やるな、マスク。夏の涼やかなコーディネートに出会う。


家でがっつり仕事をするために、
夫の病院に行く日と
食材の買い物に行く日をいっしょにしたい。
そんなこと勝手にどうぞ?だと思うんですが、
何が起きるかというと
めちゃめちゃ荷物が重くて多い、
という事態が生じるのです。


夫が一度の入浴で使うタオルが
バスタオル2枚、
ハンドタオル4枚、
パジャマ一式。
それにそれ以外に使うタオル、
顔をふくミニタオル、
お風呂以外にも汚した場合は、
もう一組のパジャマや
枕カバーやクッション類…。


これが全部、濡れているので、
かなーり重い。
プラス食材。
食材に飲み物とか粉系とか入ると
さらに重い。


ふたつの大きなトートバッグがパンパン。
肩の部分は、どんな服を着ていても
布が下に引っ張られてぐちゃぐちゃ。
暑いから、それ以外のところもグダグダ…


もう、人型が溶解する寸前のフォルムで
駅に向けて歩くことになるんですが、
昨日は、何かが違いました。
わたしではなくて、
そのあたりの気配が。
あ。なんか、涼しい。
パチンコ店のドアが開いたときに漏れてくる
冷気のせいばかりじゃな、
何か、目に、目に、涼しいものが。


・・・と思ったら、
ブルーグレーのワンピースに
濃紺のカーディガンを羽織った
30代後半のすらりとした女性が、
たおやかに歩いてくるではありませんか。
まわりからくっきり目立っているのは、
マスクが、ワンピースと同素材&同色ってこと。


ワンピースと同じ色が
顔にもくることによって
もともとの長身がより一層すらりと見え、
さらに色が、涼し気なブルーなもんだから
一陣の、爽やかな風になっている。


優雅だ…。


もう、このへんで行き倒れてもいいぐらいの
グダグダ感だった私も、
いかん。
道端で溶解してる場合じゃねえ!と
喝を入れなおし、
二つの荷物をよっこらしょと背負いなおし、
一心太助が天秤棒を担いで
江戸の町を威勢よく歩きだすぐらいの気分で
駅に向かいました。
(われながら素敵なレトロ比喩)


マスクの台頭、おそるべし。
もはや、おしゃれ感を左右するレベルね。
こちらの記事には、グンゼのマスク、使用感報告ありますよ。




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「新型わたし」は、自分をいっちばん大事にするのだ。


昨日、スー(犬)の散歩をしていたら
斜めがけしていたバッグの紐が切れました。


スーは体重18キロの中型犬、オス。
元気な盛りのため、
3メートルリードを必ず両手でグワッシと握り、
場所に応じて短くしたり、
長めにしたりしているのです。


だから、ショルダー必須!
ペットボトルにボールに
ビニール袋にスマホにと
収納しやすいポケットも必須!


家に帰って
すぐさま新しいバッグを買おうと
ネットを見ました。


もう、これまでの私ではありません。


犬の散歩に使う服や小物にこそ、
お金を使うのだ、と決意した
「新型わたし」になっているのです。


犬が何よりかわいいから、というのでなく、
(まあ、かわいいのはかわいいけれども)


(1) 毎日必ず必要で
(2) 屋外&雨風のなか酷使し
(3) 実はもっとも人目に触れる



という結論に至ったのです。
(万が一でも
ご近所で「あの人、素敵」なんて
いわれることがあるなら、
わたしの場合、
犬の散歩と
ゴミ出しに力を入れるのが近道)


バッグを探して
ネットを見ているうちに
何度も「ああ、これぐらいでいいか」と
妥協しそうになりましたが
「いや、何年も使えるものを買うと決めただろう」と
自分に言い聞かせ、
暴れようとするケチ心を抑えつけ、
奮発しました。


具体的な商品は、
来週更新のウェブマガジン内の「これ、買った!」
書こうと思いますが
その値段、1万円以上!


どうだ。犬の散歩バッグなんて
獣医さんがタダでくれることもあるんだぞ。
というか、わたしも
そういうの使ってたんだぞ。


8月中旬に娘がリモートワークを終え、
いよいよシンガポールへと出発することとなりました。
わたしの毎日、朝夕2回、
(地獄の)散歩生活が始まります。
少しでも自分を楽しくしたい。
少しでも心浮き立つものにしたい。


犬の散歩グッズとか
毎日、休息する寝具とか、
そういうものにお金をかけて


自分をいっちばん大事にするのだ。


これ、ちゃんと決めておかないと
家中の古いもんで間に合わせる
「あるもんでオバサン」になるからね。
「ひとりリサイクルセンター」といってもいい。
そうはなるまじと
固い決意で進みますよ。




熊本、大分に続き、
岐阜、長野などでも
大雨による被害が出ています。
現地にお住まいのみなさん、
どれほどの心配と疲労かと思います。
心よりお見舞い申し上げます。
どうか、どうか、お気をつけて。
ご無事でありますよう!




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解決したら迷わない!は嘘。行きつ戻りつが、リアル。


前回の記事で「新型わたし」になる
大見得を切りましたが
(買った商品は明日、こちらの記事で紹介予定です)
高級犬の散歩バッグは、
なるほど高級犬の散歩バッグらしかったものの
たかが犬の散歩バッグであることにかわりはなく
大きな満足感があるかというと、
まあ、ほどほど。


しかも、連日の雨!
散歩バッグ、濡れる!
泥や砂利がつく!


