コロナ巣ごもりで悪化というか、拍車がかかったもの。



お義母さんがいろいろ送ってくれたので
おすそ分けしようと思って
LINEで友だちに連絡したあと
ハタ!と悩みました。


コロナによる自宅引きこもり生活で
悪化しているからです。
身だしなみが。


日ごろからちゃんとしているとは言いがたい
わが身だしなみは、悪化の一途。


朝は犬の散歩に出るから
一応、顔は洗うんですよ。(そこから?)
顔は洗うが、
キャップを被るので
髪の毛はそのまま。
散歩ウェア(ジーパンと上着何か)に着替えて
眉毛だけ描いて
「近場用メガネ」に替えて出かけます。


その後ですよ。


散歩から帰ると
まず、ブラをはずす!
ジーパンを脱いで
スウェットを履く!
髪の毛は、そのまま。



散歩は朝6時なんで
もう、昼前になると
「え?身だしなみ、整えましたか?」レベルになる。


でもって
友だちへのおすそ分けですよ。
時刻はお昼前。
お昼ごはんをだいたい作り終えたところ。


今日のわたしは、
ユニクロのグレーの長袖Tシャツ、
ユニクロのスウェットパンツ。
ユニクロの茶色のロングカーディガン。
着古しているから
着心地はバツグン。
その分、見た目はクタクタ。
期せずしてユニクロ尽くしになったけれど
ユニクロが悪いんじゃない。
わたしが悪い。


どうしよう。着替えるか。
化粧もするか。
でも、走ったら1分。
もー、ちゃちゃっと行って
ちゃちゃっと帰っちゃお!


「神様!誰にも会いませんように!」
…と外に出て走り出したら、
背中に


「奥さん!」


嘘だろ。


つかまっちまったという動揺を隠し、
身なりは貧しくとも
素性は高貴であるかのように
にこやかに微笑んで
ゆっくり振り返ってみたら、


案の定、
咲き誇る桜の木の下に
夫と管理組合役員を通じて
親交のあった、
おしゃれ団塊リタイアマンMさんが
鷹揚に立っているではありませんか。


「あ!Mさん!こんにちは~!
いつもコロナの情報ありがとうございます!」
(メールで市内の感染情報を送ってくださるのですよ)


「いえいえ。その後、ご主人はいかがですか?」


あ゛ーーー。
気がけていただいて非常にありがたいが、
その話題、長くなるなあ。


太陽よ、隠れてくれ。
この世を闇に変えてくれ。
5分で、いや、1分でいいから。


Mさんは、
近所をお散歩した程度だろうに
きちんと整えられた髪と髭。
(ほどよい白髪交じり)
薄手の春色セーターに
グレーのジャケット。
おしゃれメガネで
ゆったりと近づいてきます。


おしゃれメガネの奥の目がまた、
なんでもお見通しと言わんばかりに
大きいんだな。
その視線の先にある
わたしのメガネは、
太陽の光を浴びて
明らかにうっすら曇っている。
油汚れだ。


ふー。


じっくりと見つめられたくないもんだから、
ボクサーでいえば
ディフェンスに当たる感じで
ヘコヘコと頭を上下に動かし、
奉公人であるかのように
その声かけに感謝&恐縮して
夫の様子をかいつまんで語り、
会話を早々に切り上げ、
友だちんちへ逃げるように駆け出しました。


玄関を開けた友だちは、
わたしほどではないにしても
スッピン&クタクタだったので一安心していたら、
ビニール袋を受け取りながら、
わたしの顔の一点を
チラチラと見ています。



「おでこに、なんか、赤いの付いてるで」



うん?え?(おでこに手をやる)


この、赤い、唐辛子風のものは…


豆・板・醤!!


さっき、お昼ごはんに
台湾混ぜそば、作ってたときの
豆板醤ですよ。
な、なんと額につけていたとは!


そうかあ。
わたし、おでこに豆板醤まで
付けてたかあ。(しょんぼり)


ダメだ!こういうことでは!
犬の散歩の段階で
もう少し、ちゃんと身だしなみするか、
散歩の後にグダグダにならないようにするか、
もしくは、いっそのこと、
人目をまったく気にせず、
堂々とグダグダクタクタを貫くかだな。
そういう人として認められよう!


