若者の「旅」と子犬の「散歩」は、世界と出会う壮大な冒険。



ワーホリに行くと言っていた娘ですが、
1年間、大学を休学して
3月末からアイルランドに
語学留学することとなりました。
(制限付きの就労が可能な学生ビザを取得して)
決めたのは、つい先日です。


ここでわたしの得意技であるところの
「いっしょくたにして語る」技を出しますが、
人間の若者(娘)も、
犬の子ども(スー)も
「世界」と出会うために旅に出るのですねえ。


人間は、「留学」や「旅」というかたちで。
犬は、「散歩」というかたちで。



いや、ほんとに。



「将来」や「教育」(しつけ)という価値だけで測ると
その行動は「やってもやらなくてもいい」ことにもなりうるし、
方法やルートや数字や距離で測られる行為になるけれど
「世界と出会う」と考えれば、
たとえ、近所の散歩だけでも
壮大な体験になる。


実際、4か月のスーと歩いていると
この世界が、あらゆる自然音と人工音に満ち、
子どもから老人まで
あらゆる奇怪な行動をするモンスターに満ち、
地面にはあらゆる雑草とゴミと空き缶と糞と
わけのわからない雑物で満ちていることがわかります。


この犬は、この混沌とした世界と出会っているのだ。


・・・と犬の目線になって歩くと
ちょっと感動しちゃうんですよね。
新たないのちの感受性と、この世界のあり方に。


そりゃあ、
落ち着かないのも
怖がるのも、走るのも、
からだを掻くのも、
拾い食いするのも仕方ないわな。
すぐにちゃんとやれなんて、無理無理。


新しい柔らかな心は
おびえながら、心躍らせながら、
未知の道を歩んでいくんだ。



・・・と主に犬の散歩のことですが
そう思っています。
そして、そこから敷衍して
娘も、ほぼ同じことでしょう。


将来に直接、結びつかなくともよし。
おびえながら、未知の世界に足を踏み出し、
人生という限られた時間のなかで
「忘れえぬ密度の濃い経験」ができれば、それでよし。
そこから、くじけず、愚痴らず、機嫌よく生きていける(←これ大事!)
「知恵」と「才覚」と「地力」をつけてくれれば、なおよし。


そういうわけで
娘の旅を応援するつもりで
犬の散歩に精を出す所存です。





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