夫のカミングアウトに知る、「人間は秘密の詰まった袋」なのだ。

日曜日、甥が遊びに来ていっしょに食事をしました。


甥は、夫のお兄さんの子どもなんですが、
夫は、この甥がやってくるとイソイソするんです。
いい青年だし、デキもいいので
うれしいんでしょうね。心はずむんでしょうね。


わたしもうれしいし、楽しいけど、
夫のそれは、わたしとはちょっと違う。


老いたライオンが
若獅子を前にする感じか?
(百獣の王が例と言うのもなんだかあれだけど)


いろいろ話をしていて
夫の浪人時代の話などになり、
わたしが、


「浪人のとき、あんまり勉強してなかったよねえ」


と当時を知っているわけでもないのに、
軽い気持ちで言い、
若者たち(甥と娘)が笑ったら、


「僕はね。もう、そのときは大学に行く気はなくて。
〇〇に半年以上、行ってたから」




〇〇は、当時、政治的にもんのすごいことになっていた国ですよ。


・・・・・?


「で、半年いて、自分にはできることはないとわかって
逃げて帰ってきた」



あれ?いま?


まさかのカミングアウト??


しかも、トラウマ系?



夫と知りあって33年。
結婚して28年。
(あらためて書いてみたら、
われながらびっくりするほど長い年月になっている!)


知らんかった。
そうか、だから、学生時代から
ちょっと投げやりなところがあったのか。


いやあ、「人間は血の詰まった袋」って
寺山修司(もとはカフカだったっけ)が
言っていましたけどね、


人間って秘密の詰まった袋なのねーーーー!


町ゆく人、みなが
その「肉体」という「袋」に
「血」のみならず、
「秘密」を詰め込んで歩いているのねーーーー。


夫も、そのほのぼのしたルックスの下に
そんな秘密と傷心を詰め込んでいたのか(ガシッ!)←抱きしめた音
ほのぼのした逸話にも事欠かない、その裏に!(バシッ)←背中をたたく音


いや、それから、その話はしていません。


心に秘めておきたいことは秘めておけばいいし、
「結局、それは、あなたにとって
どんな意味をもつ体験だったのか」なんてことは、
時と機会と雰囲気と気分のすべてに恵まれてはじめて
語りあえることなので、
そのときを待ってもいいし、
そのときが来なくてもいいし、
どっちでもいいや。


娘は、甥に「親がどっちも中二病ひきずってて困るわ~」と
訴えていましたけどね(笑)。
その嘆きもわかる。





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【関連記事】いつも話題にしてごめんよ(ガシッ)!
夫のオッチャン化が教えてくれるもの。

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テンションをあげて接する相手は、相性が悪い??


この前、友人と歩いていたら
その友人の知り合いの女性とバッタリ出会いました。


すると友人がいきなりテンションをあげて
声も大きく、身ぶりも大きくなり、
その人との会話の勢いで
わたしに同意を求めるんですが、
その目がわたしを見ていなかったので、
「おっ、かなり気をつかっているな」と思いました。


あれ、なんでしょね。


決してキライじゃなくて
むしろ敬意をはらっていたりするのに
どこかで苦手意識が働いて
ややハイテンションになって
相手にあわせてしまうというケース。
そしてあとで疲れるというケース。


やっぱり、どこか相性が悪いのかなあ。


わたしも昔は多かったですね~。
最近はずぶとくなったのか、
テンションをあげて接することが
減っている気がします。
鈍くなってるのかな。


あと、若いころ。


沈黙が怖かった。


話すことがなくて
話題を必死で探して
もう、へとへとになるというやつ。


そんなこっちの過剰な気遣いが相手に伝染して、
さらに相手を疲れさせるというやつ。


沈黙は最近、苦手というよりむしろ得意。


話がとぎれたら
「ああ。今、沈黙しているなあ」と思って
そのまんまでいられるようになりました。
そんなに悪いものではないですね。


いろいろ鈍くなっているのかもしれないけど、


防御のために会話を繰り出すことをやめる


と関係は自然に、よいほうに推移する。


進展するにしろ、しないにしろ。
そんな気もしますねー。





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【関連記事】ものすごく初期の記事です。40代のころね。
40代。コミュニケーションに繊細さを。

