恋愛は一人の人間と一人の人間が、 互いの中に「宝」を探すゲーム。


山里亮太さんと蒼井優さんの結婚会見、素敵でしたねー。


山里さんのピックアップする蒼井さんの行動や表情が
どれも魅力的だった。



蒼井優だというドキドキが数分でなくなるぐらい気さくに話してくれて。

スゴイ楽しいということを全力で僕に伝えてくれて。

「どうしたの?」と聞いたら「終電が……」と。「タクシー乗ればいいじゃん」と言ったら「まだ時間あるから」と。

海老とかを使った料理ではですね、すごいスピードで背ワタを抜くんですよ。その姿を見ると、すごくかっこいいんです。



もうー。どの蒼井優像も、
みずみずしくて堅実で
生活に根ざして
すっくと立っている強さと
思慮深さがある!


なかでも、わたしが一番、好きなのは
一番最後の「背ワタを抜くかっこよさ」に触れたところ。


台所の流しに向かって立ち、
集中した表情、やや寄り眼になって
殻をむいたエビをグッと片手に握り、
その背中に竹ひごを軽く刺して
黒い背ワタをグイっと引っ張り出しては捨て
次のエビを握り、
竹ひごを刺して引っ張り出しては
捨てているのでしょう。


その姿を「かっこいい」と思って見つめる
山里亮太さんのまなざし。


いやあ、まなざしって、愛。


この会見は蒼井優という人の
これまでには知られていなかった魅力を
これでもか、というほど引き出して見せてくれましたが、
それは、その魅力を発見し、
そこをピックアップして
伝わりやすい言葉で再編集して表現した
山里亮太氏の人間性と能力の賜物でもありますね。


人の魅力って
それを発見してくれる人の存在があってはじめて
表に出ることができ、
周知されるもの!


恋愛は、一人の人間と一人の人間が
互いのなかに「宝」を探すゲームだ。



何が「宝」かわかっていないと
その「宝」は見えない。


蒼井優という人は、
自分自身の宝を大事に育ててきて、
それを発見してくれる人をようやく見つけた。
よかったなー。


余談ですが、
上記にあげた発言の抜粋、
こちらを参考にしました
そこでは、「背ワタを抜く」が
「背中を剥く」になってた
テープ起こしした人、
背ワタの存在、知らないな(笑)。
宝、発見できないぞ。



夫の発病から今日までのことを書いた新聞連載「献身と保身のはざまで」
静岡新聞でも始まったと教えていただきました。

現在、熊本日日・岐阜・山陰中央新報・四国・茨城・秋田魁新報・山陽・埼玉・愛媛・神戸・徳島・北日本・岩手日報の各新聞で掲載されています。
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似た境遇の人はもちろん、さまざまな責任を負いながら奮闘する同世代の女性に伝わるようにと願いながら書いています。お住まいの地域の方、読んでもらえたらうれしいです。




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「私」にいろいろとからみつき、悩みが個別になる50代。


いつだって悩みは個人的。
とはいえ、若いときには、恋愛や就職、結婚、容姿など
「同世代で共有できる悩み」が多かったように思います。


だから、その世代の心情や悩みに
的確な言葉を与えたエッセーに人気が集まる。
ひところの酒井順子氏や
現在のジェーン・スー氏など
その筆頭でしょう。


ところが、わたしに関していうと、
50代に入ったあたりから、段々と
「ああ。この文章、わたしの気持ちを代弁してくれている!」
と感じることが減ってきたように思います。


代弁的スタンスで書かれていても
言葉の端々が示す著者の状況と
自分自身の状況の違いを敏感に感じとり、
なんとなく冷めてしまい、距離をとってしまう。


それだけじゃなくて
この年代になると
自分のまわりの人たちも、
みんなそれぞれ大きく状況が異なってきます。


わたしの場合は夫が闘病中だけども
友だちのなかには自分自身が闘病中の人が複数いるし、
単身赴任の夫が戻ってきて憂うつな人がいるし、
親を介護している人ももちろんいるし、
まだ介護はしていないけれど心配している人もいるし、
子どもが独立したり、していなかったり、
グレちゃったり、孫が生まれたり、
田舎に引っ越そうとしていたり、
仕事をはじめたり、やめたり…。


