お正月から些末で御免。「背もたれ」について考えてました。

 

あけましておめでとうございます!

お正月が終わってしまいましたね。

もう、お盆まで長めのお休みがないので

すでに、この段階から意気消沈。

 

ああ、思えば、12月29日の新幹線は幸せだったなあ。

目の前に広がる休日。

手のなかにある本は、「冬のフロスト」。

上下巻のうちまだ「上」!

読んでもまだ「下」がある!幸せだった。

29日のあの瞬間に戻りたいよ。

(フロストはやっぱりサイコーでした)

 

・・・とのっけから後ろ向きな発言で失礼しました。

今年も、明るすぎず、暗すぎず、

偉すぎず、ダメ過ぎない程度に

ひょろひょろと書いてまいりますので

どうぞ、みなさま、よろしくお願いします。

 

お正月は、姉の住む長崎の実家に帰ったのですけどね。

「背もたれ」について思いをめぐらしました。

 

 

最近の家庭は、

ダイニングにテーブルとイス、

リビングにはローテーブルとソファという設えが多く、

「背もたれ」に不自由することは、あまりありませんが、

昔の家庭って「背もたれ」数が少なかったですよね。

 

 

「座椅子」という背もたれ付椅子もあるにはあったでしょうが、

コタツのすべての辺に座椅子が置かれている図はあまり見たことがない。

お年寄りの指定席みたく、一つか二つ置かれている家が

多かったような気がします。

 

 

ちなみに、わたしの実家に座椅子はなかったです。

両親が元気だったときは、

ソファを応接間から居間に移動させて使ったりしてましたが、

姉がそれらを撤去していたため、

現在の長崎の居間には、背もたれがありません。

もたれるに好適な壁もなく、

わたしは、わたしの背中の持っていき場所を常に探していました。

そうなんです。

この背中が「もたれ場所」を求めるのです!

 

 

そして思いました。

 

 

時代劇に登場する人物は、もたれていないと。

将軍様も、奥方様も、もたれていない。

越後屋も浪人も、もたれていない。

脇息には、もたれていても、

背もたれには、もたれていないと。

 

 

みんな、もたれていなかったんだ!

 

 

常時、昔の日本人の背中は、

姿勢が伸びーーるバランスチェアに座った状態だったのでしょうか。



そういえば、サザエさんたちも背もたれ不在の団欒。sazaesan.jpg

 

 

本を読むときは、かならず、机に向かっていたのでしょうか。

机に向かわず、背もたれなく、本を読み続けるのって難しいよ。

 

多くの人が「本格的にだらっとするまでの姿勢変化」は

 

(1)背筋をシャンとして座っている

(2)背もたれにもたれる

(3)ゴロンと横になる

 

の3段階を経るものと思われますが、

 

(2)がないってことは、

将軍様も奥方様も「シャン」から「ゴロン」にいきなり移行したのだろうか。

寛ぎたいときや、疲れたときは。

ゴロンと横になったのだろうか。

背もたれのプロセスがないんだから。

背もたれ過程はスキップして。

 

わたしは、背もたれに背中をあずけて

本を読んだり、テレビを見たり、コーヒーを飲んだりするのが

ことのほか好きなのだと知りました。

 

そして、この姿勢って意外に

「新しい習慣なのでは?」と思ったのです。

 

もう、背もたれのない暮らしには戻れない気がしますが、

背もたれって腰痛的にはどうなんでしょう。

「胃もたれ」がよくないから、「背もたれ」もよくない??

 

お正月から、この記事、反応ないだろうなーと自覚しながら書いていますが、

わたし同様、「実家に帰ると背もたれ問題に悩む」という人が

日本のどこかでこの記事を待っていることを信じて書きました。

 

繰り返しになりますが、今年もよろしくね。







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「たこやき」から「自己犠牲」を嘆く!ああ、今年も器が小さい。

 

うちの父親は亡くなる前、病の床から

姉をしみじみ見つめ、

 

 

「お前は、結婚もせんやった。

ボーナスでもなーんも買うてくれんやった」

 

 

と言ったそうで、

姉は、今でもわたしに

「結婚は、わかるよーー。まあ、結婚してほしかったやろうしね。

でも、それともう一つがボーナスとはビックリ!

