若者の「旅」と子犬の「散歩」は、世界と出会う壮大な冒険。



ワーホリに行くと言っていた娘ですが、
1年間、大学を休学して
3月末からアイルランドに
語学留学することとなりました。
(制限付きの就労が可能な学生ビザを取得して)
決めたのは、つい先日です。


ここでわたしの得意技であるところの
「いっしょくたにして語る」技を出しますが、
人間の若者(娘)も、
犬の子ども(スー)も
「世界」と出会うために旅に出るのですねえ。


人間は、「留学」や「旅」というかたちで。
犬は、「散歩」というかたちで。



いや、ほんとに。



「将来」や「教育」(しつけ)という価値だけで測ると
その行動は「やってもやらなくてもいい」ことにもなりうるし、
方法やルートや数字や距離で測られる行為になるけれど
「世界と出会う」と考えれば、
たとえ、近所の散歩だけでも
壮大な体験になる。


実際、4か月のスーと歩いていると
この世界が、あらゆる自然音と人工音に満ち、
子どもから老人まで
あらゆる奇怪な行動をするモンスターに満ち、
地面にはあらゆる雑草とゴミと空き缶と糞と
わけのわからない雑物で満ちていることがわかります。


この犬は、この混沌とした世界と出会っているのだ。


・・・と犬の目線になって歩くと
ちょっと感動しちゃうんですよね。
新たないのちの感受性と、この世界のあり方に。


そりゃあ、
落ち着かないのも
怖がるのも、走るのも、
からだを掻くのも、
拾い食いするのも仕方ないわな。
すぐにちゃんとやれなんて、無理無理。


新しい柔らかな心は
おびえながら、心躍らせながら、
未知の道を歩んでいくんだ。



・・・と主に犬の散歩のことですが
そう思っています。
そして、そこから敷衍して
娘も、ほぼ同じことでしょう。


将来に直接、結びつかなくともよし。
おびえながら、未知の世界に足を踏み出し、
人生という限られた時間のなかで
「忘れえぬ密度の濃い経験」ができれば、それでよし。
そこから、くじけず、愚痴らず、機嫌よく生きていける(←これ大事!)
「知恵」と「才覚」と「地力」をつけてくれれば、なおよし。


そういうわけで
娘の旅を応援するつもりで
犬の散歩に精を出す所存です。





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「たくましく生きる」とは、惰性含みで日々を「暮らす」こと。


今日、仕事で初めての駅に降りました。


商店街にある昔ながらの不動産屋さん。
薄いガラスケースに物件情報の紙が貼られ、
その前には、幅30センチほどの植え込み。
ハンチングにコールテンのジャケットを着た
「不動産は仮の姿、真実の姿は秘密探偵」といった風情の
初老の男性が、青いプラスチックのジョウロで
水をやっています。


何から何まで、いわくありげで素敵!
青いジョウロまで選び抜かれた小道具みたい!


その隣は、安売りのスーパーで
三輪車に乗ったおばさんや
子どもを自転車に乗せたおかあさんが
食材をてんこもり積んで
ペダルを踏んで勢いをつけ、
家路を急ぎます。


買い物を終えて帰る女性の姿は、
例外なくたくましいですね。
特に自転車にどっさりと積んで走る姿は
年齢を問わずたくましい。
「健康だな」と思う。
「頼りになる」と思う。


三輪車のおばさんは、家に帰ったら、
スーパーのパンコーナーの隣で見つけた和菓子の包装を
ピリッと開けてお茶といっしょに食べたりするのかなあ。
ヤマザキパンが作ったおまんじゅうみたいなの。
ご相伴にあずかりたい!
ご相伴にあずかりつつ、
物憂げな午後の時間を
世をちょっとはかなむような会話を交わしながら、
ダラダラと過ごしたい!!