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「知っていること」に重きを置かず 「知らない」ことを騒がない。

 

友人のダンナさんのSさんは、大学で哲学を教える先生だけど

体型がポッチャリで、

口数が少なく、いつもボンヤリしているように見えるので、

あちこちで、あまり敬われません。

 

 

コーヒーチェーンで

大好きなエスプレッソコーヒーを頼むと、

若い店員さんが顔を近づけるようにして、少し小声で

 

 

「エスプレッソコーヒーというのは、

小さな、小さなカップに

ほんの少~ししかコーヒーが入っていないもののことですが、

それでよろしいですか」

 


噛んで含めるように教えてくれるらしい。

 

 

「僕は、そんなに田舎者に見えるんですかね~」と

北関東方面のなまりで、

Sさんは、ちょっと残念そうに言っていました。

 

 

どうなんでしょうね。

コーヒーチェーンの接客マニュアルに「要確認(特に中高年男性!)」と

書かれているのかもしれないけど、

でも、いかにも「流行全般に通じています」という人には

そんなこと説明しない気がしますよね。


 

 

日曜日、このSさんと奥さんと

わたしともう一人の友人(男性)と

奈良のまちを歩いたんです。

 

ならまちを散策して、

駅に帰ろうとすると

目の前に美しい五重塔が見えます。

 

 

「これは、つまり、シンボル的存在だな」

 

 

と思いました。

 

 

「知らないと恥ずかしい五重塔だろうな」

 

 

と思いました。

 

 

スカイツリーを指して「あれ、なに?」って聞く感じだろうか。

ピラミッドを指して「あれ、なに?」って聞く感じなのかな。

 

 

それにしても、あれは、いったい

何というお寺の五重塔だろうか。

 

 

(聞かぬは一生の恥だよ)と心の声。

 


疑問を抱いたまましばらく歩いていると

Sさんが2メートルほど離れた場所を

何を見ているのかよくわからない様子で

ゆっくりと歩いていきます。

 

 

スタスタスタ(近寄る)。

 

 

「Sさん、あれは、どこの五重塔ですかね」

「いやあ。なんでしょうね。わかんないな。

何かな~(ボソボソ言っている)」

 

 

この一言で勢いづき、

かなり前を歩いていた残りの2人に追いつき尋ねました。

 

 

「えっと、あれ?興福寺ちゃう?」

「あ、あれが」

「そう。阿修羅像の」

「あ~。イケメンの」

「そう」

「ああ、はい」

 

 

おかげでスッキリしました。

 

 

帰りの電車のなかで

Sさんは、「観ずに死ねるか ! 傑作青春シネマ邦画編」

ひとしきり読みふけったあと居眠りしていました。

 

 

「知っていること」に重きを置かず

「知らない」ことを騒がない。

 

 

Sさん、そういう人にわたしもなりたいです!







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【関連記事】このとき、花火を見た友だちと一部ダブっています。
老いの先に希望を見るコツ?

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自分の繊細さに過敏な人が、ときに傲慢なのは?

 

テレビで俳優さんやタレントさんを何度も見ていると

その人のさまざまな発言や仕草や行動が

印象としてストックされ、

あるときは言外の意味を推測するようになり、

微妙な表情の裏も想像したりして

「こんな人なんじゃないのかなあ」と共感が深まり、

すごーく好きになったりしますよね。

 

 

あまりに芸能界的な処世術を感じると

ちょっとイヤになったり・・・。

ってことは、自分には「見抜けている」んですよね。

その人の本質みたいなものが。

当たっているか否かは別にして。

 

 

「自分には本質が見抜ける」と考えて

多くの人が生きているんじゃないかなあと思います。

 

 

わたしもそうです。

そう思っているところ、ありますね。

自分には見抜ける、そう思っていますよ。

もう、だれのことだって見抜いているな。

芸能人から、仕事関係者から、親戚から、近所の人から。

 

 

ところが、どうでしょう。

 

 

他人は見抜けない。

 

 

そう思っているところ、ないですか。

 

 

わたし、あります。

いまもまだちょこっとありますが、

昔は、もっとたっぷりありました。

 

 

この「自分は見抜けるけど他人は見抜けない」を

前提にすると、「タテマエ主義」が幅をきかせるようになるんですよね。

 

 

「こう言っとけばいいのよ」

「これぐらいしてあげておけばいいのよ」

「人間ってそういうものだから、それでいいのよ」という具合に。

 

 

なかには家族以外とは

「タテマエ主義」でしかつきあいません!

