部門の「クラブハリエ」さんに、
「攻めのエイジング」について激しく学ばせていただいたのです。
「老舗」という立ち位置におさまりきれない商売の凄味すら感じたので、
帰宅後もいろいろとネットで調べてしまったほどです。
日牟禮八幡宮。周辺環境も「たねや」さんが整備したんだそう。
すると、あるんですねえ。名言が。
おっしゃっているんです。歴代の社長が。
「理想はみかんの皮。見ただけで味がわかるし、
土に埋めたらゴミにならない。
過剰な事業が何一つない究極のパッケージです」
「店を出すときには、神社仏閣やお城の近くなど、
揺るがないもののそばに出します」
和菓子、洋菓子ともにパッケージがビシーッと決まっているのは、
「みかんの皮哲学」があるからなんだと納得したのです。
さらに日牟禮八幡(上の写真です)の両脇に和洋の店舗があって
「老舗感」を激しく醸し出しているんですが、
この地での開店は、平成11年。
現在のかたちになったのは、平成15年。
もちろん老舗ではあるのですが、
この他を圧する伝統感・老舗感は、後年、演出されたものなんですね。
「ゆるがないもののそば」でつくりだされた
新しい魅力でもあるのです。
いやー、まいった。まいった。
攻めのエイジングは、「みかんの皮」哲学から。
伝統だって作りだす気迫があってよし。
・・・とここまで「自分が名所旧跡なら」と想像をふくらませてきましたが、
はたと考えました。
「自分が自分なら、どうだろうか。
どんな装い、演出をしたら、自分は喜ぶだろうか」と。
ずっーーーと自分のはずなのに、「はて?」と考えてしまいましたよ。
もう少し、「自分が自分なら、何をしてほしいか」について
じっくりと考えてみなければなりません。
守りに入るのは簡単だけど、
攻めの姿勢って、なかなか難しいのよね。
■今日はこちらにも書いています。よければどうぞ♪⇒★
【関連記事】こちらも老舗から学んでいました。やっぱり、深いですね~♪
老舗社長は語る。「センスは暖簾だ」
★その他の記事に興味のある方は↓
こちらから過去記事一覧をご覧いただけます。
一覧のページがすでに2ページになっていて自分がびっくり♪
リンク切れなどもあると思いますが、よかったらどうぞ

★いつも応援してくださってありがとうございます!クリックしていただくとランクが上がります!

↓
にほんブログ村 ミセス系
人気ブログランキングへ
ツイッターもぼちぼちやってます!レス、もっとも速いです。
↓↓↓

Twitterブログパーツ