シルバーウイークに旧友と会い、それぞれの「不憫」が感応する。


東南アジアの某国で働いているO君が帰ってきて
うちでいっしょに鍋を食べました。

O君は、夫とわたしの共通の友人なんです。


ずっと前に離婚した奥さんのお母さん(つまり元義母)から
「お金を貸して」と言われて
「2万でいいなら、毎月振り込みましょか」と言って
元奥さんに内緒で仕送りしているらしい。


おおお。


O君は、まったくもってお金持ちじゃありません。
しかもいま、現地の会社では
年下の上司に「あなたの存在価値はどこにあるんですか!?」と
詰問される超ハードな状況にあるらしい。


現在もまだ、元奥さんの住むマンションのローンを支払い中。
養育費も息子さんが就職するまで
「自分の最低限の生活費以外は、ほぼ丸ごと」払い続け、
結婚生活には、いろいろ問題はあっただろうが、
離婚後は、ヒジョーにまじめな払いぶりでした。


・・・ま。友だちの欲目もあるんでしょうけどね。
わたしたちが知らないことも
たくさんあるだろうし。


そこに「元義母への継続的な仕送り」事案。


「もうさ、自分のこと考えていいんじゃない?」
「結婚しなくても、気の合う女友だちを見つけるとか」
「そもそも老後の貯金、あんの?」
「日本に帰ってからの家、どうすんの?」
と矢継ぎ早に質問してしまいます。


しばらくして


夫 「その仕送り、○○ちゃん(元奥さん)に対する
   復讐の面もあるんちゃうの?」



あら?


O君 「あるかもな」


あるのか・・・。


そうかー。


いろいろあるんだなー。
もう、いろいろ。
復讐も、執着も、思いやりも、
自分の存在証明も、かつての絆も、
なんか、もう、いろいろあっての「月2万円」なんだなー。


そのあと学生時代の思い出話になったので、


「O君さ、いつもカーキ色のパーカー着てたよな。
あれ、似合ってたなあ」


と、何の気なしに言ったら、
びっくりするほど嬉しそうな顔してました。


過去のある瞬間の「姿」が
別のだれかの記憶に(それがわたしでも)「素敵なもの」として
鮮明に残っていたら、うれしいよね。
わたしも、そうだ。
言ってよかった。ほんとのことだし。


わたしは、O君と会うと
いつもちょっと「不憫」に思うのだけど、
それは、O君だけが不憫なんじゃなくて
わたしも、夫も、みんなそれなりにがんばってきて
いま、ここに、こんなふうある。
それをあたりまえのように笑顔で受け入れるしかない。
そのことのどこかに「不憫」要素があるんだと思うのです。


それぞれの「不憫」が感応しあうというか。


O君は、情けないところがいっぱいあるし、
自分を大きく見せようとして
「それ嘘だろ」って話もするけど
わたしにも娘にも、死んだ犬にも
一度だって偉そうにしたことがないし、
だれかに偉そうにしているところを見たこともない。
そういうところ、偉いと思う。


がんばれ。
お正月にまた
不憫な姿、見せてくれ。





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