だっていつも『いらん、いらん』って言ってたくせにさ!」

とそのときの驚きを笑いながら話します。

 

 

父は、ずっとフリーターだったわたしには、

そんな期待すらできなかったはずで、

そう考えると、私に言いたいことはもっとたくさんあった気もするし、

期待していなかった気もするけれど、

父も、娘たちには常に「与える立場」であり続けつつも、

「小さな期待」と「小さなガッカリ」を

貯め込んでいたんだろうなと思います。

 


嫌よ嫌よは、好きのうち。

要らん要らんも、「欲しい」のうち、です。

 

 

で、たこやきです。

 

 

お正月3日に近所の神社に初詣に出かけ

そのついでにホームセンターでコピー用紙を買いました。

午前10時半過ぎという微妙な時間。

娘が「やばいぐらいお腹すいた!」というので

たこやき8個入りを1パック買っていたら、

店から出てきた夫が、

「もう時間もあれやから、もう1つ買って、

お昼ごはんにしたら?」と言いました。

 

 

突然、「軽食」から「昼食」にアップグレードされた「たこやき」。

その数16個。

大きめとはいえ、大人2人とほぼ大人1人で食べるには、

ビミョーな数量です。

しかし、初詣で大吉をひき、犬も連れていて、

天気はポカポカで、頭はうすぼんやり。

明確なお昼ごはん計画がなされないままズルズルと事態は動き、家路へ。

ここでまた娘が、

「わたし、もう、1パック、全部食べる勢いやからね!」と

異常空腹宣言を投下。

 

 

そーかー。ってことは、あれやなー。

わたしは、たこやきちょびっとに

あと、何か食べることになるなあ。

ま、なんか作ってもいいやと、けなげに思いつつ、帰宅。

 

 

で、いざ、食べましょうってことになったわけですが、

夫は、ランチョンマットの中央に鎮座した「たこやき」の箱を前に

ひざかけを巻きつけた脚をそろえ、背筋を伸ばし、

まるで給食前の幼稚園児みたいなお行儀よさで

わたしの予想をやや超える意欲を示しています。

娘は、すでに猛スピードでたこやきロードを飛ばしています。

 

 

結論から申しましょう。

わたしは、たこやきを2個だけ、食べました。

何か作るのも面倒で

そこらへんにあった、どらやきやみかんも食べました。

(おい、家族よ、一言、「おかあさんはいいの?」って

聞くだけでも聞かんかい!!)

 

 

何ごともなくこの日は静かに推移しましたが、

翌々日、買い物に行く車の中で

その日、もともと機嫌がよくなかったわたしは、

なにかのきっかけで、

 

 

「たこやきも2個しか食べていないしね!」

 

 

と言うつもりでなかったことを口にしてしまったのです。

そして、

「もーーー。こういう『我慢するクセ』今年はやめるからね!

自分の欲望を我慢するクセが身につきすぎているからね!

ほんと、やだ!!」と荒れたのです。

 

 

おお。この「たこやき」の持ちだし方、

「女ってさあ、小さなことをいつまでも覚えててさあ・・・」と

男・女にわけてどうでもいいことを言い合うテレビ番組の

クソつまらない分類方法そのままだぞ、と自覚しながら言うわたし。

 

 

「そうやったーーん?食べたらよかったのにーー」と

男・女にわけてどうでもいいことを言い合うテレビ番組の

クソつまらない分類方法そのままのリアクションをする夫。

 

 

フー。成長してねえ。

フー。今年も人間、小さいままだ。

神様、ジェンダーフリーの園はどこにありますか。

 

 

いや。この話は、これだけです。

 

 

でも、あれですよ。ぶかっこうでも発散したおかげで

死の間際に「たこやきも食べさせてくれなかった」とは、

言わないですむかもしれませんよ。

 

 

小さな期待と小さながっかり、

積もり積もれば、結構な量になりますからね。




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人気ラーメン店で遭遇した「テキパキの魔力」。

 

