久しぶりに友だちに会う前や
ちょっと緊張する会合の前などに
必ず、自分に言い聞かせることがあります。
それは、
●ほめられようと思うな。がっかりするな。
●相手の人をお世辞じゃなく褒められるなら、その言葉を惜しまずに伝えて帰ってこい。
というふたつです。
それを、「愛しき相棒であり、その長所を誰よりもよく知っている自分自身」に言い聞かせます。
なんか、めちゃめちゃ「いい人」であろうとしてがんばっているみたいで、
偽善者感が増しそうですが、
人のためにしているわけでは全然なく、
自分の心の平穏のためにやっていることなんです。
相手の人がどんなふうに自分を遇するにしろ、
その場の雰囲気がどんなふうであれ、
自分は、できるだけ心を開いて
もし、その場で与えられるものがあれば
与えて帰ってこようと決めて出かける。
武器はおいて、丸腰で出かける。
毎週、仕事のたびに降りる繁華街の駅では、
中高年女性があちらこちらで待ち合わせしています。
みんな思い思いのおしゃれをしていて
いいなあ、楽しそうだなあ、と思うんですが、
そのなかに、しばしば、
「自分がどう見えるか」「どう遇されるか」を気にしているとわかる表情で
友を待つ女性の姿を見かけます。
これからの集いに心をときめかせているからこそ、
よい評価を受けとりたい。
言葉として受け取らずとも、
自分でそう納得したい。
友との比較のなかで
自分に自信をもちたい。
そう願いながら、友を待つ人の顔です。
とてもよくわかる。
その気持ち、めちゃめちゃわかります。
それがほどよい緊張感にもなり、
だれかと会う楽しみや刺激にもなる。
それだけに、愛しさと共感を感じるとともに
こうも思います。
「評価を気にしている顔」は
伸び伸びしておらず、どこか臆病で、
あまり美しく見えない。
「その長所をいちばんよく知っていて
欠点だって慈しんでくれる自分自身という相棒」がいれば、
もう、いいんじゃないか。
相手の目に映る自分自身の姿ばかり見つめるのはよそう。
そう気持ちを切り替えてから、
行きも帰りもほどよい楽しさと寂しさを味わうことができ
いい感じになったと思います。
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