ときめきに従うというみっともなさ、わたしの中にだって。


恋愛って
映画の中では
美男美女が演じるから
うっとりするけれど、
実際に見ると、
さほど、美しくないですね。


どんな恋愛であれ、
自分で自分を制御できないほどに
ときめいて、
ほかのことを忘れるほどに
うつつを抜かして夢中になる、
ということは、
強烈に幸せである分だけ
あとで振り返ったり、
他人が見たり、
その他人の目で改めて自分を見たりすると
みっともない。


そこに「いい年をして」が
のっかってきたりすると
余計にみっともない。
みっともなさに気づいた瞬間、
穴に入りたくなる。


恋愛に限らず
何ごとかに夢中になって
ソワソワして
通常とは異なる
ホルモンが過剰に分泌されて
そのことしか考えられないような状態になると
だいたいが、他人から見ると
「ちょっとおかしい」し
「みっともない」。
年寄りの冷や水って言葉もあるしな。


「プっ。年寄りの冷や水ね、あの人」
なんて声が聞こえたりしたら、
それこそ冷水を浴びせられる。


でもなあ、みっともなくてもいいよなー。


みっともないことやらかして
布団に入ったら
んもー、恥ずかしくて恥ずかしくて
身の置き所のないような
なんともいえない気持ちになって
「あ゛ーーー!」とかって声に出して
膝を抱えて小さくなっていいよ。


やさしく正しくあろうとする理性と
胸の高鳴りに向けて暴走する野生は
ひとりの人のなかに
いつだって、いっしょに存在するんだ。


わたしのなかにだって。





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娘の海外就職の裏に、母親の「勇壮な決断」があったという話。



この春、大学を卒業する娘の就職が
ようやく決まりました。


就職先は、ヨーロッパ資本のIT企業の
シンガポール支社。
そこで唯一の
日本人スタッフとして働くことになります。
外資の新卒採用はとても少ないので
ラッキーだったと思います。


それにしても、意思決定が速かった。


エージェントから夜、募集の話を聞いて
その日のうちに面接の日程が決まり、
いざ、担当者の女性と面接したら
その面接中に
「合格。次はボスと話して」と言われ、
そのボス(支社長)との面接は
なかなか日程が合わず
娘のアイルランド旅行と
重なってしまったのですが、
ようやく実現した面接のときには、
「サラリーはこれでよいか」などの
具体的な雇用条件の話が進み、
その場で採用となりました。
(面接はほぼすべてスカイプ)


ボスとの会話は
とてもカジュアルだったらしく、
そのあたりも
娘のキャラと合っているようなんで
よかったんじゃないでしょうか。


そこでですよ。
わたしの偉かった話を
ここで開陳かつ吹聴してもよかですか。


娘は最初、なんとなく
「インドネシアとかかなー」などと
あまり根拠のないことを考えて、
個別にエージェントと
話したりしていたのですが
この無料カウンセリング
自分の将来像などを話したら
「それなら、インドネシアじゃない。
シンガポールか
インドだと言われた」と言うのです。


へえーーー。そうか。
思いもしなかったな。


そのほかにも
カウンセリングのなかで指摘されたり
アドバイスされた内容を聞くと
「なるほど」と思うものばかり。
ところが、この先、
個別カウンセリングをしてもらうには
15万円だったかを
払う必要がある、というのです。


え?15万?たか!


わたしは、ちょうど仕事から帰って
着替えながら聞いていたと思うのですが、
ソファにドカッと座り、
足からタイツを引っこ抜きながら
あれこれ考えをめぐらせて
「サイト、教えて。
ちょっと見てから振り込むわ。
リフォームはここで打ち止めな。
そのお金をこっちに回す」と
タイツを手に立ち上がり、
下半身パンツ一丁で
高らかに宣言しました。(勇壮!)
娘に最も必要なのは
「情報」だと考えたからです。
その情報は、娘にも、わたしにも、ない。
じゃあ、ケチってないで買おう。


リフォームというのは、
10月にやったちょっとしたリフォームのあと、
もう少し家具や小物を
買い足すつもりだったのを
あきらめて、
その15万を捻出する、という意味。
余裕のない家計だもんで。



これがよかった。



その後、ただちに
マンツーマンで方向性を話しあい、
英文の応募書類をいっしょになって作成し、
面接対策もして、
それらがすべて準備できたら
一気に各国エージェントに
情報を提供してくれました。
カウンセラーが娘を高く買ってくれて
その旨も伝えてくれていたため、
各エージェントの
娘に対する期待値が最初から高く、
それが結果的に功を奏したのです。


それもこれも、
かあちゃんの勇壮な決断があってこそ。



まあ、そういうわけで
なんとか娘の進路が決まったので
ほっとして、うれしくなって
いろいろ理由をつけて自慢している、という、
まあ、そういうわけです。
そういうわけですが、
このブログを読んでいる人のお子さんが、
「かあちゃん。わたし海外で働く!」と
突如、言い出さないとも限りません。