うちの近くにある日突然、

行列のできるラーメン屋さんができました。

実は、すでに別の場所で人気を博していたラーメン屋さんが

店舗を移したそうなんですが、

そうとも知らず「すごいなあー」と驚いていました。

(行くつもりはなかったんです。2時間待ちなんて到底、無理だから)

 

ところが昨日、別のラーメン屋さん(チェーン店)に行くつもりで

その店の前を通ったら、

のれんがかかっているのに行列が短い。

というか、待っているのは2組だけです。

どうやら、開店以来初の「祝日営業」だったようで

ラーメン通のみなさんも知らなかった模様。

 

 

並びました。

 

 

わたしたちの前は、

30代の夫婦に小さな子ども3人連れ。

カウンターだけのラーメン店に入るには、

やや無謀なチーム構成です。

 

 

店内がもし道場みたいな張りつめた空気だったら、

この親子は厳しい立場に置かれないだろうか。

「ラーメンは、お一人一杯ずつお願いします」なんて

言われないだろうか。

店主の怖い顔を見て子ども3人が号泣し、

ラーメンガチ勢のお兄ちゃんが舌打ちするなんて事態が

出来しないとも限りません。

 

 

寒さをこらえながら、

待っている間に「食べログ」を見たら

論文やエッセイ並みに長ーーーーーいクチコミが並んでいます。

麺、スープ、具それぞれの評価が

ラーメン批評ならではのボキャブラリーで

陶然と熱く語られているではありませんか。

ああ、これは、わたしの出る幕じゃない。

完全に異文化。

きっと店内は、丼を押し頂くようにしてささげ持ち、

スープを一口のんでは瞑目し、

鶏ガラのうまみの底に魚醤系の香りを探り当てる舌の持ち主たちが

シーンと静まり返って居並んでいるに違いない。

 

 

ああ。でもなあ。こんなラッキーは二度とないしなーと

心、千々に乱れるうちに順番が回ってきました。

 

 

店内に入ると、30代の清潔感あふれる

ご夫婦が静かにテキパキと切り盛りしていました。

 

 

大きな声でも小さな声でもない

適度に感じのよいあいさつで招じ入れ、

子どもたちを特別歓迎するでも、迷惑がるでもなく

テキパキと子ども椅子を置き、

テキパキと注文をとり、

テキパキと鉢を用意し、

テキパキと麺をゆで・・・と何から何までテキパキづくし。

その動作、まさに、コンテンポラリーダンスのごとし。

 

 

店内はどこも清潔。

高価ではないけれど百円ショップでもない

これまた適度なこだわりで選ばれた食器。

 

 

子どもたちは3人とも、不思議なことに

子ども椅子にちょこんとおとなしく座っています。

次にやってきた2歳ぐらいの女の子も

それまでぐずっていたのが嘘のように

ちょこんと座っています。

 

 

テキパキの魔力か。

 

 

いや、ほんとに夫婦ふたりで切り盛りできる

規模、数、量を考えに考えぬいたであろう設えに驚きました。

あれもやりたい、これもやりたい、

これだけ稼ぎたい、もっと増やしたい、からは決して生まれない

若いご夫婦の「本気」が生んだ

客を選ばない、気品ある「テキパキの魔力」。

 

 

ラーメンもおいしかったですが

若きお二人への尊敬の念を抱いて帰りました。



人間、年齢じゃないなあ。


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40代は、きつい年代。その後はどうなのよ、問題。

 

昨日、仕事帰りに大荷物を抱えて歩きながら

「あれ、わたしっていま、いくつだっけ?」と思いました。

「いま、51歳だったっけな。で、11月で52歳だっけな」

と思ったものの、どうも、何か間違っているような気がして、

寒風で頭を冷やし、心を落ち着かせて、計算の基本に戻り、

西暦2014年から生まれ年の1961年を引いてみました。

 

 

あら。今年、53歳?

