おしゃれの満足は、「そこにいたい」「似合いたい」場所設定も大事。


昨日は、今年1月にリニューアルオープンしたロームシアター京都に行きました。


1階の蔦屋書店は、
本や雑誌を購入しなくても
スターバックスでコーヒーを飲みながら読めるという
いま流行りのスタイル。


スペースはさほど広くないし、
平安神宮や美術館のある京都でも有数の観光エリアですから、
膨大な書籍数を誇るという感じではなく、
京都の「伝統」と「新しさ」を伝えるアート寄りの品揃え、
そこにパッケージがおしゃれなお土産品や
作家ものの器がある、という感じです。
(かつての京都書院と河原町VOXを足したような感じ)


前回の記事に、
おしゃれは、スタイルよりキャラ設定と書きましたが、


キャラ設定とともに


「自分のいたい場所」設定もしたほうがいいですね。


「こんな場所にいたい」
「こんな場所を背景に立ちたい」
「こんな場所が似合う人でいたい」
「この場所に臆せず入りたい」
みたいなことです。
これも、欲張らずふたつかみっつ想定しておくといいと思うな。



わたしの場合はね、ここ。
この蔦屋書店みたいな<おしゃれ書店>です!



いや、ほんとに(笑)。


まちの本屋さんや
古本屋さん、
図書館など
本を探す場所はいろいろありますが、


わたしは、
<新しもの好き><アート好き><スノッブ>な面のある人間なので
(何事もあまり深まらない気取り屋さん&俗物なわけです)
「こういう(おしゃれ感を重視した品揃えの)書店に似合いたい」のだろうと自己分析しました。


実際に心が解放されて
居心地がいいしな。


「自分がいたい場所」「自分が似合いたい場所」が、
山、という人もいるだろうし、
庭、という人もいるでしょう。
庭は庭でもイングリッシュガーデンという人もいれば、
枯山水という人もいるに違いありません。


ホテルの高級レストラン、
アジアの喧騒あふれる市場、
摩天楼のオフィス、
大衆酒場という人もいるでしょう。


答えは人それぞれだろうけど、
きれいごとじゃなくて、


自分の「俗物性」も含めて考えたほうが、
答えが見つかりやすいと思う。



キャラ設定も
場所設定も、
「わたしってこういうヤツよね」と
自分をちょっと突き放して
「仕方ないなあ」って笑って受け入れるぐらいが
いいんじゃないでしょうか。


自分を客観視しつつ、ほどよく愛する感じ。




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「かつて素敵」への道は、 試行錯誤の放棄からはじまる。


いつもすっきりと片付いている家は、
しばしば戸棚や引きだしの収納を見直しているし、
いつも素敵なインテリアの家は、
しばしば模様替えをしたり、
小物を変えていることが多いですね。



「ずっと素敵」は「度重なる見直し」によって成立している。



もちろん、新居に引っ越したときに、
徹底的にこだわりぬき、考え抜いたから
あとはそのまま。一切変更していません!
というおうちもあるでしょうが、
家族構成も暮らし方も変わるし、
家のなかにはどうしても「その時代特有のもの」が入ってくるので
「ノー見直し」だと「かつて素敵(だったのだろう)」感が
出てきてしまいがちなのも事実。


おしゃれについても、同じことがいえるんじゃないですか。


わたしたちの世代になると、
「似合うものがなくなった!」
「何をきていいのかわからない!」と
だれもが口々に訴えますが、
これも考え方によっては、よいサインかもしれません。


試着室で「ああ、これもダメ!似合わない」
家の鏡の前で「うーん。なんかイメージと違う」
出先のトイレで「何、この髪型?すんごい老けてる!」と
意気消沈しつつ、一暴れしたい衝動を抑えつつ、
その場は何ごともなかったかのようにおさめ、
なんとか自分を奮い立たせ、
入りにくいブティックに入り、
あれを試し、これに挑戦し、ため息をつき、
ときに「あ、これ、ちょっといいかも!」となったり、ならなかったりする
その繰り返しという名の「見直し」!


