「願望」と「恐れ」と「惰性」で、服のサイズ選びを間違う。


ユニクロでジーパンを買おうと思いました。
問題はサイズです。
試着したら、お腹がピッチピチでファスナーが上がらないとか、
お尻と太ももがピッチピチで身動きできない、
などというわが惨状を目の当たりにしたくないので
下半身のサイズ選びは、いつもやや及び腰です。
自分が思っているより「ウェストはでかいぞ」という
たしかな実感があるからです。


ジーパンはこれです
わたしが履くとここまでクロップド感は出ず(身長158センチ)
やや、きちんとした雰囲気になります。


denim.jpg
ハイライズワイドクロップドジーンズ


自分のサイズがちゃんと頭に入っていないので
これぐらいかなあ…という
二つのサイズを選んで履いてみるとラク!
ピッチピチじゃない!これにしようと思った次の瞬間、
あれ?待てよ、と思いました。
ラクなのはいいけど
ウェストに余裕がありすぎるんじゃねえか?
手のひらを入れてもなお余裕あり。
スポスポと上下に動かせるよ。


うん?これって大きすぎか?
ラクに着られればいいってわけじゃないだろ??


そこでスタッフのお兄さんにお願いして
さらに下のサイズを持ってきてもらいました。
履いてみたら、ああこれだ、これがジャストサイズだ!
後姿にも余分なゆとりがなくて
さっきより間違いなくいい感じ!


危なかった。超だぼだぼサイズを買うところだった。


胸をなでおろして思ったのです。


こんな人は、わたしだけではないはずだ。
「入らない」「ピッチピチ」の恐怖体験が刷り込まれ
ついつい「大きめ」を、しかも1サイズのみ抱えて試着室で着てみたら
ラクに履けて見た感じも悪くないので
「これにします」って買ってしまうという事態!!
ちょっと待ったーーーっ!それデカすぎるぞーーーっ!


わたしも、今回は、たまたま2サイズを試着したのでよかったけれど、
もし、一番大きいのを一着だけ持って入っていたら、
ワンサイズ落としたとしても、
「それでもまだ大きいサイズ」を選んでいたかもしれません。


下半身については
大きめを買っていないか、
要チェックだな。



そのあと、ZARAでもトップスを買いましたが、
SとMとLをすべて試着して
Sを買いました。


「何着、試着されますか」
「10着です!」(限界ぎりぎり)
ぐらいの勢いでいこう。
1回試着室に入ってしまうと
他のサイズを選びなおすのが面倒になるので
ファストファッションでは、あらかじめ
サイズ違いや色違いを抱えて入る。これ、大切だな。


上半身はMサイズの呪縛を離れ、
下半身は大きめ試着の呪縛を離れよう。



そういえば、わたしのまわりのおしゃれな人は、
ずっと前から「どんなものでも必ず試着する」
「いろんなサイズを試す。サイズこそ大切」って言ってたなあー。
これからは、わたしもそうするよ。





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これ「が」なのか、「も」なのか、「と」なのか、それが問題だ。


木曜日の夜に大学生の娘が友だちを連れて帰ってきました。


晩ごはんの麻婆茄子は食べてしまっていたので
「よし。鶏肉の塩レモン焼きを作ってあげよう!」と言い、
鶏もも肉に塩レモンをまぶして焼き、
残っていた菜の花のおひたしと
白菜や水菜やえのきなんかをさっと炊いたやつと
いっしょに出しました。


食卓を見てみると、
夜遅くに出したとは思えない華やかな彩り!
食事の健康指数をぐっと引き上げる菜の花の濃い緑!
トマトを添えた鶏肉の塩レモン焼き!
白菜や水菜のくたっとした感じもいい!


「おいしい!」という声が
「この昆布の佃煮、超うめえ!」
「まじ、この佃煮すげえ!」と
この記事にも書いた松前屋の昆布に集中していたことに
憮然としたものの
勢いよくガガッと作る自分にほれぼれし、


わたしって、こういうのが一番向いてるんじゃね??