というタイプもいるように思います。

 

 

でも、

 

 

自分に見抜けるなら、

他人だって見抜いている。

 


実は、これが真実なんですよね。

 

 

おそらく、わたしが出会うほとんどすべての他人は

わたしが「見せようとしている自分」だけを見てくれるのではなく、

わたしの言葉や微妙な表情などなどから

わたしが「見せたくない自分」の部分を想像し、

それらを総合的に見て、

「どんな人間」かを判断しているに違いありません。

 

 

だってわたしがそうだもん。

ごく平均的な自分がそうなんだから、

みんなだって、そうでしょ。

 

 

 

タテマエ主義や、その場しのぎの対応は、

他人を軽んじている証。

 

 

青臭いことを言うようですが、

「他人を自分と同じ程度に繊細だ」と考えることは、

ものすごく重要だと思います。



自分の繊細さに過敏な人がときに傲慢なのは、
自分以外の人の繊細さに鈍感だからです。

 

相手の判断を尊重し、

そこに信頼をおいて

正直に接する。

 

 

たくさんの失敗から、

その大切さをしみじみ痛感するようになりました。






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【関連記事】他人の目が節穴出会ってくれれば!(笑
小物の季節感は、上級編?油断するとずれる。ずれまくる。

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44歳はババアか、26歳はアラサーか、とかいろいろ。

 

日曜日に「イッテQ」を見ていたら

いとうあさこさんが出ていて

44歳だと言っていました。

 

 

そっかあ。

レオタード姿で「もうすぐ40歳」と言っていたように思うけれど、

44歳かあ。時のたつのは早いですねー。

 

 

今回は、黒沢かずこさんと川上エミコさんと3人で

「温泉同好会 in インド」でしたけど、

ナレーションはずっと、いとうさんを「ババア」って言ってました。

 

 

ババアって、こうして聞くと小気味いいんですよね。

体を張ってがんばっている姿に

「ババア」って表現は合わないでもない。

「ババア、がんばれ!」って語呂がいいもん。

でも、わたしは、ちょっと胸が痛む。

いとうさんの引き受け方を立派だと思うけど、

でも、やっぱりちょっと胸が痛む。

 

 

「本当のババアにはババアって言えないから

ババアって言われるうちが花よね!」と

余裕かましてババア呼ばわりを笑顔で受け入れている間に

抜け出せなくなるのがババア地獄のこわいところです。

 

 

ババアの道は、ワンウェイチケット。

途中下車もできなければ、

引き返す切符もない。

 

 

芸人さんの全力投球には頭が下がりますが、

44歳から「ババア」ってことになると、

これからの人生はずっと「ババア」。

もし90歳まで生きたら、46年間ずっと「ババア」。

「ババア」でなくなるのは、死ぬときだけ。OH!

 

 

話はかわりますが、

先日、仕事で25歳の男性と話をすることがあったんですよ。

恋人は、一つ年上の26歳だそうで、

 

 

もう、アラサーですからねー。

 

 

とため息をついていました。

 

 

あれ、あれ、あれ、あれ?

26歳の女性に「もう」はないんじゃないか?

「もう」じゃなくて

「まだ」で敷き詰めようよ。

それにアラサーは、

せめて28歳からにしたほうがいいんじゃないか?と思ったので

「いやいや、もう、じゃないでしょー」と

やんわーり反論しました。

 

 

年齢を意識するな、というのは

実のところ無理ではあるんですよね。

若ければ若いほと、

「年相応の責任」を自覚しようと焦るので

よけいに意識しちゃうんだけど、

 

 

 

でもなあ。

 

 

「老い」を意識してからの時間が長すぎる。

ババア期の想像を絶する長さたるや、どうですか。

しかも、それを10年ごとに刻みつける

アラサー、アラフォーなど「アラくくり」。

 