貫く、というか、
身を任すというか(笑)


いや、なんとかします。
コロナなんかに負けない。
豆板醤なんかつけない。


それはそうと
この「うどんで台湾混ぜそば」
おいしいですよ。





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かしましく 笑いあって、にぎやかに。口角泡を飛ばしたい。



犬は、ひとりで育てても可愛いけど
ふたりで育てるともっと可愛い。
というか、「可愛い」の共有によって
「可愛い」が増幅します。


そのかわり、ひとりと一匹でいると
ちょっと煮詰まる。
可愛くはあるのだけど
だれとも共有できないから
煮詰まります。犬も退屈そうだし。
「何か面白いことないかなあ」という波動が
こっちに伝わってきて
「あー。めんどくさー」ってことにもなる。


娘が赤ん坊のときもそうでした。


夫がいてくれたら一番いいけど
友だちや両親、姉でもOK。


自分以外に
赤ん坊に興味をもつ人が
もうひとりいてくれることのありがたさ!
ひとりだけのときと何が違うって
「笑い」があることが違う。
赤ん坊の一挙手一投足を面白がって
笑いあえる。
「すごいねえ」
「おかしいねえ」と
笑いあったり、
笑い飛ばせたり、
いろいろな「笑い」を生み出せる。
「ああ、子育てってこんなに楽しいのかあ!」
と思える。
一人だけだと決して感じられない、その感覚!


犬と人間の赤ちゃんを
いっしょにしちゃってあれだけど
まあ、似ているから
いっしょにしちゃうけども、
世話というか、
ケアというか、
面倒を見る、というか
そういう行為において
「笑い」があるかどうかは、
めちゃくちゃ大きいのです。


…ということを
以前からずーーーーっと思っていたのですが
へろへろ (ちくま文庫)
を読んでいたら、
こんな文章と出合いました。


ホームヘルパーとしてこの強烈なばあさまと付き合い始めたのだ。ところが、である。マンションの一室という閉ざされた空間で展開される「一対一の関係性」は早々に行き詰まりを見せ始めた。

要するに笑えないのである。笑いが生まれてこないのである。笑いの場面があっても一緒に笑える誰かがいないのである。

三人はもっとかしましくやりたかった。にぎやかさが欲しかった。




それーーーーーっ!
それが言いたかったーーー!


犬もそうなら、
赤ん坊もそうなら
強烈なばあさまも
そうなのです。


みんな、ちょっと
予想の難しい、
見方によっては珍妙な、
ときに手こずる行動や発言をするから、
だれかといっしょに
(責任をシェアできる人だとベスト)
笑いあえないとつらいのです。


笑いの場面があっても
一緒に笑える誰かがいない。


ということは、
ケア(育児や介護、看病など)という行為の
滑稽さやおかしみを根こそぎ奪い、
そのかわりに単調で
終わりのない苦役だけを残す。


孤立の苦しさは、
「笑い」を失うこと。


新コロナウィルスの自粛生活で
家の中はもちろん
あらゆる場所から
「第三者」が消えています。


逃れられない単調な繰り返しが続いて
追い詰められている人も多いのではないでしょうか。
あちこちに生まれる「密室」。


かしましく
笑いあって
にぎやかに。
口角泡を飛ばして
語り合い、
大声で笑う。
すばらしいことだなー。
心の安全弁でもある。


この本、面白いです。
月亭つまみさんという方もこの本について触れています。
ぜひ、お読みください。


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外に逃げられないから、心に逃げ場を作ってやり過ごす。


朝ごはんを食べて昼ごはんを食べて
お茶とおやつを食べて
夕ごはんを食べてフルーツを食べる、という
「三食おやつフルーツ付き」の暮らしで
とても豊かになりました。
腹回りが。


こんなことでいいのか、
心の声がささやく。


夫の病院も
ますます厳しくなり、
来週からは、着替えの交換に行っていいのは、
週に1回のみ。
病院通いと犬の散歩を主たる外出目的として
「ああ、忙し、忙し」と思い、
実際に夜はヘロヘロに疲れている、
という日々を
ここ1年半ほど過ごしてきたので
どんなリズムを刻んで生活していいのか、わからぬ。
もう、ごはん作って食べるしかないや状態。


こんなときこそ、
オンラインで何かやるとか、
何かで何かを勉強するとか、
何かをじっくり作るとか、
コロナ後の社会を見つめて何かするとか、
「何か」したほうがいいのでしょうが、
頭、回らず。腰、上がらず。気持ち、動かず。


じゃあ、安寧に過ごしているかというと
小心者なんでそうもいかず、
ニュースやSNSを見ては、
がっかりしたり、怒ったりして、
電話で姉ちゃんと
「なんでこうやろか!」
「ほんと、おかしか!」
長崎弁でここぞとばかり飛沫を飛ばしまくり、
この先、この状態がいつまで続くのか。
あああ。わからない。
精神的に忙しいのか、
やはり暇なのか、
世の中の役に立っていなくて
申し訳ないのか。
いや、ステイホームしてるだけで
偉いのか。
それにしても
宅配便さん、いつもすみません!
スーパーのレジの方!
ありがとうございます!