と思いました。



「こういう」というのは、
「予期せぬ客を歓待して、
ご飯を食べさせる肝っ玉母ちゃん的行動」です。


いっそ、こっちの道に進もうか。


しかし、ほんとに、こういうの「が」一番向いているのか。
そこ「が」問題であることを、わたしは知っています。


わたしの姉ちゃんは、
ターシャ・テューダーのドキュメンタリーを見て憧れ、
「退職したら、実家の庭でガーデニングをする!
そういう人生がいいよねえ!」


と言っていましたが、
実際に退職したら
「雑草と虫がなにより嫌い」なことに気づき、
庭をほぼ全域コンクリートで埋めてしまいました。


わが姉ながらあっぱれ。荒療治。



つまり、


そういう人生「が」いいよね!
じゃなくて
そういう人生「も」、見ている分にはいいよね!


だったわけです。


わたしも

こういうの「が」一番向いてるんじゃね??

ではなく、

こういうの「も」、たまにはいいよね!

なのかもしれないから、
こっちの道に進もうと決めるのは早計。
もう少し考えよう。


人って、疲れていたり、壁にぶちあたっていたりすると、
こういうの「が」わたしのしたいことなんだ!
こういうこと「だけが」できていればいい!
と思いがちですが、


こういうの「も」、ああいうの「も」
と複数あったほうがいい場合が多いんですよねえ。


いざ、「これだけ」となったときの
そのシンとした魅力のなさときたら!!



こういうの「と」、そういうの「と」、ああいうの「と」
当面は、「と」でつないで、
だましだまし、やっていこうと思います。




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私のなかの「若者」は、いつも席を譲りたがっている。


京都で午前中だけの取材を終えて
バスの座席でスマホを見ていました。


その日は、寝不足だったんです。
そんなときは、余計ダラダラとスマホを見てしまうのです。
疲れていたんですよねえ。


・・・と疲労を強調するのには、理由があります。


だらだらとスマホを見ていたら、
視界の左側に「花柄の杖」と「筋ばった手」が目に入りました。
「はっ!座っている場合ではない!」と思いました。
反射的に立ちあがり、
「どうぞ!」と言いました。


言い終わってその人の顔を見たら、
なんと、60代半ばぐらいの、
やや化粧濃いめ、髪の毛明るめ、気は強めの
現役感バッリバリの女性ではありませんか!!


「いえいえ~、座っておいてください。
そんないいですよ~」と
笑顔で辞退してくださるものの、
わたしにはわかる。


このタイプの人は、
席を譲られるのがいっちばん嫌いだ。
80歳になっても嫌いなはずだ。
それなのに、それなのに
60代で譲ってしまった!
ムッとしているに違いない。
いや、それ以前に「そんな年に見えたのだろうか」と
心のどこかが傷ついているに違いない。


よく見ると、
「花柄の杖」に見えたのは、
長くて細い「傘」だったという失態!


「わわわわわ、すみません!
ああ、傘なんですね。傘が、杖に見えたんです。
杖に見えてしまって…ごめんなさい!」と
わけのわからないことを小声ながら切々と熱烈に口走りながら、
もう一度座りなおしました。


ふー。何をやっているんだか。


その女性にしてみたら、
あわてて立ち上がったわたしの顔を見た瞬間、
「は?あなたと年、そんなに違わないよ」って
思っただろうし、言いたかっただろう。


睡眠不足は不注意を招くというおはなしです。


そして、


自分のなかにいる「年長者を敬う若者」が
ひょっこりと顔を出して
もう、若者じゃないのに
「反射的に行動しちゃう」こともある、ってお話でもあります。


わたしのなかの「若者」は、
いつだって席を譲りたがっている。
いい子だ、よしよし。




★席を譲る問題は、この記事でも書いていました。もんのすごく考察してる(笑)
座席を譲る、というビミョーな問題。

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「気分屋の母」は「家庭に君臨する世間知らずの専制君主」か。