手作りのお菓子や特別なお菓子のある午後もいいけれど、
ピリッと開けてパパっと食べるおやつのある午後もいいなあ。



ドラマ「anone」
田中裕子さん演じる亜乃音が
「生きなくていいの。暮らすの。暮らしましょう」と
彼女にしかできないバツグンの説得力で語っていました。


「暮らす」は、「生きる」の細分化。
「生きる」の具体化ですね。



「生きる」が頭でカタチを求めることなら、
「暮らす」は手でカタチをつくること。
なんなら、足でペダルを漕ぐこと。


新旧が入り乱れた商店街の賑わいのなかを歩きながら、
暮らしのエネルギーをもらい、
家に帰ってきました。


暮らそう。わたしも。
生きることを抽象化せず、
この手で現実にしよう。
それが、たくましく生きることだ。


青いジョーロの不動産屋さんは、
何もかも古くていわくありげでしたが、
すみずみまでキレイでした。
あの秘密探偵、暮らしの強者と見た。





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年をとるほどにイケる!少年少女の「お呼ばれファッション」


ジョージさんは、
会議のたびにいびきをかいて居眠りしてしまうけれど
いつもおしゃれでかわいいです。


脳血栓系の病気でカラダに麻痺が残り、
歩くのが少しだけ不自由なんですが、
よく食べ(おやつ)
よくしゃべり(雑学)、
よく眠り(居眠り)、
いつもニコニコしています。


高校生のころは、「洋服のことしか考えていなかった」らしく、
アイビーファッションに凝っていたとか。
わたしは、男性のファッションについてよくわかりませんが、
いまも、たぶん基本はトラッド。
帽子やジャケットを見るたびに
「服が好きなんだなあ!」と思い、
「今日の帽子、かわいいですね」とか
「帽子、いくつ持ってます?」とか
つい、いろいろ聞いてしまいます。


この前も、服について話していたら、


「今日のジャケットは、もう40年以上昔のやねん。
高校のときに、くろすとしゆきが作ったブランドのが
どうしても欲しくて買ってん。
物持ち、ええやろ??」


と、これまた、うれしそうに話してくれました。
椅子に掛けてある様子を見ただけですが、
40年以上も経っているは思えない、きれいさ!
大事に着ていたんだな。
ほんとに好きなんだなあと思いました。


ジョージさんは、小柄でちょっとぽっちゃりしているので
「おじさん少年」みたいに見えます。
このまま、「おじいさん少年」になるのかな。


「おじいさん」と「少年」は
相性がいいですね。
おじいさんも、少年も
半ズボンが似合う。


思えば、「おばあさん」と「少女」も
相性がいいな。
胸元の詰まった小花プリントのワンピースや
アンサンブルにスカートや。


第二次性徴期から生殖全盛期ぐらいまでの
いわゆる「セクシーゾーン」と
おじいさん&おばあさんは
相性がよくなさそうなので、
わたしも、どこかの段階で少女に戻ろうかな。


親に連れられて行った
「お呼ばれの席で少年少女が来ていた服」あたりが、
おじいちゃん・おばあちゃんに似合いそう。



やはり「服装における『性』の表現」の取り扱いが肝、だと思います。


なんもしないでいても
「女」からは遠のいていくので
「育ちのいい少女」あたりを意識して
柔らかく、甘い感じをつくり出すの…
ちょっといいかも。
年をとればとるほど、
庇護される存在になっていくわけで。


素敵な「庇護されファッション」といえるかも。


いまのうちから、ちょびっとガーリーにしておくか。





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怠惰とは異なる「リラックス」が醸し出す、成熟と洗練。


昨年暮れから犬を育てはじめ、
パピートレーニングを受けたりもしているんですが、
犬のしつけも変ってきたなあと思います。


オスワリ、マテ、フセという
コマンドに従わせることも大事じゃないことはないですが、
そんなことよりなにより、
「いつも落ち着いている」ことが大事。


噛まない
吠えない
興奮しない
加えてフレンドリーであれば、なおよし。


家庭犬なんですから
落ち着いてさえいれば、
オスワリでなくても
ネコロビでも
なんなら、フンゾリカエリでもOKといえばOK。
どんな姿勢でも「落ち着いて待てれば」
いいっちゃあ、いいわけです。


これを突き詰めると


いつもリラックスしている犬


こそが求められるというわけですね。


警戒しすぎない
威嚇しない
攻撃しない
怯えない
逃げない
(番犬の対極だから犬も時代のニーズに応えるのは大変です)


「癒し」や「穏やかな暮らし」や「友情」は
ガウガウいう犬からは決して与えられず
リラックスして落ち着いている犬からのみ
与えられるというわけです。


しかし、このリラックス。
よくよく考えてみると
あらゆる精神状態のなかで
もっとも難易度高いといってもいいんじゃないですか。


人間でもなかなかリラックスできないものです。


初めての場所
気の張る場所
気後れする場所
知らない人ばかりの場所
緊張しますよねえ。
心に武装することだってありますよねえ。
(声に出さないガウガウ状態)


