若い人に「知らない」と言われたときの動揺と、その不均衡。


先日、いつもの会議に若くてかわいい女性が一人加わりました。


その女性の隣に座って
うれしさと照れくささがまじりあったのか、
場をなごませようと気をつかったのか、
オブザーバーとして出席している60代のAさん(男性)は、話の最後を
「そんなことはイーデス・ハンソン!」と締めくくったのです。


20代前半の女性は、「ん?」という感じで
かすかに首を傾けたまま、黙っています。


「俺らの年代は、つい言うてしまうねん!
そんなことはイーデス・ハンソンって」
「うん?」(それどういうことですか?的な首傾げ、再び)
男性、困って「ねえ!」


放たれた「ねえ!」の矢は、
まっすぐにわたしに飛んできます。


やはりか。わたしは年下なんだから、
いっしょにしないでくれ、
その雑駁な「同世代くくり」やめてくれ、と思いながらも、
彼をのぞけば、間違いなくわたしが最年長。
ここは逃げるわけにはいきますまい。
ビシッ!と矢をつかんで微笑んで
「そうですね(笑)。でも、イーデス・ハンソンって言われても
わからないですよねえ」と若い女性に言いました。


コクンとうなづく女性。


すると男性、
「イーデス・ハンソンは、外国人タレントの走りみたいな人。
そうですよね!」


またも、飛んでくる「そうですよね!」の矢。


ビシッ。矢、つかむ。「そうですね。そんな感じです」(笑)


イーデス・ハンソンについて
なんとか、いまの芸能人に例えて伝えようとする男性。


そんなことどうでもいい女性。


イーデス・ハンソンの顔を
うっすらと思い浮かべるわたし。


このときの「動揺の不均衡」!!ああ!


動揺マックスの男性
動揺ゼロ・関心もゼロの若い女性
巻き込まれ動揺・中レベルのわたし


荒れ狂う冬の日本海のごとき男性に比べ
波ひとつない大海原のような女性。
その嫣然とした微笑み。


若い人の「昔のことを知らないことに対する平然ぶり」が、
いや、平然ぶりを超える無関心ゆえの「優越ぶり」が
年長者を動揺させ、ビミョーに、かすかに、傷つけるという場面。


知らないほうが
知ってるほうより
偉いなんておかしいじゃないか!!


・・・と声を大にして主張したいけど、
わたしも昔はそうだった。
「えええ。なにそれ~!知らなーい!」ってことさら大げさに
言うこともありました。
あれ、なぜだか、気持ちよかったなあ。


あのとき、わたしに「知らなーい!」って言われたおじちゃんやおばちゃんも
動揺してたんだろうな。
自分が、「凪」のほうにいたからわかんなかったよ。


無関心は、なかなかにすごい凶器です。


★イーデス・ハンソンさんはこんな方です
昔の方のような書き方をしましたが、
2006年のNHK連続ドラマにも出演。
現在は、近畿大学客員教授。
1999年までアムネスティ・インターナショナル日本支部長。
バリバリの現役です。「いいです、いいです。イーデス・ハンソン」が死語なだけ。




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