朝日新聞の「悩みのるつぼ」
中学3年生の女の子が「気分屋の母にうんざりです」という
悩みを寄せていました。


おとうさんは単身赴任中。
子どもは、その子と中学生の妹ふたり。
おかあさんは、逆ギレしやすく、
「さっきまで機嫌がよかったのに
数分後には気分が最悪になる」と書かれています。
今回の回答者は、上野千鶴子さん。


専制君主(おかあさん)の王国から独立するまでは、
受験生の特権を使おう。
そして、自分は自分の道を切り開く岐路にあるのだと
親にも自分にも言い聞かせようというのが
回答の骨子でした。


そして


(大学への進学は、スポンサーであるおとうさんと
きちんと話しあおう)
仕事をしてきた父親のほうが
気分屋のまま家庭という王国の支配者を続けてきた母親より
きっと的確なアドバイスをくれるでしょうから。


と結ばれています。


なんだ、この理性的な父と非理性的な母という定型図。


ああ。母親は浮かばれねえや、と思いました。


相談のなかには「電話をしたら、図書館に母親が迎えに来る」ときのことが
例として書かれているので、
「気分屋の母」は、家事をしていたり、ごろ寝していたり、
テレビやネットをのんびりと見ているときに娘から電話が入って
「すぐ行くわ!」と言って家を出ているのでしょう。
相談には書かれていませんが、
パート帰りってこともあるかもしれません。


ところが、「近所の人と会って」
20分から30分ほど遅れる。
娘が遅れたときは怒るのに、
自分が遅れると決して謝らず、
「あたりまえと思うな!」とキレるそうです。


わたしは、車の運転ができないので
同じ経験はありませんが、
でも、おかあさんの気持ちは多少、わかりますよ。


(1)娘の都合にあわせて迎えに行く。
(2)近所の人の都合にあわせて世間話をする。


すでに、もう、ふたつも「他人の都合」で動いてきたのです。
謝れ??いや、確かに悪いですよ。謝ったほうがいい。
でも、謝ることをよしとしない「グズグズとした地層」があるのもまた
事実でしょう。


図書館への「送迎サービス」があるということは、
「お食事サービス」「お掃除サービス」「買い物サービス」
「洗濯サービス」「洗濯ものとりこみサービス」も
も提供されていることでしょう。
なかでも「送迎」は他者都合度の大きいサービスのように思えます。


「気分屋」が幼稚な心の表れなのは
間違いない事実ですが、


気分屋の「機嫌が悪くなる」状態とは、
多くの場合、
「ある出来事」が単体で引き金となっているわけでなく、
「ある出来事」が「あれもこれもと他の類似した出来事」を想起させ、
その「あれもこれも」が膨大な気がするために
通常の処理能力を超えてしまい、
黙りこんだり、プンとしたり、わめいたり…という
「自他ともに不快なフリーズ」に至ってしまうことです。


それが幼稚な精神性なのは認めるし、
その精神性を擁護するつもりはまったくないですが、


でも、わたしが相談されたなら、(されないけど)
不在の父を「大人」として持ち上げるのでなく、


「図書館にはどうしても迎えにきてもらわないといけませんか。
できるなら、夜遅くならないように気をつけて
バスや自転車、徒歩でいきましょう。
そんな小さな積み重ねが自立への道ですよ」


って言いたい!

そして、


「それがムリな場合は、
LINEやメールで遅れるときは、必ず連絡をするようにしましょう。
家族だからと甘えないで。
そのことを、おかあさんにも提案してみてください。
感情が衝突する原因を一つひとつ丁寧につぶしていくこと。
家族であれ、なんであれ、
そんな「小さな仕組みづくり」で人間関係は大きく変わりますよ」


って言いたい!