つまり「リラックス」というのは、
実は大変に修練を要する状態なんですね。
アスリートもそうですもんね。
リラックスしつつ集中している。


修練を要するだけに


リラックスは、自信と成熟の証なんだな。


そんなことを、
まだまだあらゆるものが怖く
つい身構えてしまう子犬のスーを
眺めながらしみじみ思います。


犬に求めることは、
わたしたちがわたしたち自身に求めることを
映しているんでしょうね。
身近に生きる、同じく社会的な動物だから。


いつも、リラックスしていること。
自己顕示欲にふりまわされることなく、
相手を威嚇したり、
力でねじ伏せたり
自慢話に熱を込めたり、
平身低頭したりするのでなく、
リラックスして
自分も他人も受け入れ
フレンドリーでいる。


たしかに、リラックスしている人と向き合うと
なんだかホッとして
警戒を解いてしまいますもんね。
リラックスの威力、大きいです。


ファッションのカジュアル化も
「武装」から「リラックス」に
向かっていることの表れですかね。



リラックス。
怠惰とは異なる洗練された余裕ある状態。
おしゃれ的にも
いまっぽさを出すために
押さえておきたい姿勢かもね。
好きな服をリラックスして着ていたら、
もう、それで十分な気も。





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バイト感覚で軽やかに発揮される「無慈悲」に、哀しむお年頃。


上沼恵美子さんがラジオで


あるスーパーに行ったら
60代、70代の女性向け乗馬レッスンの
チラシを配っていた。
自分は50代後半ぐらいに見えるだろうと思い通り過ぎようとしたら、
しっかりチラシを渡され、
その日は、いつもの半分ぐらいしかスーパーで買い物しなかった。
スーパーも損したな。


というエピソードを
いつもながら聞き手の憂さを晴らしてくれる絶妙トークで
ぼやいていました。


上沼恵美子さんは、62歳。
「50代後半に見えるだろう」と思ったのは、
芸能人でもある自負のようなものかもしれません。


この話のキモは、
「チラシを配っていたのが、若いキレイなおねえさんだった」
というところにもあります。


ミケランジェロの最後の審判さながら、
スーパーの真ん中(感覚的には)に
光輝く肉体をもつ「若いおねえさん」が立っていて
通り過ぎる女たちをパッと一瞬見ただけで
「60歳未満」(天国)と「60歳以上」(地獄)とに峻別する。


バイト感覚で軽やかに発揮される無慈悲!


チラシ一枚による「審判」。
若い女性のその無慈悲さと、
その「審判」の根拠となる採点基準に思いをはせて
チラシを渡された女性は、
うっすらと哀しくなるのです。


何も「若く見えよう」と思って生きているわけじゃない。
年相応でよし、と思っているし
そんなに手入れしているわけでもないし、
普段着でやってきたし、
多少老けて見えても仕方がないなとも思っている。


が、しかし。


食材や日用品を買おうと
ウキウキとはいわないまでも
ホドホドに気持ちよく油断してやってきたスーパーで
なぜに、頼んでもいないのに無慈悲な審判にかけられ
現実を突きつけられなければならないのか!?


・・・という切なる訴えなわけですね。
「頼んでもいない」というところもポイントなわけです。


若いお姉さんのにこやかな微笑みの内側にある
「ま、この人、60過ぎやろな」という年齢算出が、
おおざっぱでいながら
そこそこ正確といいうところにも
「年齢は隠せないのだな」という
再認識と年齢の受容を迫る。
わかっちゃいるのよ、それも。
心の底では。


上沼恵美子さんは、
「58歳の人はどう思う?59歳はどう思う?」と
「50代後半の四捨五入」問題についても
思いをはせ、同情しておられました。


こういうことを訴えると、


企業のみなさんは、
「このキャンペーンは、
本当は60歳の女性をターゲットとするが
本当に60歳以上と謳うと
声をかけられた60歳以上が傷つくので
50歳以上と銘打ちながら
明らかに60歳以上に声をかけること。
つまりは、50歳以上を謳いつつ
60歳以上をターゲットとするのだ」的な
ややこしいことを思いつき、
そういう気づかいが
「バイトの若いおねえさん」から
なんとなく伝わり、
やはり「うっすらとした哀しさ」を招くので


