お年寄りの「わかっていないのが丸わかり相づち」の理由がわかる。


若いスクールカウンセラーの女性に
インタビューしているときのことです。


あらかじめ書いてもらった
アンケートを確認しようと
目を落としたら、
几帳面な文字でびっしりと
すき間なく書かれているではありませんか。
そして


文字が小さい。


確認するように声に出して読みはじめたものの
遠近両用メガネをもってしても
ところどころ読めない箇所があります。


フンフン。なるほど。


うんうん。そうですか。


さりげなく挿入される相づち。
「読めているふり」をしている
「誤魔化しの相づち」です。
(相手は心理のプロ!見抜かれていたに違いない)


重要なことが書かれていたら、どうするの。わたし。


この場合は、概ね想像できる内容だったので
事なきを得ましたが、
「ちょっと待ってくださいね。
老眼で見えないもので。
いや、これ、遠近両用なんですよ。
度が合っていないのかなあー」
なんて相手にとってはどうでもいい言い訳をしながら
メガネをおでこのあたりまでずり上げて
裸眼を資料にグッと寄せて
「近眼で老眼」の人間特有の仕草をするのが
面倒だったのです。


もちろん、その行動、
あまり人前でやりたくないという気取りもあります。


そして、帰り道に思いましたよー。


あああ!これかと。


一人暮らしのお年寄りのところに
やれ布団だ、やれ工事だ、やれなんだと
訪問販売の口のうまいおじさんや
お兄さんが来るじゃないですか。
ひとしきり世間話して
お若いですね、元気ですね、とおだてられ
機嫌をよくしたところで
商品についてあれもこれもと説明されて
脳の処理能力を超えた段階で
「この契約書を見て、サインしてください」


見えない&面倒くさい&ちょっと気取りたい


これらが微妙に混じり合い、
「フンフン、なるほど」
「うんうん、そうですか」に
なっちゃうんじゃないのーーー!!??
(見えないだけじゃなくて
聞こえないも加わるからねえ)


そういえば、わたしの父母も年とともに
「わかっていないのが丸わかり相づち」が
増えていました。


そういうことだったのか、と
今回の「老眼ごまかし相づち」で思い至ったわけです・


「面倒くさがらない」ためには、
「面倒な手間」を取り除いて
「簡単にできる」に変えていくほうがいいので
何はさておき、遠近両用メガネの度を調整すべきですな。
わたしの場合。


それがまた面倒くさいという(笑)。


相づちや誤魔化しってラクなのがまた、
罪深いところ。
いろんな事態にテキトーに対処できる万能薬だけに
老いを加速させますな。





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人それぞれの「降りること」「降りたこと」を尊重して、明日へ。


好きなことや、やってみたいことが似ていると
話が弾むし、「今度、行ってみよう!」なんてことにもなって
友だち関係は楽しいですね。


若いときは、特にそうだなあ。


今も、もちろん好きなこと
やってみたいことが重なると盛り上がるし、
「最近、はじめたこと」が同じでも
やっぱり盛り上がります。


でも、年とともに変化も感じます。


ある年齢になると、


人は、何かから「降りる」ことを考える。
そして、なにから降りるかは人それぞれ異なる。



仕事の現役から降りる。
男女関係から降りる。
社交辞令的な友人関係から降りる。
家族の世話から降りる。
化粧をすることから降りる。
流行を意識することから降りる。


…などなど、降りる「何か」は千差万別。


それは、必ずしも「降ります!」「やめます!」
というきっぱりとした決意として現れるわけではなく
「もう、いいや」
「そろそろ、いいか」
「やっぱ、やりたくない」
みたいな気分として現れることが多いように思います。
自分も含めて。


だから、だれかと話していて
なんとなく相手が乗らない、
なんとなく気乗りしない雰囲気を感じたら、
もしかしたら相手は、
そのあたりのことから「降りている」のかもしれません。


「降りる」というとネガティブな印象がありますが、
実際には、
静かな断捨離であり、
姿勢の明確化であり、
自分が自分の声を受け入れることでもあるので


降りることは、ちっとも悪いことじゃない。


自他ともに降りる自由を尊重したいと思います。


降りた先で、いっしょにゆっくりお茶する、
なーんてこともあるかもしれませんしね。




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見守りは激務。何もしていなくても、という働き方改革を提唱したい。