家事や育児に限らず、
他者都合で動くことの多い労働は、
蓄積する「不全感」を自分の言葉で冷静に伝える力を養わなければ、
「機嫌の悪い状態」になりがちです。




「気分屋のまま家庭という王国を支配してきた母親」と
言い切って解決する問題などない。
「労働の質」と「それがもたらす精神性」に
着目したいものです。
しかし、それは、その労働への最低限の敬意がないと見えてこないものです。


みんな、自分の言葉で自分の心と労働を我慢づよく語っていこう。
理解されているようで、されていないよ。




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電気ケトルを溶かした話題で場を緩ませた、というトロトロ系のお話。


いやあ、人生、何があるかわかりません。
月曜日の夜のことです。


やかんにお湯を沸かして冷茶を作ろう」
電気ケトルでちょっとだけお湯を沸かしてガス台を拭こう」


とふたつのことを思いながら
台所に立っていました。


そこはほら、もう、年季だけは入った主婦ですから、
なんにも考えなくても
自動的にカラダが動きますよ。
サッサッサです。
水を汲み、
これをあそこに置き、
こうして、ああして、火にかけて
こちらをこうして…と
いつものように段取りよく動き、
ちょっとほかのことをしていたら、


ん?


何か匂う。
石油系の何かが溶けている感じね。
うん。もっとはっきり言うと、プラスチックが溶けている。
どこかで何かがドロドロになっている的な?
ずっと嗅いでいると絶対に具合が悪くなる匂いでもある。


あ・・・。


ガス台にのっているのは、ティファールの電気ケトルじゃないか?
やかんではなく。


ギャーっ!!!
猛烈な勢いで駆け寄り、
火を消してティファール電気ケトルの救出をはかるものの、
時、すでに遅し!


電気ケトルの底面は溶け、
コロンとした可愛らしいフォルムは醜く崩れ、
白いすべすべの肌の下からは
エイリアンのような黒々とした内臓が
無気味にのぞいているではありませんか。グロい。


これは、もう、わたしの知ってるティファールじゃない!
「わたし、なにやってるんだ」「もう、ほんと何やってもダメじゃん」と
一瞬、自分の心のなかもドロドロになりました。
翌日、ツイッターでも大げさに嘆きました。


その数日後、クライアントを訪ねたときのことです。


「おつかれさまです!
最近、なんかおもしろいことありました?」


と不意に尋ねられました。


こういうときは、ほぼいつも何も思いつかず
「うーん、なかったですねえ」と
答えてしまうのがわたし。
とっさの反応が鈍いんです。何ごとも。


この日も、「苦手な振り、きたよ」と思い、
「おもしろいこと??わたしの人生にそんなこと、あるか?」
と思いつつも、
相手がすごく疲れているようなので
ちょっとリラックスさせてあげたいと考え、
しぶしぶ「脳内SNSに最近書いたこと棚」をひっくり返しました。


あ!!



「電気ケトルを直火にかけてドロドロにしました!!!」



そう言うと、おもいのほか反応が大きく、


「そんなバカなことするんですかーーー!?」(大笑い)となり、


やってきたほかの人に
「なあなあ。電気ケトル、直火にかけたことある?」
「ないです」
「ないよなあ」
「かけたんですか」
「はい」
「えええ!!」


となって、そこから、


「やっぱり次は、あれですか。あの、流行りの?」
「バルミューダですか」
「そうそう、それそれ」
「あれネットで見ましたけど、注ぎ口が洗いにくくないですか」
「うん、でも、かっこいいですよ」
「そっかあ、値段がなあ!」


と複数人を巻き込み、しばし盛り上がりました。


よかった!これでティファールも浮かばれる!


しかし、ツイートしておいてよかったな。


「おもしろいことないですか」と聞かれたとき
わたしは、最近の「行動」をふりかえるんじゃなくて
「自分が書いたり、ツイートしたこと」を
無意識にふりかえったんですよね。


なんか、おもしろいことがあったなら
ツイートに書くか、ブログに書くかしているから
そこをふりかえろう、って感じですかね。


ひとりのときの体験と
それを「書いたみたこと」が
話題を作るんだなあ。



そんなことを思ったのです。


なーーんて教訓見つけたみたいに偉そうに書いてますが、
きっと人生のなかで、こういう失敗を一度もしない人が
たくさんいるんだろうなあ(涙)。
鼻で笑って、電気ケトルで茶を沸かしてくれてもいいよ。