がんばってるな、生きてるな。


そういう「見直し」を繰り返しているときは、おそらく、
ある「一定のレベル」はキープできているんじゃないでしょうか。
絶え間ない「見直し」が「あ、自分の芯はこれか」という発見と落ち着きにつながると、
さらにいいのだとは思う。


「度重なる見直し」をやめ、
「ノー見直し」期に入ったときこそが、
本当の危機なんじゃなかろうか。


「かつて素敵」への道は、
試行錯誤の放棄からはじまる。



どんな大企業も変化なしには生き残れない時代。
いわんや中年女をや。




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老いとは、「懐かしいもの」を介して共感しあう人が減っていくこと。


電車のなかでサラリーマンの男性ふたりが
こんな会話をしていました。


「最近の居酒屋、90年代ポップスかけてるとこ多ない?」
「そうかな。俺、あんまり聞いてないかも」
「多いって。『懐かし!』ってなるもん。
 あれは、俺らみたいなおっさん狙いやな(笑)」



ああ。「おっさん」の新陳代謝が進んでいる。



「おじいさん」は一人また一人とこの世を去り、
「おっさん」は粛々とみな「おじいさん」になり
「お兄さん」も逃れられず「おっさん」になる。


「おっさん」製造のベルトコンベアーには、
日々、それぞれの「懐かしい記憶」をもった新人が投入され、
シワを刻み、脂肪を増やし、ため息を増やして
次のラインへと流れていくのです。嗚呼。


おばさんもしかり。


現・おっさんの幅は広く、
「40歳なりたておっさん」と
「間もなく60歳のおっさん」では、
「懐かしさ」という記憶の中身がまったく違います。


「新しいもの」を知らないことが重要なんじゃない。
「懐かしいもの」が違うことが大きいんだ。



自分にとって懐かしいことやものを
相手が「うっすら知っている」ならまだしも
「まったく知らない」ことがどんどん増えてくる。
「懐かしさ」という手ごろで使い勝手のいい共感ツールを
使える場所が減ってくる!


懐かしさを共有できる人々の数が
少しずつしかし明らかに減っていく寂しさが
老いなのだなあとわかるようになりました。


わたしもブログをはじめたときは47歳。
今日55歳になりました。
粛々とベルトコンベアーに乗っています。


小さなことや日常のささいなことでいいから
どこかに「普遍性」を身につけたいな。
古さや懐かしさを、今とつなぐ語り口も探したい。
そんなことを思いながら
ベルトコンベアー上からのレポート、
続けてまいる所存です。よろ。




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私たちはもっと「雑事・雑駁・雑品のコントロール力」を誇るべきだ。


こちらの記事にも書きましたが
昭和のよそゆき文化のなかで育った世代は、
カジュアルという「くだけ感のある外出着」が不得意なうえに
いくつかの呪縛があります。


なかでも、
「年とともに上質なものを着るべし」
「暮らしは丁寧に営むべし」の
ふたつの「べし」の呪縛が強い。
2013年にこんな記事を書いています
「上質なものでなきゃ」と思うと行き場をなくす?オシャレ心。


憧れ呪縛ですね。


「上質」には、高級、本物、教養、審美眼などの
「丁寧」には、手間、繊細、慈愛、手仕事などの
価値が含まれているので
憧れとある種の劣等感をかきたてます。


しかし、ふと我に返ると
親世代よりビンボーなわたしに
子どものころから不器用で雑なわたしに
できるのだろうか?そんな暮らし。
そもそも「生活」にそのハードル、高すぎないだろうか??


わたしには、暮らしの能力がないのだろうか。
ことさらに上質でも、丁寧でもない暮らしを生きるわたしには。


いやそんなことはないぞ。きっと、あるはずだ。
見落とされているけども、
本質的な能力があるはずだ。


あった。雑事・雑駁・雑品のコントロール力だ!


雑多なことどもをこなし、
雑駁でパッとしない日々に耐え、ときには笑い、
今日はアマゾンの段ボールを折りたたみ、
明日は中古マンション販売のチラシを片付け、
ありとあらゆる雑品をしまい、捨て…。


雑を受け入れ
雑の浸食に抗いながら
雑な暮らし寸前で押しとどめるチカラ。


偉い!!


「雑」をコントロールする達人として
おしゃれ方面でも「雑味」の演出をめざしたい。




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タイツはいいものを買え。ヘアムースはちょっとずつ出せ。


思っていることをそのままタイトルにしました。


タイツは、ちょっとはいいものを買おう!