ってことは、いま、52歳か。

もう、そんなだったんだ。

 

 

なーーんだ。「5」の数字と不本意ながらもおつきあいをはじめて

結構、時間経ってるじゃないの、と思いました。

もう、忘れないようにしないとなーー。

なんか、ここんとこ、1歳、2歳の違いに疎くなっちまって。

わたしゃ、いま、52だから~♪

(節をつけて覚えるとか)

 

 

いまから7~8年ほど前のことです。

 

 

ある会社を初めて訪ねるとき、

「もっと若かったら!」と自分の年齢を恨めしく思いながら、

エレベーターに乗っていたことを鮮明に覚えています。

当時、40代半ば。

今よりずっとずっと若かったあの頃。

タイムマシンに乗れたなら、

あの小さなエレベーター内部に降り立って、

浮かない顔をしたわたしに

言葉をかけてあげたい。

(どんな言葉がいいのか悩むが)

 

 

そういえば、その日、30代前半の男性と打ち合わせをしながら、

「おばちゃん、来たなー」と思われているだろうなあ、

なんて考えていたことも覚えています。

 

 

ブログをはじめた47歳のときに書いた

「私が見えていないという恐怖」

「誰に見てほしくてオシャレする?」

などの記事もほぼ共通する内容を書いていますが、

初期のものは、すべてそのあたりの葛藤について

ああでもない、こうでもないと書きなぐっていたわけですね。

 

 

その2年後に書いた

「基礎代謝」ならぬ「基礎ときめき」の問題

昨年の「会話」と「ときめき」の関係を研究してみた。

などの「二大ときめき研究」は、

かなり距離を置いて現在の自分の立ち位置を面白がっていて

ある種の余裕すら感じられる(笑)。

イラストやグラフまでつけているし。

われながら成長したというべきか、

超越したというべきか

圏外に放り出されたというべきか。

 

 

この「自分の立ち位置を面白がる」習慣は、

ブログを書き続けることによって得られたのかもしれません。

「書く」効能ってほんと大きいです。おすすめ。

 

 

40代は、女性にとっての「修羅」。

 

 

異性と自分自身の間に流れていた水量豊かな河川が、

一年ごとに枯れていく。

いやなことがあっても、それなりに慣れ親しんだ、

濃密になりうるコミュニケーション回路のひとつを、

日ごとに奪われるようなものだから、

やっぱり、動揺するんですよね。

葛藤し、戦うのです。いろんな思いが。

 

 

 

でもね。

 

 

「河川」は枯れても、

「地下水」は枯れず!

 

 

 

地下水かよーーって声が聞こえた気がするけど、

地下水、あなどっちゃいけませんよ。

 

 

一方向に滔々と流れる単調な水の流れでなく

目には見えないけれども、

人と人の間を毛細血管のように結び、

ジワジワと広がり、

土壌を豊かに潤す地下水!

 

 

その豊富な水をくみあげて

エロ方面に流すか、(→「変態」になる、という道を残しておく

隣人愛方面に流すか、

自己愛方面に流すか、

人間以外に流すかは、人それぞれ。

 

 

自分に何を求めるか。

他人に何を求めるか。

どんな時間を幸せだと思うか次第。

 

 

40代の先に待っているのが

解放や自由なんてことを言うつもりはありませんが、

思っているほど悪くもなかったなあ、が実感。



河川が激情なら
地下水は慈愛さ。



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「若さ」から「偉さ」へ、そして「メルヘン」にいたる困難な道。

 

今よりずっと若いときは、

テレビで50代や60代の女性たちを見ると、

「こんな感じの人になりたい」とか

「若作りしないほうがカッコイイ」なんて言いながら、

その年配女性たちみたいに「本物」を身につけ、

その年齢ならではの魅力を生かして、

颯爽と街をゆく将来の自分を想像したりしたものでした。

 

 

いったい、当時、何に憧れていたんだろう?と

改めて考えてみたんですけど、

 

 

それは、一言でいうなら、

「偉さ」だったんじゃないか。

 


と今になって思います。

 

 

男性とは違って、女性の場合、

必ずしも「偉さ」が「社会的地位」には直結しませんが、

しかし、当時、わたしが憧れていた年配女性たちの姿は、

「偉い」からこそ得られる諸要素で成り立つカッコよさでしたから。

 

 

地位しかり、財力しかり、人格しかり、容姿しかり・・・。

それらの、あらゆる「偉さ」に

若いだけのわたしには到底手に入れることのできない

「カッコよさ」を感じていたのです。

 

