甥は、夫のお兄さんの子どもなんですが、
夫は、この甥がやってくるとイソイソするんです。
いい青年だし、デキもいいので
うれしいんでしょうね。心はずむんでしょうね。
わたしもうれしいし、楽しいけど、
夫のそれは、わたしとはちょっと違う。
老いたライオンが
若獅子を前にする感じか?
(百獣の王が例と言うのもなんだかあれだけど)
いろいろ話をしていて
夫の浪人時代の話などになり、
わたしが、
「浪人のとき、あんまり勉強してなかったよねえ」
と当時を知っているわけでもないのに、
軽い気持ちで言い、
若者たち(甥と娘)が笑ったら、
「僕はね。もう、そのときは大学に行く気はなくて。
〇〇に半年以上、行ってたから」
〇〇は、当時、政治的にもんのすごいことになっていた国ですよ。
・・・・・?
「で、半年いて、自分にはできることはないとわかって
逃げて帰ってきた」
あれ?いま?
まさかのカミングアウト??
しかも、トラウマ系?
夫と知りあって33年。
結婚して28年。
(あらためて書いてみたら、
われながらびっくりするほど長い年月になっている!)
知らんかった。
そうか、だから、学生時代から
ちょっと投げやりなところがあったのか。
いやあ、「人間は血の詰まった袋」って
寺山修司(もとはカフカだったっけ)が
言っていましたけどね、
人間って秘密の詰まった袋なのねーーーー!
町ゆく人、みなが
その「肉体」という「袋」に
「血」のみならず、
「秘密」を詰め込んで歩いているのねーーーー。
夫も、そのほのぼのしたルックスの下に
そんな秘密と傷心を詰め込んでいたのか(ガシッ!)←抱きしめた音
ほのぼのした逸話にも事欠かない、その裏に!(バシッ)←背中をたたく音
いや、それから、その話はしていません。
心に秘めておきたいことは秘めておけばいいし、
「結局、それは、あなたにとって
どんな意味をもつ体験だったのか」なんてことは、
時と機会と雰囲気と気分のすべてに恵まれてはじめて
語りあえることなので、
そのときを待ってもいいし、
そのときが来なくてもいいし、
どっちでもいいや。
娘は、甥に「親がどっちも中二病ひきずってて困るわ~」と
訴えていましたけどね(笑)。
その嘆きもわかる。
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