今日、急いで履いて出た三足パックの安いタイツは
なんともいえない履き心地でしたよ。
おもえば、これまでタイツの履き心地に関して
真剣に向き合ってこない人生でした。
「ちょっときついです」
「ちょっと肌触りが悪いです」
という「脚の声」や「肌の声」に
耳を傾けてきませんでした。


履き心地の悪いタイツは
静電気も起こる!
もうちょっとタイツと真剣に向きあわねばなりません。


もうひとつは、ヘアムースの使い方です。



↑リーゼ うるおいパーマもどしフォーム


髪を伸ばしてパーマをかけてから
朝、パーマもどしフォームで
ウェーブを復活させてから外に出るのですが、

(1)「プシューっと盛大に泡を出す」
(2)「手で泡をつぶさないように伸ばす」
(3)「毎度同じところからつけはじめる」
(4)「全体に行き渡らないまま泡、消滅」


を繰り返していたんです。


今週の日曜日、美容院でのことです。
美容師さんが最後にスタイリングする様子を見ていたら、
もんのすごく、ちびちびと泡を出しているではありませんか。

プシューーーーーっじゃなくて
プシュっ。


大声じゃなくてささやき。ウィスパー。


そのごく少量の泡を
手のひらでのばして
髪の毛にもみこんで
またプシュ。
手のひらでのばして
髪の毛の別のところにもみこむ。
ささやく→もむ→ささやく→もむ。
愛撫的スタイリングとでもいいましょうか。


そうかあ。そうなんだね。
ムースは、ちょっとずつ出してもいいんだね。
つい、こう、ホイップクリームをイメージしてしまうというか、
泡を泡らしくモコモコさせたくなるというか、
そういうあれこれで盛大化してしまっていました。


どうでもいいことを書いているようですが、
この日本のどこかに
わたしのような人間がいるはずです。


着心地の悪い安物タイツを履いて
プシューーーーっと盛大にムースを出している人が。
どこにいるのか存じませんが、
わたしのような、そのお方。
タイツはいいものを買え。ヘアムースはちょっとずつ出せ。




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人生とは「延命」なり。歯も、歯ぐきも、仕事も、何もかも。



夫の実家からみかんを送ってきたので
近所の友だちにあげようと思って家を訪ねたら、
歯医者さんの話になりました。


最近、オープンしたばかりの歯医者さんが、
心配になるほどガラガラだったこと、
ホームページでチェックした先生の顔は好みじゃなかったけど
実際には大きなマスクとメガネで見えなかったこと、
歯周病が進んでグラグラの歯があることなどを
友だちが勢いよく語ります。


彼女は、47歳。


なるほど。歯周病と直面する時期です。



わたしも同じころに歯周病に直面し、
「このままでは早晩、総入れ歯になります!」と言われ
恐怖に打ち震え、本腰を入れて治療をはじめたことを思い出しました。


そして偶然にも、今朝、ツイッターで
ウェブマガジンOver40のメンバーも
歯周病と二人三脚だと書いているではありませんか。





あまりの偶然に興奮して
以下のように返しました。





わたしの姉のように
60代でも頑丈な歯と健康な歯肉の持ち主もいるので
一概には言えないけども、
40代後半というのは、歯周病が最初に深刻化する時期のようです。


あなたの歯は大丈夫ですか。


「総入れ歯になりますよ!」という脅し文句にふれたとき、
「一日でも長く」という願いが目覚めます。
「いつの日か入れ歯になるだろうが、
一日でも長く自分の歯で食べたい。
硬いものもガリガリ食べたい。
バリバリ食べたい。コリコリも食べたい」。


延命願望の誕生ですね。


「延命策に過ぎない」とか
「延命だけを考えて」など
「延命」という言葉には、
「永らえることばかり考えて抜本的解決を怠る」
というようなマイナスイメージがありますが、


わたしの座右の銘は、今や「延命」。


そもそも人間、生まれたときから、
延命第一なのではあるまいか。


赤ちゃんもしかり、
子どももしかり、
青年もしかり。


さまざまな運命や状況に翻弄されつつ
延命しつづけることが
生きること。
いま、生きていることにほかならない!