台所に立っていても
パソコンに向かっていても
子犬のスーの動向を
目の端で、後頭部で見守る日々を過ごしています。






特に何をするわけでもない、
ただ見守っているだけなのに、疲れる。
夜にはヘトヘトになってる。なぜだ。


あるとき、わかりました。
いや、違うぞと。


見守っているから、疲れるんだ。
見守りこそが、疲れるんだ、と。



いきなり人間と比較して大変、恐縮ですが、
動き回る小さな子どもを視野に収めて
おかあさん同志が立ち話をしていますね。
その風景は、話に興じているようにしか見えないけど
違います。あれも疲れる。


視野のなかに収めた子どもが
道路に飛び出さないか、
お友だちとケンカをはじめないか、
道行く人にぶつからないか…
監視ソフト、起動中。


道路への飛び出しも
友だちとのケンカも
通行人との衝突も
すべて「未然に防ぐ」ことが重要なので
「あらゆる起こりうること」を
子どもの「所在地と行動・言動」から割りだし、
ときに声をかけ
ときににらみをきかし、
ときには制圧に出動せねばなりません。


年をとって衰えの目立ちはじめた親についてもそうですね。
さまざまな「見守り」活動が求められます。
いっしょに生活していると
見守りソフトは、それこそ常駐。
就寝中も稼働している人も多いことでしょう。


親と離れて住んでいる場合も
「火の元は大丈夫か。消し忘れはないか」
「倒れてないか」「ちゃんと食べているか」
「薬は飲んだか」などなど
気になることは数知れず、
それも「見守れない見守り活動」として
大変に疲れる。
実際に顔を出すと
新たな見守り必須項目が増えて
さらに疲れる。


ここで再び子犬に戻りますが、
わたしが、「育犬」の主体なので疲れるのです。


「見守り」のなかに
「失敗を未然に防ぐ」(トイレなど)や
「成長後のことを考える」(吠えや噛みなど)といった
現在、現在から展望される未来が含まれるから
疲れるのです。


さらに「塩梅」も必要ですからね。


危ない危ないと制してばかりもいけない。
ダメだダメだと叱ってばかりもいけない。
自立心をを奪ってはいけない。


あああ。めんどくさ。


この塩梅だって
あらゆる要素を瞬時に測りにかけて
はじめて算出されるので、
脳が疲れる。


見守りは、激しい精神活動である。


このことを世間に広く周知徹底したい。


寝転んでいようと
テレビを見ていようと
スマホを見ていようと
その実態は、作動中。


激務中の本人も
そのことに気づいていない場合が多いので
まずは意識改革から。


働き方改革の一環として
このことを声を大にして提唱したい。





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高梨沙羅さんのメイクに学ぶ、「加える」ことの疲労回復術。



銅メダルを獲得したスキージャンプの高梨沙羅さん。
「神様、ここは金でいいでしょ!金をあげてくださいよ」とは思ったけど
でもよかった。メダル獲得。すばらしい笑顔。


その後のテレビ番組で
「ずっと緊張した状態が続くので
練習前にメイクをしてスイッチを入れることで
ふだんの状態のときにリラックスできるようにした」
というようなことを発言されていたと知りました。
そうだったのかあ。


「ジャンプ以外の時間」と「ジャンプの時間」を
メイクで切り離して
よりリラックスした「素」の時間を作るようにしたのですね。


しかも、どうせ、メイクするなら
上手になって美人になる。
一挙両得だ。


疲れたときや苦しいときに
メイクという行為を「加える」。
そこから生まれるメリハリによって
素の時間をよりリラックスしたものにする。


高梨さんほどのプレッシャーにさらされなくても


「加える」は
メリハリによる落差で疲労回復を狙うこと。
「減らす」は
メリハリによるストレスを回避して疲労回復を狙うこと。


といえるかもしれません。


日々に高低差をつけるか、
フラットにするか。


わたしは、放っておけば
どんどん「減らす人」で
「フラットにしたい人」で
それはそれでよいのですが、
この場合のちょっとした問題は、
「フラット」が、真のフラットでなく
「ゆるやかに下方に傾いている」ことがしばしばある
ということですな。


そう。意図的に減らしたはずが
意に反してゆるやかに、ともすれば加速度的に
できることが減っていく!