みんなそれぞれに
「わたし」は「わたし」として存在しているのだけども、
そこに親や夫や兄弟姉妹や子どもや
いろいろがからみつき、
そして、そんな「わたし」の
行く末を左右し、決定づけもする、
身体的、金銭的、能力的、性格的、場所柄的、人間関係的な諸条件が
これまた幾重にも複雑にからみあい、
ほかの誰とも同じではない
「個別の悩み」をカタチづくっている。


その「個別の悩み」が
これまでの自分の選択や行動の蓄積だと
だれよりも自分が一番知っているだけに
物思いにふけるたびに、
もれなくついてくる、
「少年老いやすく、学成り難し」感の
超絶すぎるリアリティ。切なし!!


・・・という、この文章が
50代半ば過ぎという年代の気持ちを
代弁しているかのようなスタンス
という矛盾があるけれども
まあ、そこは、あいまいにしておいて
とにかく「悩みの個別化」が進行するのです。


個別化し、シェアしにくい悩みは、
人を簡単に「孤独」へと突き落とすので
どのように折り合いをつけて
ときにたくましく、ときにノンキに
ときに淡々と暮らしていくのか。
共感するとしたら、
そういうことに対する
これまた個別の「手つき」なのかもしれませんねえ。


ある意味、生きることが「手仕事」になる年代。



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小規模修繕を繰り返し、「肉体のスラム化」を防ぐ!



歯医者さんでふと診察券を見たら
初診が平成20年になっていました。


いまから、11年前!わたし、46歳のとき!


このとき、歯周病治療に本腰を入れはじめ
以来、まじめに通い、
まじめにブラッシングをし、
歯の見かけは相変わらず悪いものの
なんとか悪化を防いでやってきたのです。


思えば、このときが、
老朽化を防ぐ修繕の第一歩だったのだな。


だからといって歯の状態がよいか、というと
ビミョーなのですが、
悪化にはずみをつけない、
自分の歯をぎりぎりまでもたせる。
その努力、惜しむまい。


というわけで、
「歯の大規模修繕」に着手したのが
40代半ば過ぎだったのですねえ。
わたしの場合。


もう、あれから11年かあ。


・・・とひとり勝手に、
しみじみしているのは、
膝が痛いからです。


歩くのは大丈夫だけど
立ち上がりが痛い。


閉経後の中高年女性に多く
膝痛の9割がそうだとされる、
変形性膝関節症じゃろか??(ネット調べ)


主な原因は以下の3つらしい。


●女性は男性より筋肉量が少ない
●加齢とともに基礎代謝が低下して太りやすくなるため、関節にかかる負荷が大きくなる
●閉経とともにホルモンの分泌が減少し、骨が弱くなる



膝に負担がかかるほど太ったことはないはずなので
筋肉量の減少と
女性ホルモンの減少による骨の弱化かあ。


いずれにしろ、ザ・老朽化ですな。


来たね。膝痛。
老朽化のわたし的・第二ステージ。



「痛いなあ」と思いながら放っていましたが、
悪化を防ぎ、老朽化を遅らすために
そろそろ本腰を入れねばなりません。
スーの散歩ができなくなったら、どうする!?


わたしが住んでいるマンションは、築40年超。
小規模&大規模修繕を繰り返し、
かろうじて美観を保っております。
自分の住んでいるマンションを見習え。
小さな不具合を放置して老朽化が進めば、
スラム化するのは、
マンションも、肉体も同じことだぞ。


まずは病院に行って正確に診断してもらい、
その後、筋肉量(膝以外の筋肉で支えるのが大事らしい)を
増やす運動をはじめるとしますか。


老朽化の箇所は、人それぞれ。
手当てしながら、廃墟化、食い止めましょうぞ。
わたしもがんばる。



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ラーメン店のオーナーに学んだ!老いの美は「求道」から。


人気ラーメン店のオーナーを取材しました。


ラーメンは、現代を象徴する事象といってもいいですね。
人々を熱狂させる事象。


「食べログ」のレビューは、
何が熱いってラーメンのレビューが熱い。長い。細かい。


ラーメン業界は、
あらゆる分野から
あらゆる人が飛び込んで
もはや、単なる「飲食店」じゃなくなっています。


どこも、店主(オーナー)は、
開店したときから、
逐一、レビューされ、採点され、
SNSで写真が公開される。
毎日、エゴサーチして
店の経営に細かく生かしている人も多いでしょう。