まあ、そんなわけで
「こんなときこそ」と
逆転の発想で
創造的に過ごす気分にならないまま
(なったとしても
創造的に過ごせるかは別問題)
安きに流れ、怠惰に流れておりますが、
それなりに根底のところで
ストレスを感じてはいるようなので
あまり追い込まず
ぼちぼち過ごしていっていいんじゃなかろうか、
と思いたい。思おう。


それでいいよね。
いいのかな?


みなさんも、
さまざまな状況で
日々、格闘しておられることと思います。
「空間的に逃げる」ことが難しいので
できるだけ自分に甘く
「精神的に逃げる」のも
一案かと思います。


手洗いに厳しく、
自分に甘く。
明日も、なんとか健やかでありますよう。


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みんな無意識に鍛えている?「サバイバルへの筋力」


キングコングの梶原雄太さんが
カジサックとしてYouTubeをはじめ、
チャンネル登録者数100万人を超えたのが
ついこの前だと思っていたら、
今や、芸人さんたちがなだれを打つように
チャンネルを開設。


いやあ。何が変えるって
ウイルスが世界を変えますね。


生物学者・福岡伸一さんの
「ウイルスは撲滅できない」
福岡伸一さんが語る動的平衡




…ウイルスは現れた。高等生物の遺伝子の一部が、外部に飛び出したものとして。

つまり、ウイルスはもともと私たちのものだった。それが家出し、また、どこかから流れてきた家出人を宿主は優しく迎え入れているのだ。

なぜそんなことをするのか。それはおそらくウイルスこそが進化を加速してくれるからだ。

親から子に遺伝する情報は垂直方向にしか伝わらない。しかしウイルスのような存在があれば、情報は水平方向に、場合によっては種を超えてさえ伝達しうる。




この最後のところ、すごいな。


確かに親から子に
遺伝子を伝えようと思えば、
宿主が生殖可能になるのを
待たなければいけないし、
その子の成長も待たないといけない。
さらに生殖のチャンスも待たないといけないしな。
考えようによっては悠長な話だ。
しかも「垂直方向」にしか伝わらない。
でも、ウイルスなら、
「今、この瞬間」「わずか数か月の間に」
「水平方向」に
ばーーーーっと伝達というか
伝播するもんなあ。
その伝わり方の恐ろしさは、
今回の新コロナでよーーーくわかりました。



感染という遺伝情報の超・効率的伝播!!



昨日、犬の散歩をしていたときのことですよ。
わたしがここに引っ越してきて20年余り。
ずっーーーーと草ボーボーだった空き地に
親子3代と思われる
おじいさん、おばあさん、
おとうさん、おかあさん、
それに小中学生の子どもふたりで
畑を作っていました。
もう、ほぼ出来上がっていて
畝、造成中だった。


サバイバルファミリー感、農耕!
じゃなくて濃厚!!


あれだな。
コロナ自粛で
みんなで過ごす時間が増えて
子どもたちも家の中ばかりじゃ退屈するし、
かといって人混みには出たくない。
「あの土地、耕すかあ!」
ってなったんでしょうね。


その動機の底には、
「これからの時代、食料だぞ」感が
「野菜、作っておいたほうがいいぞ」感が
あったとも思う。


そこからほど近い新築マンションの前では、
お父さんの掛け声のもと家族全員で、
竹刀を振っていました。
竹刀だって
平常時なら、子どもたち「いやー」って
言うんじゃないかな。
「いやー。目立つー」とか。
それが、今だから。
新コロナだから。
「竹刀、振ってみようか」
「仕方ないな。振ってすっきりしようか」
となるんじゃなかろうか。


みんな、意識せずとも
「サバイバルへの筋力」を
鍛えようとしているのか。



わたしも特になにもしなくても
どことなく疲労感漂うのは、
心身が「適応しよう」とがんばっているのかも。
きっとそうだな。
そうに違いない。


今日も、ほんと
それぞれの「適応」への努力、
お疲れさま。


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