話題に出たバルミューダの電気ケトルはこれ。
注ぎやすそうだが、洗いにくそうな注ぎ口。デザイン的にも肝。



私が使っていたのは、廃盤になってました。
もう一度、ティファールを買うかなあ。価格的に。




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折り返して戻ろう。「低迷の森に奥深く入る自分だけの小道」


電気ケトルを直火にかけて溶かした、と書いたら、
「わたしもザルを溶かした。でも、そのまま20数年使っている」(写真つき)とか、
「わたしも電気ケトルを火にかけた。すぐ気づいて助かった。
そのかわり、昨日、鍋を黒こげにした」などと
友だちが教えてくれました。


事件は、日々、台所で起こっている。
みんなでやらかせば怖くない。



しかし、わたしは、今週末も、
数千円チャージしている楽天エディカードに
間違ってハサミを入れてしまいましたよ。
ひとり、とんまつり。


それでなくても「気分はすぐに低迷」するのに
追い打ちをかける、自らの「とんま」ぶり!



そう、気分はすぐに低迷するのです。



「ずっと高揚している」には、
いろいろな脳内ホルモンが必要で
無理に補充しようとすると
反社会的な物質を手に入れないといけないようだから、
まあ、それは不可能としても
「ほどほどに明朗快活」ぐらいに
キープできないもんですかねえ。


ほんと、気分ってすぐに低迷する。
むしろ、低迷が基調。


しかも低迷したときには、
「低迷の森に奥深く入る自分だけの小道」があって
慣れ親しんだ、その低迷の回路にずんずんと入っていくのです。


おーい。遠くまで行くなあ。
行くなら、パン屑くらい落としていけえ。


低迷の小道が行きつ先は、
人それぞれ違うでしょうが、
行きつく先から見える「願望」や「解決策」は
長きにわたる無策な時間や複雑な事情がからみあっていることが多いし、
単なる思考のクセでそこに至っているだけの場合もあるので、
「行きついた先」に居座って
ああだこうだと考えをめぐらしても
いいことは、まったくといっていいほどありません。


わたしも、先日は、あまりの「とんまぶり」に
「自分」を投げ出したくなり、
意気阻喪して低迷の森に奥深く入りそうになりましたが、
道半ばで思いとどまって折り返し、
「ずっと取り出しにくかったソックス&ストッキングの収納棚」を
よっこらしょと動かしたら、
小さなストレスがなくなって、
「意気阻喪」は小さいながらも「達成感」に
変わっていました。現金!


遠くの未来や
過ぎてしまった過去より、
手の届く工夫と
今日と明日だよ。



・・・・と自分に言い聞かせて
これから仕事、行ってくるべ。
(早起きして書いたの、ちょっと偉い)





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ファスナー全開で「夢の叶え方を知っていますか?」をオススメする。


一昨日、駅のトイレで
ジーンズのファスナーが全開していることに気づきました。


でも大丈夫。


電車に座っているときは、
大荷物ふたつを膝にのせていたから
完ぺきに隠せていたはず。よし。


でも、待てよ。
家から駅までは?電車を降りてからトイレまでは?
セーターの丈が短いので
ファスナー部分、露出していたはずだけど??
考えはじめると不安にならないでもないですが、
だれも不審な顔で見ていなかったし、
視線を感じることもまったくなかった。


あれ?それって見えていないというより、
だれにも見られていなってことじゃないか?


おばさんは、誰にも見られていない理論??



いや、もう、これ以上、考えるのはやめておこう。
低迷の森に入るだけだ。


今週の火曜日には、
こんなこともありました。
雨の日だったんです。


数週間前の取材で折りたたみ傘を忘れ、
「預かっておきますね!次回、お渡しします」と
メールをもらっていました。


だから、この日、現地に着くと
「はい、傘、お渡ししておきますね」と
ユニクロの折りたたみ傘を渡してもらったんです。


「ありがとうございます!ほんっとにすみません!」


取材を終え、先に失礼して
歩きながらバッグのなかを見ていたときです。
返してもらった折りたたみ傘が目に入りました。
「忘れずに持ってきてくださって、律儀な人だ。
わたしなら忘れるぞ」


うん?今日の左手は、こんなにフリーでよかったんだっけ?
なにも思い煩わず、なんの責任も負わず、
ノンキにプランプランしててよかったんだっけ?