そういうことを「歯」が教えてくれるのですね。
自分という数多くの部位からなる「人間」は
数多くの部位の延命によって成り立っている。
歯の延命、目の延命、脳の延命などによって
支えられている。


長生き、それも健やかに長生きって
すごいことですね。刻一刻更新される奇跡。
しかも「延命」って
カラダだけじゃないですからね。
仕事における延命、なんてものもある。


人生、これ延命。


がんばって延命しましょう。
社会的にも、肉体的にも。




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「とりたてて丁寧じゃなても手を入れて楽しむ価値」をシェアしたい。


去年、トイレの天井と壁を塗り、
今年に入って玄関と廊下、それに娘の部屋の壁を
ペンキで塗りました。

一応、ご紹介しておくと

toilet2
これがトイレ。


genkan.jpg
これは玄関と廊下。バーガンディーとアイボリー。


sae.jpg
これは娘の部屋。くすんだグリーン(奥)とクリーム。


ところどころ粗はあるものの、
もともと細かく見る人間じゃないので
われながらよくできたと出来栄えにも満足しているんですが、
そのほかにもよいことがありました。


最近、「趣味はなにですか?」って聞かれると、
「ペンキ塗りです」と答えているんです。


映画や音楽鑑賞は、一般的ではあるものの、
大ジャンルから極小ジャンルに入ると
「はあ、そうですかあ」としかお互いがいえなくなり、
意外に、会話がつながらない難易度の高いものですが、
ペンキ塗りにはその心配がありません。


相手は、ペンキについて知らないまま、
興味もまったくないまま、
「え?ペンキ塗りですかあ?どこを塗るんですかあ?」と気軽に聞けるのです。
「ペンキ」という言葉の響きもいいんですねえ。
なんかちょっと人を油断させる、とっつきやすさがあるんです。


万が一、話が広がらなくてもなんせペンキですから、
教養のなさも、知識のなさも露呈する心配はありません。
ヒジョーに気楽に上機嫌に話が進みます。
「え?え?ペンキって?」と途中から話に加わる人もでてきます。


わたしは、「ちょっと待ってくださいよ~」と大げさに言いながら
スマホの写真を探して見せるんですが、
お愛想の部分を差っ引いても、


男女を問わず、若い人が興味を示す



傾向にあることがわかりました。


ペンキの購入先や塗る手順、必要な道具や所要時間などを
熱心に聞かれることが多いし、
「僕は、漆喰を塗ったんです!」と
30代の男性が、勢いよく自宅の壁の話をしてくれたこともあります。


自分の家に少しずつ手を入れる楽しさは、
年齢に関係なく共有できるんだなあ。
そして、そこから生まれる会話は楽しいなあ。



としみじみ思いました。


わたしは不器用だし、雑なので
「こんな素敵な家に住んでいるんだ!」
「こんなすごいDIYができるんだ!」という感動は
逆立ちしても与えられませんが、
「こんなにうれしそうに自分で手を入れながら
暮らす方法があるんだ!」ということは伝えられる。


そういうわたしなりの暮らしへの向き合い方、
「とりたてて丁寧じゃなくても
いろいろ工夫して楽しめる」ということを
シェアしていけたらいいなあと思います。


なんか、そのあたりには「やらかい人たち」が
世代を問わず住んでいそうな気がします。
ペンキは作業もいっしょにできるしね\(^o^)/


門倉多仁亜さんのお母さんはサッシの内側もペンキでアイボリーにしています。
この本の特に後半のお母さんのインテリアのところ、何度も何度も見てしまいます。





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予期せぬ「自撮りモード」が突きつける、油断した顔の老け具合。


もう、2年ほど前から買い換えたいと思っていたビルトインコンロを
ようやく買うことにしたんです。


魚焼きグリルはとっくの昔に壊れていたし、
最近はバーナーの火もつきにくくて
チャッカマンの助けを借りるほど。


もう、今年も11月も後半じゃないか。
このまま、不便を我慢するのか?おい、お前、
と自問して買うことに決めたのです。


インターネットで買ったので
ガスの配管がわかる写真を送らなければなりませんでした。


面倒くさいなあと思いながら、
コンロ下の収納扉を開けて
かがんで、のぞき込むようにして
スマホで写真をとろうとしたら、
見知らぬ老婆がけげんそうに
こちらをのぞき込んでいるではありませんか!