もう、ラーメンは、
ライブとか、映画とか、演劇とか、
そういったアート系の何かに近い。


店が公開されるや否や、駆けつけて
並んで、見て、聞いて、嗅いで、味わって
レビューするもの。


今回話を聞いたオーナーには、
そんな、ある種「総合芸術」になった
ラーメン業界で生き抜く「すごみ」を感じました。


定休日の店内は、
ありとあらゆる調理器具がピッカピカ。鏡のように輝いています。
テーブルの隅にも
壁のふちにも、
どこにもまったく、油分なし。
洗いたての食器のように、手触りキュッキュ。
若いころの聖子ちゃんの歌声のように
爽やかで心地よい、キュッキュ感!


しかも、目の前のオーナー夫妻は、
長身でおしゃれ。
生活系雑誌にしばしば登場する雑貨店を営む
夫婦的たたずまい。


つねに長蛇の列ができるという人気店の気迫が
休日の店内にも漂い、
「油気がどこにもなくてピカピカですね!」と
思わず、感想をもらすと
にっこり微笑んだオーナーは、


「毎日、4時間掃除していますから」


よじかーーーーん!!??



「はい。壁のあちこちにある栓から、熱湯が出るので
それで洗いあげるんです」


この掃除をオーナーは、
奥さんに決して任せず、
(任せても、後でやり直すらしい)
一人で毎日、やるそうです。毎日ですよ。
仕込みして、接客して、そして4時間。


この掃除への気迫は、
ラーメンの仕込みや
サービスにも徹底されていて
「もし、ここが銀座の寿司屋でも
そんなふうにテーブルを拭くのか」と
アルバイトを指導するらしい。


なんか、わたし、「美しくあること」の根底にある「道」に触れた気分。


令和日本の「修行」と「求道」は、
宗教の世界にあらず。
ラーメンの世界にあり。



いやほんとに。


オーナー、50代とは思えぬ颯爽としたルックスで
求道は、容姿の美にも反映されると思いました。


老いを凌駕する美は、「求道」から。



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「個性」は意識しなくなってからが本領発揮。それを「老い」と呼ぶ。


夫の大学時代の友だち、Tさん夫婦がお見舞いに来てくれました。
会うのは、35年ぶりです。


Tさんは、学生時代から
「古民家に住むインド好きのバックパッカー」といった雰囲気の人で
いつも落ち着いていて男性にも女性にもジェントル。
大学時代からつきあっていた奥さんのMさんは、
オーガニック系フェミニズム運動家といった感じの人で
ふたりは、独特の個性を放ちながら、いつも一緒でした。


電話を通して聞くTさんの声は、
相変わらずソフトでやさしく、
「ああ。そのままだなあ」と懐かしかったです。
世の「おじさん」には決して出せない声、
肩の力の抜けた、少し色っぽい語り口です。


病院に着いたと連絡を受け、
1階ロビーに降りると、
椅子に座って待っていたふたりが
わたしを見て立ち上がりました。


「あああ。ありがとうございます!」と駆け寄るわたし。


あの若いカップルが、年をとるとこんな感じになるんだなあと
しみじみ納得するような、
あー、でも、こうなるのかあ、と
ちょっと意外に思うような
よくわからない気持ちになりました。


お互い、満面の笑顔で再会を喜びつつも
「若いね」とも「変ってない」とも口にしなかったのは、
彼らも、そして、間違いなくわたしも
老けて、変わってしまっていたからでしょう。


彼らは、学生時代の雰囲気のまま、
ゆるんで、崩れて、少しふくらんでいました。


別れたあと、
なんとなく寂しくなって
自分自身の老いを見たような気にもなって、
しかし、それだけじゃない、
コツンと当たる異質の何かを受け取った気がしましたが
わからなかったので放っておきました。


