「捨て時を失すると、崩壊するまで捨てられなくなる」の法則。


ほとんど服を買わず、
下着は擦り切れて破れるまで着るという友だちは、


「風呂だけが困んねんな」


と言っていました。


穴があくまで着る下着(というかTシャツ)は、
柔らかく体になじんで
本人的にはまったく問題ないんだけども
スーパー銭湯などで脱いだときに
同行した友だちやまわりの人にギョッとされる、と。


確かに、「売れないまま老いてしまったパンクロッカー」に見えなくもない
破れたシャツ姿の小太りおばさんは、
人生のどこかで迷子になったような哀感と
友だちになっても「自分を高めてくれないだろう感」が半端ないので
向上心のある賢明な人は近づかないでしょう。


それに、本人「まったく問題ない」と豪語するわりには、
破れた穴に腕を通しそうになり、やり直したりしています。
風呂の脱衣場で繰り返される
2歳児の着替えのような試行錯誤。
なんともいえぬ、「人生の行き当たりばったり感」です。


でも、わたしには、わかります。その流れ。
その抜き差しならぬ「破れ下着との腐れ縁」。


それは、法則なのです。


「捨て時を失すると捨てにくくなる」の法則、です。




わたしは、先日、初めて会う人と打ち合わせをするために
もろもろ早めに資料を準備して、
さあ、化粧でもして出かけるかあ!となったとき気づきました。
化粧ポーチがない!


どこを探してもない。
わたしは、ほぼすべての化粧品を
そのポーチに入れているのです。


ファンデーションだけはあったので、
あわてて塗り、
娘が途中まで使って放っておいた眉墨で眉毛を書き、
気に入らずにこれも放っておいた口紅を塗り、
いくらあまり気にしないわたしでも
思い残すこと山盛りの状態で家を出ました。


どこに忘れたのか、
まったく覚えがありません。


前日、最寄の駅でトイレには寄ったけれど
化粧直しなどしていません。
でも、まあ、念のため、聞いてみるか…と
改札に尋ねたら、忘れ物センターに問い合わせてくれとのこと。


一度、電話しようとして
「でも、ないよなあ」と思い、
あきらめようとして再び、思い直して電話してみると
ものすごく丁寧で感じのいい美しい声の若い女性が、


「お客様の化粧ポーチは、どのようなものですか
布ですか。」


と聞いてきました。


「いえ。革です。あ、でも革ですが、
ボロボロです」



そうなんです!


自分の化粧ポーチがボロボロなことを
いつかどこかに書いたなあと思ったら、
ここに書いていました。
2015年!もう3年経ってる!


類は友を呼ぶ。


「捨て時を失すると捨てにくくなる」の法則、
ここにあり。



忘れものセンターに行くと、
キャビンアテンダント風のまとめ髪とスカーフの
若く麗しい美女が、
そのボロボロの化粧ポーチをおしいだだいて、
しずしずと現れて尋ねます。
「お客様のお忘れ物は、こちらですか」


はい!こちらです。


「中身をお確かめください」の言葉に
しぶしぶファスナーを開けると、
そこには、燦然と輝く
井田ラボラトリーズのCANMAKEシリーズ
フィニッシュパウダー940円

わたしって何から何までほんとに素敵!


話は、戻りますが、
パンクロッカー風下着の彼女は、
いつになくキレイにカットされたボブスタイルに
小ぎれいな服装であらわれたことがありました。


「今日は、なんか、いいねー」と言うと、
彼女が一目置いている友だち
(美術館でキュレーターをしている才女)に
久しぶりに会ったら、
「ちゃんとおしゃれしたほうがいい」と
いつになく真剣な表情で諭されたそうなのです。
その一言に、
「あ。わたし、かなりやばいんやとわかった」
と言っていました。


破れた下着を捨てたかどうかは聞いていません。
捨ててないと思うな(笑)。




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