その証拠に
すっぴん&ボサボサで
家にいる間中、パソコンに向かって
座りっきりで仕事をしていたら
外に出たとき、膝が痛い!
(うわあ、グルコサミンだ、コンドロイチンだの
コマーシャルで見ていたやつ!)


明らかな運動不足。
明らかな老化。
明らかな「減らし」すぎ。


輝かしい高橋沙羅さんの話から始まって
わたしという「一オバサン」の膝痛に終わるという
尻すぼみにもほどのある展開になってしまっていますが、
いやほんと「減らしすぎ」は
老化「増進」の行為。


無理しちゃあれだけど
「加える」ことで楽になる方法もあるって
忘れないようにしよう。


加えてる?





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邪悪な気持ちでいたら、素敵女性が現れて恥ずかしくなったお話。


新年度に向けて、
フリーランスのわたしをとりまく状況も
やや、あわただしく変化しています。


これまでやってきた仕事の担当を離れて
もう少し全体を見る立場で関わることになる…という話が
予想より早く進み、気持ちがついていかないまま、
顔合わせのときを迎えました。
愛着のある現場だけに
気持ちはヒジョーに複雑です。


状況はわかるけど
なんとなく気に入らない。
新しく担当となる女性(旧知の人)も
なんとなく気に入らない。
ガツンと厳しいことの一つも言ってやりたい、
ちょっと意地悪な気持ちです。


会議室で別件の話をしながら待っていると
その女性(Aさん)が大きな明るい
元気な声であいさつしながら入ってきました。


40代。子育て真っ盛り。
紺色ベロアのショートジャケットの中には
グレーの丸首セーター。
襟元からは白い清潔なシャツの襟が
表に出ることなく納められています。


耳には、よく見えないけど
何かのキャラクターなのか、
人形のかたちのピアス。
指には、レザーとシルバーでできた
バングルを小さくしたような形の
個性的なリング。


全体はあくまでもトラディショナル&カジュアルで
そこに「大好き」なのであろう
遊び心とインパクトのあるアクセサリー。


黒い髪を無造作にひとつにまとめて
後れ毛が顔の輪郭をやさしく見せています。


それらをまとめる
意思の強そうな顔!
その口から出るハキハキとした言葉!
よく動く表情!
うなづきながらノートに走らせる
ボールペンの弾むような動き!


幼稚園児と新生児を育てるママの
多忙さをひっくるめて楽しもうとする
生活まるごとのエネルギーと
好きなものを着て好きな自分でいようとするエネルギーとが
「いのちのオーラ」となって立ちのぼり、
圧倒されるような、
うっとりするような気分で見ていました。


帰り道、彼女で良かった、適任だと思いながら
ちょっとトボトボと帰りました。


ひとつは、表に出さなかったつもりだけど
自分の不機嫌な、駄々をこねるような気持ちが
にじみ出ていなかったか。
もし、そうなら幼稚すぎて恥ずかしいという思い。


もうひとつは、
かつてよりずっと素敵になっている年下の女性に会って
自分の慢心が見えたこと。
仕事に対しても、
おしゃれに対しても。


つまるところ、お前(自分)の不機嫌は慢心じゃないか。



と感じたこと。


慢心が排他的な縄張り意識となって
意地悪な気持ちに向かっていく。


自分の人間としての小ささを思い知らされる一日ではありましたが、
生命の躍動感にあふれた魅力的な女性に出会って
わたしのなかにも新しい風が通った一日でもありました。


もうすぐ春。
好きなもので装う気持ちを忘れずに
小さくとも新しい扉を開けながら
歩んでいきたいなあと思います。





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「慈しんで育む」姿は滑稽で独りよがり。 犬と飼い主の珍ワールド。


日曜日の午前中、動物病院に行きました。


車酔いしたスー(子犬)のよだれをタオルで抑えながら
椅子に座っていると、
おしゃれな犬用カートを押した
お金持ち風のおばさまが
微笑みながらやってきて誰にともなく
「犬は、あとで来るの」と言いました。