 

年上から見ると年下はすべて「若い!」し、

年下にとって年上は眼中に入らなかったりするので、

アラサーを意識するのは、アラサー付近の人。

アラフォーを意識するのは、アラフォー付近の人。

アラフィフを意識するのは、アラフィフ付近の人・・・

という具合に

それぞれの世代で嘆きあう閉じた構造になっちゃうのも

いまとなっては、つまんないように感じるなあ。

 

 

なんて「どうする?40代からのファッション&生き方」というタイトルの

ブログを書いているわたしが言っても

説得力ないか。

 

 

年齢を自覚することと

ババアに身を投じることは別。

静かに抵抗している間に

時代の気分が変わることを信じる。






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ウェブマガジン「どうする?Over40」。新連載がスタートしました。50か国以上を旅したアラフォー(!)女子ゆりさんの勢いあるマレーシア滞在記(面白いです)&イラストレーター小関さんの「最近、映画見た?」。その他の記事もぜひ。

【関連記事】「自虐」が飯のタネでなければ、これでいいと思います!
「オバサン自認の自虐」は封印でよし。求められても無視でよし。

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年をとっても「少女」も「ロッカー」も「不良」もいるさ。


2012年にオーラビューティ代表の芹澤佳子さんと
イラストレーターの中島慶子さんといっしょに
「今日のこていれ」という
主にメイクについての一言アドバイスシリーズを連載したんです。


とても好評で多くの人に読んでもらったんですが、
ブログだと過去記事に埋もれてしまうんですよね。


お二人には、すごく尽力していただいたし、
もったいないなあと思って
今回、ウェブマガジン「どうする?Over40」のほうに
再掲することにしました。


やはりメイクには流行もありますし、
多少は古く感じるところもあるかもしれませんが、
どうして、どうして、まだまだ読んでおもしろく、
イラストを見て楽しいめると思いますよ。


ウェブマガジンのほうは
ウェブデザイナーのNaomiさん
記事を探しやすくデザインしてくださっているので
読んだことのある方もゆっくり楽しんでもらえると思います。
芹澤センセにもまたコメント欄で登場いただくようにしますねー。


ただ、ファッションアドバイスについては
その内容がどうかということでなく、
わずか2年で「自分の感じ方が変わったなあ」と驚きました。


一言でいうと

若作りとか少女趣味とか、
全然、いいじゃん。



と思うようになってます。


先日も電車で60代かなあ。
周囲の目を引くほど
可愛い系ファッションの人をみかけましたが、


あ。(年をとった)少女がいる。


と思いましたもん。


年甲斐がないわけじゃなく、
年相応にできないんでもなく、
オシャレの時が止まってしまっているんでもなくて
「少女」なんだと。
この人は、「少女」なんだ。
「少女性」が核なんだと。
それでいいんだと。


そう思って見ると
なんか、いいよー。


同じようにいくつになっても
「幼児性」や「妖婦性」なんかが核の人もいるでしょう。
そりゃいるでしょうよ。
終生、「芸術家」も「ロッカー」も「不良」もいるでしょう。


相応しい服装を理解して
上手に着こなす人は素敵だけど、
相応しさが何なのかどうしても理解できないまま
浮きっぱなしで生きる人も同じくらいいいんだ、いいんだ。


「今日のこていれ」は、
来週の月曜日から
ウェブマガジン「どうする?Over40」
日曜日を除く毎日、ほぼ1カ月間連載します。
みなさんの評判がよければ、
別の切り口の第二弾も考えていますので
コメントや感想をお寄せいただければと思います!(他力本願!)