年をとることは、いずれにしろ、
どこか「うっすらと哀しい」経験を重ねていくことだ、
と思っておいていいのかもしれません。


「うっすら」…なんといいますか
平安時代の貴族の襲の色合わせ的な
繊細で、はかなげな趣きがありますな。
桜のつぼみもうっすらと色づいています。





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少しずつ桜が好きになって、「花咲かじいさん」になる。


桜の季節が近づいていますね。


年とともにうちの夫は、
桜の開花を気にするようになってきました。
今年も東南のベランダをぐるりと囲む桜を眺めて
「ふくらんできたな」
「よし、ふくらんできた」
「そろそろやな」
「ああ、もう、そろそろだ」
と何がそんなにおもしろいのか
日々、確認していました。


そして先週の土曜日のことです。


毎朝、子細に見ているから
ちょっとした変化にも気づけるのでしょう。


「〇〇マンション(うちんち)、開花宣言出ました!」


と、聞いている人間が妻と娘だけというのが
申し訳ないぐらいの声で
開花を発表してくれました。


よく見ると
ひとつだけ
ポップコーンのように咲いていました。


その2日後、昨日の朝のことです。


わたしが、ユニクロパジャマに
ユニクロフリース上着(袖口は子犬のスーに噛まれてほどけている)
いつもながらのすっぴん&ボサボサヘアで
ベランダの鉢植えに水をやっていたら


宮田さんちのおじいさんが、
敷地内の歩道に立って
じっと見上げているではありませんか。
明らかに視線は、
うちのベランダあたり。


「あそこの奥さんは
ボロは着ていても、やっぱり美人だなー」


とでも思っているのかな、
万が一、そう思っていたら悪いので
すっぴん&ボサボサに似合わない上品なしなを作り、
軽く会釈しニッコリしたら
うれしくてたまらないという感じで
指をさすではありませんか。


桜でした。


「あああ!!!咲きましたね!うちでも開花宣言出ました!」
そう言いながら、
うちんちでも盛り上がっていることを伝えたくて
懸命に首を縦に振りました。


枝を見上げて
桜を指さして
うれしそうに微笑む
茶色いジャンパー姿の宮田さんは、
とても幸せそうでした。


おじいさんは、桜が好きなんだ。


と思いました。
なんだか、いいなあと思いました。


そしてハタと気づいたのです。


うちのダンナ(58歳)も
おじいさんになってきたのじゃないか!?



そういえば日々、「おじいさん」成分がにじみ出ている気がしないでもありません。


たとえば、子犬と遊ぶとき、
カラダが硬くなり、可動域がやや狭くなっているのでしょうね。
その動きに柔らかさや瞬発力がなく
子犬の予測のつかない俊敏な動きに
対応しようとしてしきれず、
小手先であしらっているように見せかけて
その実、手こずっているという、
「孫と遊ぶおじいさん」的な処世術を
かすかに感じるときがあります。


ああー。
こうやって微量ずつ「おじさん」に「おじいさん」が含まれ
いつの間にか、「どこから見ても純然たるおじいさん」になるのね。


お兄さんとお姉さんで出会い、
おじいさんとおばあさんになる。しみじみ。


ご機嫌な「花咲かじいさん」。
不機嫌なじいさんよりいいですな。


今年、お花見には行きますか?





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「本気の散歩スタイル(犬)」は、カジュアルおしゃれに通じる?



犬を飼うのは2匹めで
前の犬のときは、
小さな手提げバッグにビニール袋やトイレットペーパーを入れて
その袋をぶ~らんぶ~らんさせて歩くという
おなじみのお散歩スタイルで過ごしてきました。


ちょっとそこまで…という服装で
靴もペタンコならなんでもよし。
手には手提げ袋が、ぶ~らん節。


ところが今回は、
ドッグトレーナーの先生に
指導を受けてみようと思い立ち、
訪問レッスンを数回受けました。


トレーナーの先生は、
日焼けした肌に機敏な動きの40代美人。
いつも大きめのウェストポーチをつけていて
「犬の散歩は、両手が空いたほうがいいので
ウェストポーチがおすすめですよ」と
これまたきびきびとおっしゃいます。