なるほどカートのなかには、
ワンちゃんではなく
バッグがのっかっています。


しばらくするとガラス張りの入り口の向こうに
メガネをかけた飾り気のないジャージ姿のおばさま。
その腕には、まるで活きのいいブリのようにはね動く、
柴ミックス風の犬。
飾り気のないおばさまは、
そのピチピチの犬を飛び出させてなるものかと抱きかかえ、
カラダ全体で押すようにして
勇壮に扉をあけて入ってきます。


そうだったのか。
「お金持ち風おばさま×おしゃれなカート」の組み合わせから
てっきり小型犬かと思っていたら、
「あとで来る」犬は、
こんなに大きな犬だったのか。
いやあ、人は見かけじゃわからない。
犬もカートじゃわからない。


飾り気のないおばさまは、
お金持ち風おばさまとの間に
ひとつ椅子をあけて座り、
はね動く犬を床におろし、
「吠えたら、抱っこだよ!わかった!?」と
甘やかしているのか、脅かしているのかわからない言葉で
にらみを利かしています。


そこに漂う自然な空気。
このふたりの同年代のおばさまは、
こんなにキャラが違うのに
友だちなのだろうか。親戚なのだろうか。
言葉も交わさなくていいほどの
空気のように親密な仲なのか。


…と思っていたら
かなり間をおいて
華奢な巻き髪のラブリーなお姉さんが
黒くて毛の長いチワワを抱いてやってきて
ふたりのおばさまの間に腰掛けました。


そうです。
「あとで来る」犬は、
このお姉さんが抱いてくる、
チワワちゃんだったのです。
そりゃ、そだねー。


飾り気のないおばさまの柴ミックス君は、
わんぱく盛りで元気はつらつ。
おばさま、「こうなったら抱っこしかないね!」と
犬のあごを肩に乗せるようにして
再び、勇壮にかつぎあげます。


すると、どうしたことでしょう。
ちょうどわんぱく君の鼻先が
病院が怖くて震えているチワワちゃんに
異様に近づいてしまうのです。
ということは、巻き髪お姉さんにも
異様に近づいてしまうのです。



鼻を伸ばせるだけ伸ばして
クンクンしようとする
悪気ないわんぱく坊主の柴ミックスくん。
言葉にはしないけど
露骨に迷惑がっている
チワワお嬢さんと人間お嬢さん。


その様子を目の端でとらえた
お金持ち風のおばさまは、
我慢ならんという顔をした直後、
「まあ、耳がマーブルね!オシャレね!」と
突然、もっとも遠いところに座るスーをほめはじめました。
(わんぱく坊主に悪態つきたい気持ちを
関係のない別の子犬をほめることで回避したと見た)


再び、入口の扉が開くと
とっても太った、とっても優しそうなご夫婦が
ふわふわの毛のせいか、とってもふくらんで見えるポメラニアンを
大事そうに抱いて入ってきました。


どの人も、どの犬も
クセがつよい!!


しばらく離れて忘れていたけど、そうだった。
犬と飼い主の世界。
犬と飼い主のつくりだす、独自ルールと独自雰囲気。
犬と飼い主と、別の犬と飼い主の創り出す
俗っぽくて人間くさいドラマ!


「慈しんで育む」姿は、
その対象がなにであれ、
傍から見ると、どこか滑稽で、独りよがり。
長くは見ていられないような風情がなきにしもあらず。



もちろん、わたしとスーも。


犬と飼い主の珍妙ワールドへ、
新しい子犬を連れて帰ってきたんだなあ。
ただいまー。


スーは、おかげさまで順調すぎるぐらい育っております。






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メガネ紛失に見る、「他人のアドバイスの限界」


昨日の深夜、お風呂上りに
どこを探してもメガネがみつからないので
仕方なく外出用の遠近両用メガネをかけて
仕事をつづけました。


その後、ふと立ち上がり、
前頭部に何気なく手をやって
メガネを正規ポジションに下ろそうとした瞬間、
これまで感じたことのない違和感!


