「老害」は影響力への未練。仕事でも親子でも異性間でも起こりうる。



居酒屋さんで
近くのテーブルに座っていた年配の男の人が
部下と思われるふたりの男性とひとりの女性に
強い口調で延々とお説教をしていました。
自説をぶっているうちに
いつの間にか説教口調になり、
止まらなくなってしまったという雰囲気です。
場の空気が悪くなって、つらい・・・。


いっしょにいた友だちは、
「老害やな」とあきれたように言って
変顔をしました。


説教に勢いがついて
止まらなくなるには
いくつかのパターンがありませんか。


わたし調べでは、


(1)「いいこと言っているな」に酔う場合。
(2)相手が従順で受け身な場合
(3)共感や尊敬が得られず、手ごたえがない場合



に分類できます。


(1)は、頭と口に油をさしたみたいに
回転と滑りが良くなって
自説を滔々と語り出してしまう、という快楽型。
話の中身がおもしろければ、
聞いているほうも比較的、耐えやすい。
合いの手も入れやすいです。


(2)は、子ども叱る場合などに
陥りやすいケースです。
従順な夫や妻が相手のときも起こりうる、やや加虐型。
「あのときもこうだった」
「あなたはいつもそう!」
などと欠点を現在過去未来と総ざらいして
重箱の隅をつついてしまうことも。


(3)自説をぶったときに
相手の反応が得られない、
思ったように「影響力」を駆使できないときに
言葉を重ねてしまう、悪あがき型。
最初は、共感や自然な納得を求めていたにもかかわらず、
いつの間にか屈服させんばかりの攻撃性をもってしまうことも。


居酒屋さんで出会った年配の男性は、
哀しいかな、(3)に見えました。


話の端々から、
仕事のできる(できた)人であること、
そのため70歳近い年齢で(もしかしたら70歳以上かも)
現在の立場に招かれたことがうかがえましたが、
彼を囲む40代ぐらいの人たちは
もうひとつ、反応が薄い。


この人はお説教をしたい、というより
かつてのような「影響力」をもちたいのかもしれない、
と思いました。


●話が聞きたいと寄ってくる部下や後輩
●心から興味を持ってくれるビビッドな反応
●自分に気に入られようとする気づかいや媚び
●憧れや尊敬など、もろもろの「関心」!


こういったものを求めているんではなかろうか。


「影響力」って心地よいものですよね。
「現役感」といってもいい。



上司や部下、の関係に限らず。
友だちどうしにもあるし、
異性間にもあるし、
親子関係にもある。


子どもへの「影響力」をいつまでも
手放すまいとする母親は多いでしょう。


影響力をなくすのは、さびしいから。とても。
その瞬間、心がシンとするから。


老害、とよばれるものには、
この「影響力」への未練が多く含まれている。



そんなことを思いました。


手放せるなら手放したほうがいいな。
影響力への未練。
どんな場所でも、
若い人たちは、
必ず、影響下を離れて自立するもんだ。


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