「自分の知らないところで自分とは無関係に」動く世界のすばらしさ。


公の場所で不審者っぽい扱いを受けたことありますか。


わたしは、あるんですよ。30代のころ。


卒業と同時に旗揚げした劇団を解散したころで
人生で一番落ち込んでいた時期です。


ひとりでスーパー銭湯に行って大きなお風呂に浸かったら、
お酒も飲んでいないのに
休憩コーナーのベンチで眠り込んでしまいました。


「ちょっとちょっと」と起こされて目が覚め、
「はっ。わたし、いま、すんごい迷惑がられてる!」と気づきました。


なんでわかったかというと、
以前バイトしていたファッションビルの保安係のおじさん(元警察官)が
館内のベンチに寝転がるホームレステイストな人たちを
まったく同じような声音と表情で起こしていたから。


丁重ながらもあからさまに迷惑そうな
男性スタッフの向こうに
カウンターからじーーっと様子をうかがう
複数の女性スタッフの顔も見えました。
わー。やっぱり不審がられてるよー。


公の場所でこんなふうに眠ってしまったのも
見るに見かねて起こされたのも
生まれてはじめての体験でした。


あああ。ちょっとやばいことになってるぞーー。わたし。


と知りました。


そして、

そっかーー。「普通の人」と「不審な人」って紙一重の差なんだなー。


とも思いました。


そのころです。


テレビの海外ニュースで
「アメリカの田舎で開かれた豚レース」の様子が報じられました。


太っちょのおじさんたちが
豚に乗るか、つかまるかして競争していたか、
豚だけがレースをしていたか、
本当のところ豚だったのか、犬だったのか、
もう、定かじゃありません。


ただ、見るからにおバカなレースに
いい年をした恰幅のいいおじさんたちが
夢中になっていたことは確か。


自分の知らないところで
自分とはまったく無関係に
バカなことをしている人たちがいる。
わたしは、こんなに落ち込んでいるのに。



このころから、少しずつ少しずつ
「自分の知らないところで」ということを受け入れるようになり、
いいな、好きだな、
それが世界のすばらしさなんだなと思うようになりました。


いまは、このブログのほかに
ウェブマガジンもやっていますが、
「自分の知らないところで」
この場で知り合った人どうしが
仲良くなっていたり、
何かをはじめていたり、
関係が広がったりしていると
うれしいなーと思います。


スーパー銭湯で爆睡したり、
豚レースを見るころまでは、
「わたしが全部引き受けなくては!」としょい込むと同時に
「わたしが、わたしが!」と身勝手でもあったので、
挫折してよいこともあったわけです。





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