そのとき、パンツ一丁のわたしの雄姿とともに
「あ。なんか、あいつ、書いてたな」と
思い出してもらえたら幸いです。


就活に幸あれ。
(新卒に限らず)





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「18歳を過ぎたら、親子は友だち」をちょっと念頭に入れてみる。



両親が健在だったころは、
毎年、盆正月に帰省していました。


この「盆正月の帰省」には
「楽しみ」と「義務感」が
混じりあいますね。


自分は面倒でも
「親は楽しみにしている」と
思いがちですが、実は、
そんなに単純なものじゃない。


夫婦ふたりで暮らす
のんびりペースが
子どもやその家族の襲来で
崩れてしまうし、
慣れるだけでも
時間がかかります。


親は親なりに
「心から待っていたよ!」感を
出さねばならぬと
これまた、楽しみ半分、
義務感半分で
気合を入れるわけです。
あらゆるもてなしに。


年をとればとるほど
手料理も面倒になるだろうし、
布団を干すのも
細かい掃除も
何もかも
面倒になるに違いありません。


そりゃ、そうだなあ。


以前、ネットで
「18歳を過ぎたら
親は友だちと思おう。
そんなにしょっちゅう
連絡しなくていい。
恩返ししなくては!
と思うかもしれないが
親も子育ての過程で
それなりにあなたに
幸せをもらっているのだから」
というアドバイスを
読みました。


これは、「子」への
アドバイスですが、
「親」に対しても
言えることかもしれません。


わたしもこれから
一人立ちしていく「子」との
関係づくりをしていくわけですが
自分を振り返っても
成人後の親との関係は、
かなりの「気遣い」と「義務感」と
「愛しさ」と「懐かしさ」が
混ざりあったものでした。
それが親子なのだといえば、
それまででしょうが、
親元にいたときとは違う「重たさ」を
ともなうものだった。
そして、それをちょっと
申し訳なく思うという
「罪悪感」をともなったものだった。


それって「子」だけじゃなくて
「親」もなんだ。



と少しずつわかってきたので
わたしも娘との今後において
「友だち」という言葉を
念頭に置いておきたいと思います。


友だちのような仲良し母子、
ってことじゃないですよ。念のため。
いや、もちろん、それはそれで
とってもいいことなんですが、


友だちのようにサラッと、に
重きをおきたい。



なんて言ってるけど
できるかどうか
わからないし、
自信があるわけでも
まったくないけども
ちょっーーーと
意識しておきたいなあと思います。


親子って
本人の性格に関係なく
重たいものだからね。





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人を少し心理的に「隔離」するコロナ問題の、ストレス!


なんか、もう、
心のどこらへんに
どれぐらいの力を
ぎゅっと入れて生活すればいいのか、
わかりませんね。


普通に暮らしつつ、
気をつけていればいいのか、
それよりも、もうちょっと
気をつけるべきなのか、
それでも足りず、
もっともっと気をつければいいのか、
いやそれでも足りないのか。


小中高の休校が決まって
あちこちの学校や家庭や企業に
ただちに解決すべき問題が
押し寄せてから、
ぐっと深刻度が増したし、
さらにドラッグストアやスーパーの
ガラガラの棚が
「デマとはいっても、
こうしていては
いかんのじゃないか
出遅れるのじゃないか、
自分だけ損をするんじゃないか」
という気持ちにさせて
居てもたってもいられず、
寝巻のまま
自転車にまたがって
やみくもに買い物に行きそうになる。
(行ってないけども)
いずれにしろ、
家にこもっていてもストレスたまるし
ニュースを見ていてもストレスたまる。


いったい、だれが予測しました?
こんな2020年。


電車のなかも静かです。
この時期の電車は、
誰かがゴホゴホ咳をしているものですが、
まったく聞こえない。
鼻水をすする音すら聞こえなかった。
みんな緊張しています。


日本全国、
いや、世界中の、
ストレス総量、
すごいことになっとるぞ。


昨日は取材だったのですが、
花粉症もおさまっていたので
話が聞き取りやすいように
マスクをはずして臨んだら、
外と中の温度差で鼻炎が…。
あ!鼻水。
やばい!やばい!
「この人、風邪の症状が出ているのに
マスクしてないのか」って
思われるんじゃないか、
まずい、まずい。
焦る、焦る。


話に集中していて
かばんからマスクを
取り出すこともできず
こっそりとハンカチで
鼻水をすすらず
押さえました。
何度も。
疲れた。


帰り道、
制作会社のディレクターは、
「また取材が中止になりました」と
がっくり肩を落とすし…。


同じコロナ問題でも、
その人の年齢や
仕事の種類や仕方や
家族構成なんかで
まったく違う悩みとなって
襲ってきて、
それもまた
人を少し心理的に「隔離」する。


わたしは、
熱いスパイスティーとチョコを
飲んだり食べたりして過ごしています。
太るぞ、これ。




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