数日経ってようやくその「コツン」と受け取った何かがわかったのです。


彼らは、特に奥さんのMさんは、
「老い」を全面受容していた。



Mさんはその日、
ノーメイクにメガネ。
昔から好きだったのだろう絞り染めのTシャツに
草木染めと思われる淡い色合いのガーゼタオルを首に巻き、
すっかり白くなった髪の毛を
老婆に扮したときの樹木希林のように不定形にまとめて
布バッグを斜めがけしていました。


いかようにも「気骨あるアートおばさん」に見せられる衣装を
これ以上はできないくらい無造作に着て
年齢よりずっと「おばあさん」に見えるようにしている。
見えるようにはしていないかもしれないが、
見えることを拒んではいない。


この「老い」に対する
過激なほどに前のめりの姿勢は何なのか。
フェミニズム運動家からエイジング推進家になったのか。
今度会ったら、じっくり聞いてみたいと思いました。


再び、会うことがあるかわからないけれど
強烈な印象を残したTさん夫妻。


手土産にもらった京都の懐かしい洋菓子店のお菓子を食べながら、
「いやあ、老いは人の個性を増幅するなあ」と
改めて思ったのです。


おもしろいね。
個性なんて意識しなくなって
自然に任せてからが本領発揮ですよ。



夫の発病から今日までのことを書いた新聞連載「献身と保身のはざまで」
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いたずらに元気でなくてよし。 今に過去を重ね、ふくよかに生きる。


夫が倒れてからの、もろもろの手続きがようやく終わり、
昨年9月からの激動の日々もやや落ち着きつつあります。


これまでは、ひと言でいうならサバイバルな日々。


ひとりで!とか、
大丈夫!とか、
なんとかする!とか、
こう、全体的に強がった日々でした。


いまは、荒れていた波が静まり、
嵐で海面に浮かびあがったあれこれが、
少しずつ再び、底へと沈んで
凪とはいかないまでも
かなり落ちついた状態になったように思います。


わたし、よくがんばった。


こうなると夫の不在がくっきりと浮き彫りに。
思い出の襲来、頻繁に。
人間のこころって、
意識的にコントロールできないのが不思議。
同じ、大脳のなかのことなのに。
部位どうしの権力闘争でもあるんですかね。


よく思い出すのは、
ここ数年、夫婦ふたりで出かけたときのことです。
近くの観光地への日帰りや一泊旅行。
じわじわと、いい感じに「老夫婦感」が出てきて
記念に陶器をひとつ買う、なんてことをしていました。


あれ、もっと、やりたかったな。
もっと、オリジナル老夫婦感を創り出したかった。


サバイバル激動期には、
私たちの過去をああでもない、こうでもないと
振り返ってみもしたけれど、
夫は、「イヤなことはしない。イヤな人とは一緒にいない」タイプだったので
まあ、わたしとは、一緒にいたかったんでしょう。
束縛や干渉も嫌いだったから、
夫婦生活は、もう、あれでよし。
オーケー!


何をするにも、
思い出がよみがえりますが、
「過去」を重ねながら
「今」を体験し、
なんというか、こう、
ふくよかに生きていけたらいいな、と思っています。


願わくば、その「ふくよかさ」が
「上品な老婦人の佇まい」なんてものに
結びつかないかな(笑)。



唯一無二の親友だった夫が
病に倒れるという不幸はあったけれど、
冷静に考えれば、
娘にも手伝ってもらいながら
病院に日々、通い、
犬とゆっくり散歩しつつ、
在宅を中心に仕事を続けて
生活ができているというのは、
恵まれたことです。


これからしばらくは、
何度も、後ろを振り返り、
思い出に大きく手を振って
語りかけるようにしながら
また、前を見て歩きだす。


そんな感じでやっていこうと思います。



いたずらに元気でなくてよし。
過去が厚みをもたらす、ふくよか路線。
(↑体型のことじゃなし。ま、どっちでもいいけどね)



私の連載コラム「献身と保身のはざまで」、東奥日報で掲載が始まりました。現在、熊本日日・岐阜・山陰中央新報・四国・茨城・秋田魁新報・山陽・埼玉・愛媛・神戸・徳島・北日本・静岡新聞・信濃毎日・岩手日報の各新聞にも掲載(終了紙もあり)されています。お住まいの地域の皆様、お読みください。


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