そうです。
すでにメガネをかけていたのです。


事態を整理すると

(1)メガネを前頭部にあげていた。
(2)そのメガネを探しまわった。
(3)見つからず、別のメガネをかけた。
(4)そのまま過ごした
(5)前頭部に手をやってメガネを下ろそうとした
(5)そこに別のメガネがあった。


びっくりしたー。


ということを今朝、娘に話したら、


「大丈夫?しかも、いつもそれやっているし。
まず頭の上を探さへんほうが謎」


バッサリ。


そうか。わたし、
そんなに頭の上にのっけたまま探しているのか…。
これからは、まず頭の上を探そうと
一瞬、反省しそうになったけれど、
いやいやいやいや、それは違うぞ。


「頭の上にあったのに探したわ!(笑)」と
そのときだけ、ネタとして語るので
「いつも頭にあるのに探し回る」印象を与えているだけであって
その何十倍、何百倍と
洗面所や仕事机や電話台などを探しまくり、
あちこちでメガネを発見しているのです。


そうなんですよ。
ここからいきなり話題を大きく広げますが、
いいですか。
何ごとも、とまで一般化して風呂敷広げますが
いいですか。


他人のアドバイスは、こういう落とし穴があるんです!


他人は「わたしがしばしば話題にしていること」から
事態を分析してアドバイスしてくれるけど、
その何倍も「話題にしていない現実」があるのです。
それを知っているのは、わたしだけなのです。(ここ大事)


頭上での紛失より
部屋のあちこちでの紛失を防いだほうがいいんだ。


地味な結論。


門倉多仁亜さんがその著書「タニアのドイツ式部屋づくり」のなかで
ドイツ人のおかあさんが、
子どもたちが片づけられるようになるまで
あらゆる小物に紐をつけていたと書いていた記憶がありますが、
やはり、メガネにも紐ですかね。


はずしても首からぶら下がるあれ…と書いて
友だちにビーズでつくってもらったものがあった!
と思い、たったいま、中座して探しましたが、
見つからない。


どこ、いったのかなー。
家の中にはあるでしょう。
頭の上にはありません。


タニアさんのおうちもいいけど、
おかあさんの部屋作りが中古マンション暮らしの身には
超参考になります。↓↓






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世の中に一考を求む! 年齢に対する「雑な気づかい」。


美容院に行きました。


髪を流してもらっている間に
わたしのテーブルには、
一番下に「家庭画報」
その上に「オレンジページ」
一番上に「InRed」の3冊が
重ねて置いてありました。


下層の「家庭画報」が示す「ちゃんと50代に見えてますよ」感
中層の「オレンジページ」が示す「しかも主婦ですよね」感
表層の「InRed」が示す「お気持ちだけはお若いんですね」感


美容院スタッフの「見た目年齢把握の正確さ・シビアさ」と
「気遣いのゆるさ・迂闊さ」を
あますことなく示す雑誌のラインナップ。


この美容院で毎回、あてがわれる雑誌について
過去にも何度か書いているのですが、
かつてと違うのは、
わたし自身が、「はいはい、いいよ、いいよ~」と
おだやかな気持ちでいることです。


ただ、「VERY」を読みたかったので
「もしよかったら『VERY』をもってきてもらえますか」と尋ねたら、
最近は、「VERY」は入れていないとのこと。


うーん!残念!
林真理子氏のエッセイが読みたかった。
あるがままのことをダラダラと書いているようで
必ず読ませて楽しませる筆力!


そしてファッションページからはじまる
めくるめく見栄の世界を楽しみたかった。
ゾクゾクするほど見栄っ張りで階級に敏感なゆえに、
自らを俯瞰する力も高く、
世界の女性たちの動向にも敏感。
政治やジェンダーについても考えちゃう
向上心と小ずるさが好き。
読んでいて飽きない。


それにひきかえ、「家庭画報」は重たいし、
「教養大好きオバサマ」臭があってちょっと苦手なのです。
あの中で紹介されている美術品もホテルもファッションも
別の文脈と編集のなかで出会いたい。


もはや、どんな雑誌があてがわれても
穏やかな気持ちでいられるのは、
非常によい傾向だけども


「若年のほうへ、ほうへと
気づかう心構えを一応、見せながらも
実年齢を把握していることが漏れ出す」という
年齢に対する雑な気づかい。



世の中にあふれているよねー。


美容系・おしゃれ系のプロの方々が率先して
若見えへの気づかいをやめ、そのことで
「まあ、失礼ね!」なんて叱られたら
「どうしてですか。年をとることは素敵なことだと思いますよ」と
なんてキッパリ答えてくれるといいなあ。


しかし、「VERY」も30代女性向けファッション誌。
若見え希望に見られたかな。
見られただろうな。
ま。別にいいけどね。





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