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★「今日のこていれ」が始まるウェブマガジンは、こちらです「毛が薄くなる」の真実(ただ今、閉活中)や、秋の味覚といえばなんですか?など楽しい記事がいろいろ更新されていますー。

【関連記事】あら、同じこと言ってますね。でも、今よりちょっと立派だ(笑
老いのこころざし、を装いに。

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20代から50代ぐらいまでは同世代とも考えられる、という発見。


先週の水曜日、電車に乗り遅れそうだったので、
改札に財布をガッと押し当て、
階段をガッと走りのぼって(ちょっと息切れしたけど)
何とか間にあって、ほっとしたとき、
ふと思いました。


若いとか、もう年だ、というけれど、


20代から50代ぐらいの間って
ほぼ同世代と考えちゃってよくないか、と。



この20代から50代っていうのは
ざっくりした言い方にすぎず、
10代後半から50代なのかもしれないし、
20代から60代なのかもしれないし、
もっと短いのかもしれないけども、


容姿の変化と生殖能力を除けば、
あまり変わらないぞ、と。
日常生活において基本的に
若いときと比べて不便なことがないのなら
ことさら意識することもないんじゃないかと
ハーハー息をしながら思ったのです。


もちろん、年とともに走る速度は遅くなるだろうし、
転倒したり、息が上がったりするようもなるでしょうし、
トレーニングによって個人差も生まれるでしょうけど、


傍から見て不恰好であったとしても
「急ごう!」と思ったときに
その気持ちのままに走れるなら、
それは、何でもできるってことじゃないかと。


30代後半あたりから年齢のことを意識しすぎる無意味を
「走る」ということから考えたわけです。


よほどのことがない限り、
「疾走する80代」「跳躍する90代」を
目にすることはありません。


疾走すること。
跳躍すること。
スポーツとしてでなく、
日常行為として、感情の発露として走り、跳ぶこと。
小走りであっても、小躍りであったとしても。



それらが可能な間に、
ことさら「老い」を語るのは、
小さな差異の優劣遊びなのかもしれない。
あるいは、なくしたものを数える感傷遊びとか。


ま、容姿と生殖能力に最大の価値を置くなら、
その違いは絶対的ですけどね。


「走り出したい気持ち」を
「走る」という行為で表現できなくなるなど、
「気持ち」と「行為」が
世間体や性格ゆえでなく、
肉体的に(健康であっても)不可能になる。
それが、老いだとすれば、
まだ嘆く時期はもっと先にとっておいてもいいのかも。


いまの若い人たちが
「老いた気分」の先取りをしなくてすむように、という意味でも、
そんなことを思います。





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【関連記事】しかし、こういうものでもありますね。
自分の年齢には多分、誰も慣れていない。

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大人の恋バナと若者の食いつきどころに面食らう、美容院。

 

シャンプー後に軽くマッサージをしてくれる新米男性美容師さんは、

ものすごく一生懸命ないい子なんですが、

予期せぬところで騒ぎ立てるという困ったクセがあるんです。

 

 

この夏、彼は、ある海水浴場に行ったらしいんですが、

「イレズミの人がチラホラいたんですよー」と言うので

「それ、いわゆる日本の入れ墨?それともタトゥー?」と尋ねると

「えっーーーと、どっちすかね?」(インコみたいに小首をかしげる)

「え?ほら。背中とかに一面、竜とか桜とかが入っているやつか、

ロックスターが腕に入れているみたいなのか、どっち?」

 

 

 

「ロックスターーーーー!?なんすか、それ!」(ハハ)

 

 


いやいやいや、ロックスターのどこに驚いてんの?

 

 

最後につける「ハハ」の笑い声で一気に

「お客さん、頼みますわ。その言い方、古いっすよ」の

ニュアンスぶつけてくんのやめようよ。

 

 

でも待てよ、もしかして古いのかな。ロックスター。

これは、「アベック」「スパッツ」と並べて

「脳内変換用語リスト」に追記要案件なのかな。

やだなあ。脳内変換、面倒くさいんだよなあ。

 

 

しかし、ロック・ミュージシャンだったらオーケーなのか。

アーティスト?いや、この言い方、キライだからな。昔から。

ロックンローラーって言えばよかった?