 

いまは、若さがある。

でもそれは、いずれなくなる。

その次は「偉さ」だ。

 

 

と無意識に感じていたんでしょうね。

 

 

「つまらない」の反対語が「偉い」ですから、

「若いけどつまらない」から

「年を取ったけど偉い」になりたいと思っていたんだな。

女性ファッション誌の「本物志向」や「大人志向」も

煎じ詰めれば、この「偉い志向」の一派です。

 

 

しかし。さらに時は移るんですよね。

 

 

その「偉さ」すら、

もっと年齢を重ねるとなくなってしまうため、

女の子たちは、昔からずっと、

「年をとったら、かわいいおばあちゃんになりたい!」

と言ってきました。わたしの友だちも言っていたな。

かわいいおばあちゃん・・・・・。

 

 

「若さ」から「偉さ」へ。そして「メルヘン」へ。

 

 

なんて素敵でアクロバティックなストーリーでしょう。

 

 

昨日、「はたらきたい展」に行き、

みうらじゅんさんのこんな話を聞きました。

 

 

「ある程度の年齢になってくると

『この人に仕事を頼んだら、高いんじゃないか』と思われるんで、

こんなふうにTシャツを着ているんですよ。

麻のスーツも持っていますよ。

でも、高く見えるから着ないんです。

こんな格好をしていたら、高く見えないですから、

若いときと、おなじような仕事がもらえるんです」

 

 

偉くならないための服装。

若いときと同じよーな仕事をもらえる服装。

 

 

会場にいた老若男女が

みうらさんの映像を見ながら

大きくうなずいて、うれしそうに笑っていました。

 

みんな、わたし同様、「偉い」の呪縛があるんだなと思いました。




★今日はこちらにも書いています!「片付いていないことを受け入れる能力」って、すごいことなんだ」 中島。慶子さんのイラストで描く「おとぼけ七五調」も久しぶりに登場です♪


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【関連記事】「上質縛り」も典型的な「偉い」の呪縛かもねー。
「上質なものでなきゃ」と思うと行き場をなくす?オシャレ心。

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卑小さや、みじめさ、貧しさも「美しい」と知った体験。

 

演劇をやめて時間が経ったころ、

かつての知り合いに誘われて

ある劇団の公演を見に行きました。

 

 

わたしは30代前半まで劇団を主宰していたのですが、

当時はすごく生意気だったので

その劇団のことをずっと「つまんない」と思っていたんです。

わたしよりかなり年上で、内容もダサいと思っていた。

だから、そのときも当時の知り合いに会いたくて

仕方なく出掛けたのでした。

 

 

状況劇場や黒テントなど

仮設テントで上演される演劇を見たことのある人ならわかると思いますが

観客は、靴はビニールに入れ

床にじかに座って見るスタイルです。

 

 

テントも舞台も装置も客席も

劇団員が総出で「仕込んだ」に違いなく、

「仕込み(設営)」から「バラシ(解体)」までの

肉体労働と睡眠不足による疲労が

会場のすみずみに蓄積しているようで

落ち着かない気持ちで開演を待っていました。

 

 

いつものように、少しおどろおどろしいシーンから

舞台ははじまったのですが、

案の定、あまり面白くありません。

 

 

ところが、重要な役どころを演じる座長(男性)と

その劇団のベテラン俳優である男性が

激しい口調でせりふをかわし、

舞台を動き回るシーンを見ているとき、

不意に胸がいっぱいになりました。

 

 

40代半ばの彼らの姿に

経済的に豊かでないであろう生活、

日々のアルバイトに倦んでいる心、

演劇に対する情熱と同じくらいの惰性、

それゆえの執着、虚勢、疲労、

お互いの間に流れる慈しみの感情が、

すべて凝縮されて見えたからです。

 

 

地球上に二人だけみたいだ。

美しいなと思いました。

 

 

そして、この人たちは、まぎれもなく

演劇人としての人生を全うしていると敬服しました。

 

 

芸能の世界で

人は華やかさだけを身にまとうわけじゃない。

卑小さや、みじめさ、貧しさもまとっていくんだ。

でも、それでもいいんだ。

こんなふうに「詩」になるんだ。

 

