年とともに範囲が広がる?何歳から何歳までが「同世代」なのか。



夫の入院する病院に、
ものすごくデキる女性介護士さんがいます。


年のころは、70代前半でしょうか。
全スタッフのなかで最高齢に見えます。
薄くなった髪の毛を明るい茶色に染め、
それを頭頂部でまとめて
暑い日の入浴介助のときなどは、
袖をまくって腕を出し、
汗止めのヘアバンドをし、
エプロンを腰紐でからげているので
たとえが古くて恐縮ですが
その趣きは、一心太助。


さらに、キビキビ&ハツラツとした動きと
ハスキーだけど若々しい口調が
バッリバリの現役感です。


同世代や自分よりはるかに年下の患者さんを
手際よく介護する様子を見ていると
長年の労働によって手に入れた「強靭さと機敏さ」が
ド迫力で迫ってくるようで
わたしは、わたしの生っちょろくて怠惰な人生が恥ずかしいような
生きていく上での辛坊が足りないと思い知らされるような
ちょっと申し訳ないような気持ちになります。


そして昨日のことです。


病床の夫が散髪をしてさっぱりしました。


若い男性看護師さんと
その介護士さんがやってきて
「おっ、髪の毛切りましたね!男前になりましたね!」
と口々にほめてくれたので
わたし「そうでしょう。トム・クルーズになったでしょう」
看護師さん「トム・クルーズ!(笑)」
わたし「トップガンのころのね」
介護士さん「あああ。わかりますよ!わたしも、似た年齢なんで!」


いま、なんか胸に剛速球が投げ込まれたぞ。


「似た年齢」って言わなかったかな??


看護師さん「トム・クルーズかなあ(笑)」
わたし「似てませんかね?笑」


デヘヘと笑いつつも
胸に受けた剛速球の衝撃がヒリヒリと残って
夫のことなど、この際、トム・クルーズでもトム・ハンクスでも
なんならブラザー・トムで構いません。
わたしは、まだかろうじて50代。
あ、あなたは、ずっと70代ではありませんかーーーーー??


その日の夜、娘に
「ねえ。あの介護士さんと同じぐらいの年に見える!?」と聞いたら、
「あー。年齢を25歳ごとに4種類ぐらいに分けたら、
同じ枠に入るかもね」


その枠、デカすぎる。


夫の発病によって
わたしがマリーアントワネットのように一夜にして老けたのか、
さまざまな年齢の患者さんをケアすることによって
介護士さんの同世代感覚が
果てしなく広がり、ボーダレス化したのか。


わからん。


ま、いいんですけどね。
いや、やっぱ、よくないか。


もしかしたら、
仕事中に限って70代に見えるけど
本当は、同じぐらいの年齢なんだろうか??


「若く見えなくてもいい」なんて言いながら
年齢って、なんだかね。
なかなかどうして煩悩から抜け出せないというお話。



私の連載コラム「献身と保身のはざまで」、長崎新聞で8月6日(火曜)より掲載がスタートしました!


そのほかに現在、熊本日日・岐阜・山陰中央新報・四国・茨城・秋田魁新報・山陽・埼玉・愛媛・神戸・徳島・北日本・静岡新聞・福井新聞・信濃毎日・岩手日報・東奥日報・神奈川・佐賀・宮崎日日・上毛新聞でも掲載(終了紙もあり)されています。

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似た境遇の人はもちろん、さまざまな責任を負いながら奮闘する同世代の女性に伝わるようにと願いながら書いています。お住まいの地域の方、読んでもらえたらうれしいです。




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