ひと回り年の離れた姉は、
長崎で一人暮らしをしていて
退職後は、コーラス・サークルに入って元気に活動しています。
その姉が、こんなことを言っていました。
サークルに一人、めちゃくちゃ美人の入ってきたと。
性格も気さくで、よか人でね~。
いつも、コーラスの終わったあとにランチに行くとけど、
その人がいるとね、なんか、うれしか~。
なんでやろう。この気持ち。不思議ね。
美人がいるだけでなんかうれしかとよ。
サークルには、姉よりずっとずっと年上の人も多いので、
ランチに行くときなど、
なんとなく「全体にくすんだグループ」「お年寄りのグループ」になるんだとか。
その「くすんだグループの一員」であるというかすかな自覚が、
かすかに気持ちを沈ませるんでしょう。
わかるな。
たとえば、自分が「おばさんになった」ことを痛感する瞬間って
年齢という数字や自分自身の姿だけでなく、
「待ち合わせしている友人たち」を遠目に見たときに
「おおお。友だちがまぎれもなくおじさん&おばさんだ!」と知る瞬間だったりしますもんね。
そこにかつての華やぎや美しさがない(笑)
あたりまえのようにあったのに。
個としてでなく塊として発せられる美とエネルギーの消失!
「そうか。自分は、もう、この世代の一員なんだな」と
視覚情報としてガツンと知らされるというか。
姉の話に戻りますが、
そんな「くすんだグループ」に
若くなくても美しい人が加わると
視野のなかに「花」が加わるわけです。
その「花」を見ることで
自分の所属する「群れ」に華やぎが加わる。
それが、うれしい。
人間って、つくづく「群れ」の生き物だなあと思います。
そんな話をしていて、
ハタ!と思ったんですよ。
姉ちゃん!
そしたら、やっぱり、くすまんごとせんば!
(訳: くすまないようにしなければ!)
姉ちゃんも!
早口で言いました。
そうなんです、そうなんです。
姉ちゃんに(もちろんわたしにも)美人パワーを発することはできなくても
どこかに「花」を残していないと
自分だけじゃなくて
まわりの気持ちもくすませるんじゃないかと。
くすんだ気持ちになって嫌だなあと思っている自分も
知らず知らずのうちに
「くすみの構成員」になっていたという結末!
うん。やっぱ、身だしなみ、大事ですな。
おしゃれにおける「攻めの姿勢」も大事ですよ。
「攻め」は未来志向だから。
たぶん、会話や表情もそうでしょう。
そこに「希望」も大事です。
花を添える。
街に、場に、集いに。
花に寄ってくるんですよ。
もろもろ、やっぱり。
実は、同性の友も。
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