ぎゃ。


だ、だれだ?この老婆は!?
ここは羅生門か!?


・・・と心底驚いた次の瞬間、わかりました。
老婆は、このわたしだったのです。
(言わずもがな?)


どこをどう触ったのか、
自撮りモードになっていたんですね。
不意打ちの自撮りモードほど心臓に悪いものはありません。
ポータブルお化け屋敷。


すっぴんボサボサで
不機嫌そうに目をすぼめて
額にシワを寄せた顔のザ・オバアサンなこと!



コンロ

これがあちこち壊れているコンロ。老婆と遭遇したのが、その下の茶色の扉の中。


犬が鏡に映った自分の姿に吠える気持ちがわかりましたよ。
これは、見知らぬ他人だ。
わたし、ここまでオバアサンじゃないはず。
あれじゃない??未来が映ってるんじゃない??
コンロ下は、時空が歪んでいるんじゃない?


いやあ。油断しているときの顔って
ほんと恐ろしいです。
寿命が縮まりました。


老いは、油断とともに立ちのぼる。


胸に刻んで忘れません。


ま、このようにショッキングな事件はありましたが、
ガスコンロを買い換える決断をしたのはよかったです。


何にせよ、一年にいくつかは
きちんと「決める」ということをしたほうがいい。
グズグズを断ち切ったほうがいいのです。
これまでの経験上。


買い物だけでなく
自分が迷っていることや
考えていることなども
一年にいくつかは決断する!


決断は人生の新陳代謝。
カラダの代謝は下がっても
人生の代謝は下げるまい(できるだけ)。



というわけで買ったのは、こちらのビルトインコンロ
欲しい機能だけのシンプル&低価格コンロ。
お店の対応も親切丁寧でしたよ。
あとは、工事を待つだけ。
安いビルトインコンロを探してグズグズしている
わたしのような方、よかったら参考にしてください。





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二十数年ぶりの突然の再会に思う。声をかける勇気とありがたさ。


先週の土曜日、電車に乗ってドア側に立ったら
声をかけられました。


20数年ぶりに会う、かつての劇団員です。
わたしは、30代半ばまで劇団を主宰していました。
当時、若さゆえの情熱や未熟さで
多くの人を振り回してしまった、
もしかしたら、人生のチャンスを棒に振らせたのではないかという
自覚と罪悪感があるのです。


「恨まれても仕方ないな」と思うし、
「あんなに大きなこと言っていたのに
大成しないばかりか、途中でやめちゃっているじゃないか」と
軽蔑されても仕方ないな、とも思ってきたし、
いまもそう思っています。


かつて劇団員だった女性は
ご主人といっしょに立ち、
懐かしそうに、愛しいものを見るような表情で
わたしを見ていました。
あわてて出した手を握ってくれて
「会いたかったです」と言ってくれたように思います。
(手を握ったところまでは確かなのですが
別の言葉だったかもしれません)


わたしは一駅しか乗らないので
いくつか言葉を交わしたあと、
ちょっと芝居がかっているけど
「ハグしていい?」と聞きました。
深くうなずいてくれたので一瞬抱きあって
背中をトントンする手に
いろんな思いを込めました。
彼女もギュッとチカラを込めてくれました。


ホームのベンチに座って
しばらく泣きました。


静かに見守るご主人のまなざしが
幸せな夫婦関係を伝えてくれるとともに、
二人の間で、ごくまれにわたしのことが話されていたとしても、
それは「恨み」でも「軽蔑」でもなかったのではないかと思われ、
意外さとありがたさにポカンとしてしまいました。


結論はありません。


ただ、偶然にも
当時と同じ髪型に戻していたので
すぐにわたしとわかったのかもしれません。
近場のわりにいつものボサボサな普段着でなく
仕事帰りで比較的、ちゃんとしていたこともよかったな。
思慮深くやさしい彼女は、
ボロボロのわたしには
きっと声をかけなかったと思うのです。


いずれにしろ、どんなことも
彼女が声をかけてくれなかったら、
起こりえなかったことです。


いつでも声をかけられるちゃんとした彼女の人生と
そのやさしさに心の底から敬意と感謝を捧げたいと思います。




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