はっ!さしてきた長傘、忘れてきた!!


そうです。
折りたたみ傘を丁重にお礼を言って受け取り、
長傘を忘れてきたのです。
「傘、お忘れですよ。預かっておきますね」の無限ループ!!
しかも今回は、邪魔になる超ロング長傘!


この日に限って、なんで雨なんだよーー(涙)


わたしは、自分のことを人並みにお利口さんだと思って生きていますが、
ほんとは違うのかな?
だいぶ、まずいのかな?


話はかわりますが、
森博嗣氏の著書夢の叶え方を知っていますか? (朝日新書)
オススメですよ。


若者でなくて、ある程度、年齢を経た人にこそおすすめ。


●夢は静止画でなく動画で見る。
●人を巻き込まない。(家族も含む)
●目標は低く、妥協する勇気を。

など、ちょっと「あら」と思いませんか。


自己満足という言葉が忌み嫌われているのは、
実に不思議な現象といえる。
満足は、そもそも自分でするものであって
自己満足こそが正統な満足なのである。


「夢」というのは、自分の自由の追求である。
しかし、それははたして自分が「見たい夢」なのか、
それとも人に「見せたい夢」なのか、
一度じっくりと考えてみることをおすすめする。



わたし同様、思い当たる方は、
おすすめされてください。




たくさんの方に投稿いただいている
ウェブマガジンの「カレー短歌」、新たな才能を求めています!
年齢を笑ったり、嘆いたり、突き放したり、涙ながらに訴えたり…。
たっぷり煮込んだカレー(加齢)短歌を華麗に投稿ください!
待っています。

(熱く募集していますが、何か見返りがあるわけではありません。
あるとしたら、自己満足!)

投稿と過去のカレー短歌は、こちらから。

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その店の前を通りにくくなるようなケンカはするな。


内田百閒の随筆に、
彼が、借金取りに追われていたころ、
果物屋さんでりんごを値段別にひとつずつ買い、
あとでじっくりと食べ比べできるように
マジックで金額を書いていたら
お店の人に「何をするんだ。やめてくれ!」と激昂され、
ケンカになって、怒って店を出てきた。
以来、その店の前を通りにくくなり、遠回りしている、
というようなことが書かれていました。



ああ。この感じ、わかるなーー!
リンゴにマジックで値段を書くことじゃなくて(それはちょっと変わっている)
ケンカしたあと、その店の前を通りにくくなる感じ!


