世のオバアサンは、無縁の「老人」か。同じ課題を抱える「先輩」か。


数週間前のことです。


わたし、電車で席を譲られましたーーーっ!!


振袖やスーツを着て市民ホールで式典するのが「成人式」なら、
電車のなかで「どうぞ」と席を譲られるのが見た目年齢の「老人式」。


老人式、終えました。
こころの準備もなく。
50代で。ああ。駆け足の人生。


譲ってくれたのは、
ブロンドのくるくるヘア。
日本でいうなら小学3年生ぐらいの西洋人男子です。
大人の荷物から見て
まちがいなく観光客。


だから、だから!そう、そう!(すがる思い)


お年寄りだから、でなく
レディだから、譲ってくれたんですよね!!そうに違いない。
まあ、しかし、いずれにしろ「初・譲られの儀」。
ちょっと驚いた表情のあと(ほんとに驚いたから)
優しく微笑んで「サンキュ~」と言って
座らせていただきましたよ
(そういえば、わたしが抱っこ紐で赤ん坊を抱っこしているとき、
初・譲られの儀ママ編を体験したのも
西洋人のビジネスマン風男性によって、でした)


前置きが長くなりましたが、
ここからが本編。


そんなわたしが、
カフェでコーヒーを飲んでいたときのことです。


隣のテーブルには、40代前半から50代ぐらいまでの
女性4人が座っていました。
まだつきあいが浅いのか、
当たりさわりのない話題で盛り上がっておられました。
(サークルや教室の仲間かなーという感じ)


いつしか、公共マナーの話になり、
そこから「電車で席を譲るか」問題へと進みました。


4人のなかでも一番年長と思われる女性が、


「かわいいオバアサンなら譲るけど、
にくったらしいオバアサンのときは、
スマホ見てるふりして顔を上げない!
いかにも『譲れ』って顔で立つオバアサンなんか、
絶対、譲らない!」



と笑いながら大きな声で
みんなの気持ちを代弁するかのように自信満々に言いました。


そのほかの女性は、
やんわり同意する感じで
異を唱えるほどでもないが
激しく共感もしない、という程度の笑い声です。


すでに「席譲られの儀」を終え、
「老人式」もすませた
先輩格のわたしから見れば、
ふふ、ひよっこの話。


・・・なんてことは思いませんが、
この同世代の女性の
「席を譲られるオバアサン」と
「席を譲る自分」との
キッパリとした線引きには、ちょこっと驚きました。



誤解なきように書きますが、
「わたしたちも、すでに席を譲れられる年齢ですよ」
なんて言いたいわけじゃないですよ。
いくらなんでも早すぎるし、
そんなことはまったく思っていません!


そうじゃなくて、


自分より上の年代の人との間に
すごくキッパリとした線引きがあるんだなあ、
と思ったんです。


わたしは、このブログを書きはじめたころから
50代、60代、70代…と年上の女性たちを
「まだ自分は経験していないけれど、
こんな気持ちなんじゃないかなあ」とか
「このあたりまでは理解できる気がするなあ」というように


同じ課題を抱えて生きる先輩たち


というふうにとらえるようになりました。


もちろん、カフェの女性も
話題を提供しようとして
「そうは思っていないことを大げさに言ってみた」
のかもしれませんが、
それにしても、すごく「キッパリ」していました。


あくまでも「若者(現役)」のほうに自分を置いて
その外側に「老人」を置く。


あくまでも「●●」側に自分を置いて
その外側に「××」を置く。


●●と××には、
「若者」と「老人」に限らず、
いろいろな言葉が入りそうですね。


自分をこちら側において
あちら側との間に
キッパリと線を引く。
思考や感受性のクセかもしれません。


同席していた他の女性たちが、
強く同意しなかったのも
くっきりと線引きしない人が混ざっていたからかも。


だれしも線引きはしますが、
線引きした内側に安住してばかりいると
「他人事」が増えすぎて
会話がつまんなくなる。


「そこにあなたは含まれないの?」って
聞きたくなってしまいます。




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