いやいやいやいや、そんなことはないよね。

ロックンローラーとでも言おうものなら、

もっと騒ぎ立てるに違いないんだ、この男は。

 

 

彼の興奮は、「ハハ」という笑いとともに一気に収束し、

膝でリズムをとるようにして話題を変えて

 

 

「友だちにも入れたがってるヤツがいて」

「あ。タトゥーね」

「入れ墨ですかね」

「入れ墨を!?」

「はい。でも、1万円ぐらいするらしいじゃないですか」

「タトゥーね」

「ですかね」

 

 

入れ墨とタトゥーの間をふたりで彷徨う、

あてのないランデブー。

 

 

そのときです。

 

 

「わたしも、もう、46歳ですよ」と女性ベテラン美容師さんの

ハスキーボイスに続いて

 

 

「46歳?まあ、そのころ、わたしは、恋をしていたわ」

 

 

というお顔を見ていないから正確にはわかんないけれども

60代と思われる女性のシルクのような自信に満ちた声。

しかも、大阪は北摂の美容院に響く上品な標準語アクセント。
それはまるでシャンソン歌手の語りのよう。

 

 

「はあ。恋ですか」とハスキーボイス。

「恋よ」とシルキーボイス。

「恋はもう、いいですわー。面倒くさいじゃないですか」

 

 

「主婦の恋には、いろいろあるのよ」

 

 

おおお。なんか、映画で見るような美容院の「女の園」な会話!

シルキーボイスに現役感と自負がにじみ出ている!

ど、どんなお方?どんなお姿?

 

 

「痛いですからね」

「うん?」

「タトゥーって痛いっすよ」

「ああ。タトゥーはね。痛いよね」

「痛いですよ。あ。僕、入れたことないですけどね!!!」

「もう、シールにしとくのが一番。シールとか、ペイントとか」

 

 

ええええーー!シールーーー!!なっつかしいーーすね!

子どものときにしましたよーー!(ハハ)

 

 

大人の恋バナにも面食らうけど、

若者の食いつきどころにも面食らうよ。



美容院って自意識とすれ違いのカオスね。

 

 

シルキーボイスのお方は、

最後にチラっと見たけど、

タオルに髪が収納されていたので

どんな雰囲気の人か、よくわかりませんでした。






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【関連記事】美容院についてはいろいろ書いています(笑
美容院のカテゴリー

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死にたくなったら 沢田研二に会いにいけ。心底、励まされる。

もう、先々週のことになるんですが
沢田研二さんのライブにはじめて行ってきました。

なんでしょう。

この胸をかきむしられるような、
幾重にも重なった感情のミルフィーユは。


なんていうのかなあ。


よろこびと
切なさと
敬意と
やるせなさと
ありがたさが
混じりあった
くるおしくも劇的な体験。

そんなこちら側の前のめりな感傷を一蹴する
パワフルなロックヴォーカルと
楽観性と厭世観が絶妙に混じりあったトーク。
つねに観客の湿った感情移入を拒むような距離感もあって
孤独なアスリートのようでもありました。


人がその道で生きる。
くたばらずに生きる。
生きぬく。粛々と。誇りをもって。
その迫力と近寄りがたさ。




「この姿を老醜と思うなら、思え。」


といわんばかりに自分を放り出すこの人は、
「劣化した」「醜く太った」という大衆の心ない嘲笑すら
自虐ギャグに変えながら、
かつて浴びるほど受けた賞賛と同じ程度にクールに聞き流すことで
いつしか勲章にかえ
いのちが終わるその日まで
現役として歩んでいくのでしょう。
(きわめて人間的なグチをもらしながら)


過去の栄光が人々の口端に上らなくなることも
「流行歌手はそんなものさ」と受け入れて。
さすが、メジャーのなかの異端を歩み続けてきた人だ。
だれにマネができるだろう。かっこよすぎる。


死にたくなったら
沢田研二に会いにいけ。



これが、わたしのライブの結論。


この人は、おそらく
想像を絶する葛藤をくぐりぬけて、
いま、ここに、生きているぞ。


いやあ、「生き抜く」ってかっこいいなあ。
そのための路線変更、上等じゃないか。


それにしてもわたしは、
この方の体型が変わっていなければ
こんなに興味をもつことはなかったです。
ジュリー、貫禄つけてくれてありがとう。


「テレビに出ない人」になってからの秀逸なライブ表現の数々を見てなくて
後悔しきりですが、これからの「老いの表現」が楽しみすぎます。





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【関連記事】そういえば、この追悼文にも「老醜をさらす」ことが
肯定的に書かれていました。
過去にしんみり浸ろう。生きるための「つっかえ棒」だから。

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