口論に買ってケンカに負けるってやつだな。
店の前を通りにくくなるようなケンカはしちゃいけないな。



…と深く心に刻みました。


というのも、わたしの家族(父母と姉)が、
「口論に勝ってケンカに負ける」様子を
何度か見てきたからです。


「言ってやった!」と直後は意気軒高なものの、
その後、「顔を合わせたくない…」なんて
ションボリして自分のほうが不自由な思いをしている。


うちの場合は、だいたいこんな感じでした。


ちょっとした迷惑などを
相手に言えずに我慢する。

「言わないでもわかってほしい!」と願いながら過ごす。

相手が気づく気配は一向にない。

ひきつづき、我慢するつもりが
ふとした瞬間に怒りが爆発して
怒りに任せて積年の不満をぶつけ、
口論になる。

「言ってやった」高揚と
「言ってしまった」不安で動揺し、
「これでよかったよね」と何度も確認したがる。

基本的に善良かつ小心なため
だれかと「不仲」な状態に慣れておらず、
相手と顔を合わせるのがつらくなる。

避けたり、遠回りしたりする。



なかなか難しいし、
わたしもできるなんて言えませんけど、


「こうしてほしい」の「こう」の部分を
ケンカや衝突、激昂を抜きに相手に伝えて
「こう」してもらえるのが一番いいんですよね。


口論に買ってケンカに負けるな。
その店の前を通りにくくなるようなケンカはするな。



近隣トラブルに悩む友だちの話を聞きながら、
内田百閒のエピソードを再び、思い出していました。


啖呵を切って
相手をねじ伏せたつもりが、
そのことによって自分の行動も縛られ、
不自由な思いして
割りを食う結果になる…。


ケンカって、
「ケンカ後の関係」も含めてケンカだから、
「互いに嫌悪・牽制しつづける関係」に耐えられる人でないと
さらなるストレスを生むのです。


小心者にとってケンカは、ハイリスク 。
相手に対する「新たな恐怖」を呼び起こすこともあるから
感情的に怒りをぶつけるときは、細心の注意でね。


★今週はこちらにも書いています→「楽しい」「好き」を全身で表現する人は、シミもシワも薄毛も気にならない。


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自分の用事を片付けるように人を助けてしまう、カッコよさ。


電車に乗っていたら、
左側の端のほうがかすかにザワザワしていることに気づきました。


前屈姿勢で立つ制服姿の男子高校生に
小声で話しかけるようにティッシュを渡す女性。
高校生は、小さくうなずきながら受けとっています。
もう一人の女性も立ち上がって
ティッシュを渡しに行きました。


うん?よく見ると、その男の子は具合が悪いのでした。
具合が悪くて、
四角いエナメルバッグの上に戻してしまっていたのでした。


次の瞬間、新聞を読んでいたひとりの男性が立ちあがり近づいて、
小声で何かを指示しています。
男子高校生は逡巡しながらもバッグを傾けました。
何をするのだろう、と思った瞬間、
その男性は、バッグの上から流れ落ちた吐しゃ物の上に
新聞をすばやく広げて置き、
自分の足で寄せ集めるように踏みはじめたのです。


その様子を見ていた
さきほどティッシュを渡した女性は、
紙袋から自分の荷物を出し、
空っぽになった紙袋にエナメルバッグを入れるように言っています。
男の子はまた小さくうなずき、
言われたようにしようとするのですが
紙袋にゆとりがなくてスムーズには入りません。
その女性は、手が汚れるのも構わず
紙袋に入れるのを手伝いました。


その間も、さきほどの男性は新聞紙を踏みながら
汚れを集めています。


男の子は女性に座るように言われて
ほっとしたように座席に腰を下ろしました。


新聞紙の男性は、足で掃除を続けたあと、
すくいとるようにしながらまるめて
コンビニの袋にグッと突っ込んで
「もし駅員が来たら、掃除するように言いや」と
高校生に言い残して
袋を下げたまま急いで降りていきました。


入れ替わりに数人が乗車しましたが、
だれも表情を変えることなく
そのあたりを平気で歩いていたので、
すっかりキレイになっていたんだと思います。


さらに次の駅で男子高校生が降りるとき、
いろいろと手伝った女性は、
「財布、落とさんようにね」と声をかけました。
男子高校生は、うなずいてお尻の財布を手で押さえ
一礼して降りていきました。


わたしは、ただ見ていただけです。
何の役にも立っていません。


だれも大声を出さず、
高校生に何かを尋ねることもなく、
駅員さんを探すこともなく、
周囲を巻き込むこともなく、
淡々と静かに手が差し伸べられ、
淡々とすみやかに片付けられました。


「おばさん」も「おじさん」も
ほんとうに、かっこよかった。



自分の用事を片付けるように人を助けてしまう人たち。
さりげなく手を差し伸べて青少年をかばい、守る大人たち。


わたしなど、つい「大丈夫か?」と
大丈夫じゃないに決まっている人に聞いて時間を無駄にし、
何かやってあげると「いいことをした、した!」と
騒ぎ立ててしまうタイプですが、
ほんとうに役に立つ人は、
騒ぎ立てず、大声で語らず、
正義をうたわず、大げさな感謝を求めず、
自分の日常の延長線上で人を助けて
すーっとそのまま日常に戻るんだなあと
改めて思いました。


ほんとうに偉い人は、
口より先に手が出る。
殴る手でなく、救いの手。



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