なるほど、そうなのか。


前の犬のときも
子犬の時期はそれなりに苦労したんでしょうが
もう、ほとんど忘れてしまっていて
ノンキにぶ~らんぶ~らん散歩をした記憶ばかりが残っています。


しかし!
いま、力のありあまる子犬(10キロ超)と散歩をしようとすれば、
たしかにぶ~らんスタイルでは難しい。
ぶ~らん袋のなかに


●ビニール袋やトイレットペーパー
●水を入れたペットボトル
●公園でつけかえるロングリード
●ボール2種類
●ほめるとき用のおやつ


を入れているので
パンパンだし、
とりだしにくいのです。


なるほど。


この世には、
「犬の散歩 本気スタイル」というものが
あるのだな。



それは、以下のような要素によって成り立っている模様。


●運動できる服装
●両手が空く、ポケット多数のバッグ(ウェストポーチもしくはショルダー)
●走りやすいスニーカー
●帽子
●きりりとしたナチュラルメイク など。



あら?待って、待って。


これは、いまのカジュアルファッションの
主流じゃないか??


ウェストポーチがデカすぎることをのぞけば、
ジョギングするニューヨーカーや
スウェットを街着にするセレブに
通じるんじゃないか??

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このニコール・リッチーとキャメロンディアスの感じ?
(ニコール・リッチー(黒いほう ライオネル・リッチーの娘さんでもある)は
ウェストポーチ!)


で、わが身をふりかえると、


●運動はできるがダサい服装(着古したパーカーに着古したジーパン)
●ぶーらんバッグ
(獣医さんのところで「ご自由にお持ち帰りください」
と置かれていたビニールの手提げ)
●昔、ジムで履いていたスニーカー
(娘に「普通にダサい」と言われたもの)
●モンベルのつば広帽子
●日焼け止めに眉毛を描いたのみ


やや、残念。
総じてダサい。
つまるところ、ダサい。


こういうところ、お金かけないからなー。わたしって。
「間に合わせ」ですませる達人だからなー。


可及的速やかにウェストポーチを手に入れるつもりなので
そこから、「本気の散歩スタイル=カジュアルおしゃれ」に
近づいてみようか。


手提げぶ~らん散歩から
ウェストポーティー散歩へ。



夕方、家にいるときは、
1時間半ぐらい散歩しているので
気づいたら膝痛がなくなっていたんですよ。


もう、あとは、ファッションだけだな。
まずは、ウェストポーチから。


↓↓犬の散歩に特化されたウェストポーチ。
ちょっと間に合わせたくなる金額。
(「ご自由にお持ち帰りください」だから、なんせ、いまは)






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攻めのヘアスタイルへの反応。「故意か?事故か?」のふり幅。


家に帰ると娘の幼なじみのダイ君が遊びにきていました。
大学の春休みで帰省したそうです。


ダイ君は、変身していました。


髪は、渡部豪太風をさらに無造作にふんわりモシャモシャさせたようなパーマ。
大きめの黒ぶちボストンメガネ。
紺色のアラン模様のセーターの下には、
ギンガムチェックのシャツ。


どこかの芸大にいてもおかしくないし、
デザイン系の専門学校にいてもいいし、
なんなら、グーグルにスケボで出社してきて
デスクに座る空気を読まないプログラマーでもおかしくない。
そんな感じ。


「ダイ君!それいい!もう、それでいこ!
そういうキャラ立ちした髪型が好きな女子は、
10人に一人ぐらいは絶対いるから。
おばちゃん、若かったら、そのタイプ。
教室で見かけて、話してみたくなるタイプ。
それでいこう。
いままでの路線は、競争率高すぎたよ」


なんかもう、おばちゃんのおせっかいがさく裂していますが、
2才のころから知っているダイ君とは、
「独自のモテ路線はどこにあるのか」を
ああでもない、こうでもないと語りあうのが
長年の習慣なのです。


ダイ君は、その前日、
もう一人の幼なじみのおかあさんに会ったらしく
そのおかあさんは、
何度も髪を盗み見るようにしながら


「ダイ君、その髪は、
ダイ君がしたくてした髪?
それともしたくなかったのに、
そうなってしまった髪?」


と聞いたそうです。


「ああ。いや、これは美容師のおじさんに任せて
やってもらいました」


「そうか…。ってことは、
どっちでもないのかあ」と
納得したような、しないような反応だったとか。


そのおかあさんの質問の意図は、
つまるところ、


君のその髪は、故意か?事故か?