 

このときの体験が、

わたしの「ものの見方」の

ひとつの基準になりました。

 

 

がむしゃらに演劇を続けたことと挫折が与えてくれた

数少ない、でも、大きなご褒美だと思っています。




★今週の「どうする?Over40」は好評な記事が続いています!
カフェ小景 セクシーボイスのアラフォー実質社長と32歳草食男子。
はコメント欄も楽しいです。一緒にどうぞ♪
着物への思い芸能事務所とロマンポルノの思い出、人気のイラストによるコーデ提案などなど盛りだくさんです。
美味しい麺の情報もお待ちしています♪

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気をつけよう。だれもいないトイレで「出るもの」。

 

意味深なタイトルになっていますが、

オバケでも、痴漢でも、

「う」とか「お」のつくものでもありません。

(「う」や「お」はトイレ本来の用途であり、

そこへ行く目的であり、出ないと困るもんね)。

 

 

話を進めます。

 

 

わたし、先日、仕事が終わってから、

ビルの中のだーれいない、がらーんとしたトイレに入り、

そういうわけですから音姫のお世話になることもなく、

伸び伸びと用を足し、

もろもろ、ずりあげたり、ひっぱりあげたり

ひっぱり降ろしたりして

こういうことがないように、よくよく気をつけて

身だしなみを整え、

ジャーっと水を流した瞬間、

 

 

「いや、やっぱり、物ごとにはいい面もあれば、

悪い面もあるよねーーー」

 

 

はっ?なに、いまの?

驚きました。

 

 

自分のひとり言に。

 

 

「ためいき」や「つぶやき」を明らかに超えた声のボリューム。

理路整然としたといってもよい破たんのないクリアな内容。

そして、何より驚いたのは、

ひとり言の発生ならびに発声に

なんのブレーキもかからなかったことです!!

 

 

やばい、やばい、やばい、やばい、やばい。

 

 

たまに、トイレの個室に入っていると

バタンと隣のトイレに入ってドアをしめ、

「あーーーー!」

「よいしょ!

「ふーーー」などと

一つ一つの動作に

緩急のついた合いの手を入れる豪快なレディがいらっしゃいますが、

ああなる日も、もう近いぞ、近い、そこまで来ている。

 

 

いやいやいやいや、それぐらいならまだいい。

トイレに入りながら、まったく関係のないこと、たとえば、

「あー。もう、いやだ、いやだ」

「なんであんなことをするかねえ」

「もういいかげんにしてよ」とか

そんな言葉を心に去来するままに

ひとりごち続けるようになるんじゃなかろうか。

ひとりごちになりますーーー!!??

ごっつぁんです!

 

 

家でも、台所に立っているときなどに

「あー、バカバカ」

「なんで、そうかねえ」と

過去のことなんかを思い出して

主に自分に対してひとり言を発しているから、こうなるのです。

 

 

それが、プライベートな場所から

パブリックな場所に進出している!

ひとり言の隆盛。発展。シェア拡大!

 

 

やばい、やばい、やばい、やばい。

 

 

そんなことを心のなかで反省しながら

声に出さずにお行儀よく電車を待っていたら

隣の60代ぐらいの華やかな身なりのレディが、

おもむろに新聞を広げ、

上体をそらして

 

 

アメ~リカン・ダラー イズ・・・

オバ~マ・・・

 

 

と日本人らしいアクセントで言っているではありませんか。

ひとり言イングリッシュバージョン?!と思ったら

大きく広げられた新聞は、英字新聞でした。

 

 

おおおおお。やばい、やばい。

前途には、「ひとり言」の発展・隆盛だけでなく

「朗読」の発展・隆盛もひかえているのか。

しかも、異国の言葉。

 

 

沈黙や黙読って

「堰」があるからできることなのでしょうか。

「堰」が何かのきっかけで壊れちゃうと、

言葉が外にもれだすのでしょうか。

じわじわと、そして、いつか

 

 

堰を切る。

 

 

なんか、いろいろモレちゃって大変だな。

トイレだし、しかも、場所がさ。

それにしても堰って若さなの?


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