ということですね(笑)。


本人は、その髪型で街を歩くことに
何の抵抗もないらしいので
それなりに気に入っているのでしょう。


クルクルくせ毛の外国人の男の子が、
そのままオシャレ系オタク青年になったようで
とてもキュートでした。


それにしても髪型ひとつとっても、
「それだ!」と思う人と
「事故なのかな?」と心配する人、
「受け狙い?」(居酒屋の店長さんに言われたらしい)と笑う人など
さまざまいるんだなあと
改めて思いました。


「それだ!」があれば、
「事故?」もある。



おしゃれの好みって
それぐらい、ふり幅が大きいんですね。


でも、10人にひとりでも
確実に「それだ!」と感じる人がいるほうがいいと思う!


わたしたちも「それ、事故?」を恐れず、
攻めていきましょうぞ。


それにしても若い男性がキュートに見えるって
とってもいいですね。
いたずらっ子と知性が混じり合ってできる魅力だなあ。





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賛辞の言葉で、相手を「『偉い』の檻」に閉じ込めたくない。


邪悪な気持ちでいたら、素敵女性が現れて恥ずかしくなったお話。
に書いた女性と仕事の帰り道、いろいろと話をしました。


2人の子どものおかあさんなのは間違いなかったけど、
小さいほうのお子さんは、施設から里子を迎え入れていたのでした。
この夏には、夏休み限定で中学生も迎え入れるそうです。


「あの・・・もしかして育成好きですか?」


とおそるおそる尋ねてみました。
そして、自分自身が考えていたことなので
こう続けてみました。


「人間の子育てと犬育てをいっしょにして
ほんと申し訳ないんですけど、
わたし、昨年末から子犬育てに夢中になっていて
そんな自分を『もしかして私は、育成好きなのかもしれない。
もっといえば、育成マニアかもしれない』と思ったんですよ。
だから、ちょっと聞いてみたんです。
育成マニアな面、ありますか?」


ちょっとびっくりしたような顔をして、それから、
「あるかもしれません!
わたしは、マネージメントマニアかも!(笑)」


と途端にくだけて話してくれました。


ほっとして、さらに続けてみました。


「あと、課題解決マニアなとこもありませんか?
試行錯誤しながら一つ一つ課題をクリアするのが
基本的に好きとか?」


「ありますね~!あと、あまり深く考えないで
やってしまう、というところが
夫婦ともにあります。
この仕事もだから引き受けてしまいました」


「なるほどー(笑)。
苦しいことに直面したら、
やることを増やして乗り越えるタイプ?
すべてをやめて集中したいタイプ?」


「ああ。増やします、増やします」


「やっぱりそうかあ。心のキャパシティーが大きいんだなあ
わたしは、増やせません(笑)
わりに全部から降りたくなります」


もちろん、こんな資質テストみたいな話ばかりしていたのでなく、
彼女になぜ里子を迎え入れたのかと尋ねたら、


「本当は思春期の子どもを迎えて
『こんな大人もいるよ』と少しでも伝えられればと思ったのだけど、
11か月の子どもをお願いできないかと言われました
実のおかあさんのもとにいつか帰るのですが」


夫婦間で「いつか離れる子をどのように育てるか、
考え方が少し違う」ことなども話してくれました。


バスを降りて
保育園のお迎えに急ぎ走る姿は、
やはり前回の記事に書いたようにまぶしかった!


ぶしつけな質問をおもしろがってくれる人でよかったです。
そして「偉いなあ」「大変でしょう」
という角度から話をしなくてよかったとも思いました。


「偉いね」「大変ね」という賛辞は
ときにその人を「『偉い』の檻』」に閉じ込めます。


それは、本当に共感なのだろうか。
本当に理解しようとする姿勢なのか。
ずっと思ってきました。
「丁重な隔離」じゃないかと。
人間、ときに「丁重な隔離」しかできないことはありますが、
それを共感と勘違いして、
「わたし、これでオーケー!」と思って生きたくはない。


多少、的外れでも「自分自身の問題の何か」と関連づけて
「比べられるものではないけれど…」と前置きをつけ
敬意を払いながら
会話をしたいなあと思うようになったのです。



ともかく、素敵女性は、いろいろと素敵女性でした。
わたしのぶしつけな質問に
「想像力の橋」をかけ、そこを渡って歩み寄ってくれて
とてもうれしかったです。


次に機会があったら、
「育成マニアが陥りやすい罠」について
じっくりと話してみたいと思います。
わたしは、犬だけど(笑)。





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