「旧型わたし」もパッとしなかったが、
「新型わたし」もさほどでなく…。
まあ、そんなもんですな。


この日曜、今年に入ってなんと初めての
ショッピングに行きました。
社会人としてようやく本格的に始動する
娘の買い物が主たる目的だったのですが、
わたしも、ワンピースやジーパンや
帽子や、あれこれ買ってやりました。
ほぼユニクロですが、
ワンピースは違うよ。ビームスです。


で、ユニクロのジーパンです。
3990円のテーパード型
濃い色デニム。


「新型わたし」になっていますから
犬の散歩のために買いました。
犬の散歩はジーパン。
夏でも冬でも。
草むらに入るし
犬がときどきとびかかってくるしで
足の保護のためにも
一番いいんです。


それなのに帰り道、娘に
「そのジーパン、散歩用にするん?」と聞かれて
正直、返答に困りました。
きれいだしなあ。
よそ行き(せめて近所行き)→散歩の流れにするか???


今日まで、ずっと雨なんで
ぼろぼろジーパンを使っていて
まだ出番は来ていませんが
新型わたし、最初から散歩に使うんだの気迫で
いまは、おります。がんばれ!わたし!


われながら
慎ましいな(笑)


しかし、あらゆるジャンルで
「これを学んだら悩まなくていい」
「このアドバイス受けたら、もう悩まない」とか
そんな売り文句が
巷にはあふれていますが、
あれ、嘘だな。


ひとりの人間が意識を転換し、
それによって迷いなく決断できたり、
習慣として定着させたりするには、
「行きつ戻りつ」という名の
一見、グズグズした自分との対話、
つまりは、
悩みに悩む試行錯誤が必要なのです。


それなかったら
つまりは「鵜呑み」だもんね。
「言いなり」とか。


新型わたしと
旧型わたし(またの名を「一人リサイクルセンター」)を
行き来しつつ
自分にも地球にも財布にもやさしい
オリジナル「新型わたし」をめざそう。




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「微細な気がかり」が積み重なる先にあるのは…というコロナ不安。



わたしの夫は、
一昨年の9月に倒れて
以来、遷延性意識障害(植物状態ともいわれる)で
療養型病院に入院中です。


2月20日に新コロナウイルスへの対応で
病院が閉鎖され、
6月15日に条件付きで面会が許可され
(一患者につき1名、15分、土日祝除く偶数日、予約制)
再び、7月17日から閉鎖されました。


夫の隣のベッドには、
チハラさんという元気なおじいさんがいて
わたしが病室に入ると
「こんにちは!きょうは、なんようびですかっ!」
「あなたのおしごともたいへんですねえーーー!」
「わたしもきょうはいそがしいんですっ!」
と大声で話しかけてくれたのに、
面会再開後のほぼひと月、
話しかけてくれたのは一度だけでした。


以前は、お風呂にストレッチャーで運ばれながら
「はーるばるきたぜ、おっかまちへーーー!」と
廊下中に響く声で
替え歌を歌っていたのに
その元気もありません。


ずっと、くったり。


もともと家族の面会は少ない人で
入浴のたびに出る洗濯物の袋が
積み重なっていました。


でも、家族じゃなくても
他の患者への面会客とか
散髪屋さんとか
歯医者さんとか、
そういう「自分には直接関係のない外部の人」の
ちょっとした出入りが
心の張りや
あの元気っぷりにつながっていたんじゃないか
と思うのです。


寝たきりの人ばかりが入院しているので
もともと「生気のないところ」ではあるけれど
度々通っているとわかる
微細な「生気」の減少…。


もちろん、それは夫に対しても感じて
少しずつ、旧に戻そうと思っていたのに
またもや閉鎖で、
気がかりだけが募ります。


新型コロナウイルスは
感染に対する恐れだけでなく、
自粛がもたらす微細な「気がかり」が
人それぞれに積みかさなっていく。
じわじわと積み重なっていって、
いつか身動きの取れない事態を招き、
取り返しのつかない「後悔」を味わうのではないか、
という恐れ…。
これが、精神的にきつい。


また、その「恐れ」は
人によって異なるから、
口にしづらかったり、
共感しにくかったりして
それもきつい。
そもそも、会って話す機会が減っているし。


みなさんもきついですか。
ねえ。きついねー。
せめて、こうやってブツブツ言っておきますか。




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「理解のある母親」として身につけた習慣が、首を絞める予感。


わたしには、23歳の娘がひとりいるんですが、
買い物なんか行くと、
もう、その形勢逆転ぶりがすごいです。


大きなショッピングモールだと
もともと方向音痴のわたしは、
プラネタリウムを眺めるみたいに
まず、「はー」とぼんやり全体を見る。
見たからと言って、
方向を把握するわけでもなく
なんとなく人の流れに従って
歩き始めるだけの
ボンヤリ型の非効率な人間ですが、


娘は友だちとも頻繁に来ているから、
「ああ。こっちから行こ。
そしたら、この店見て、その店見れるから」
言うが早いか、もう、その方向にスタスタスタ。


認めたくないけど
判断の速度と
判断後のカラダへの信号伝達速度が違う。


万事、速い。


しかも、若者は
時代を味方につけているからね。


何を味方につけたら強いって
時代でしょ。
時代という「今の気分」でしょ。


時代の気分を知っているという
最強の権力、笠に着るよねー。


腹、立つ。


形勢逆転、受け入れがたし。


昔はわたしが
「こっち行くよ!」と
力強く引率していたのだ。
方向音痴がバレることもなく。


なんて思いながら、
実際には、「はいはい」と
大人しく受け入れて
「ああ、そっちね」と
うちんちの犬がわたしに付いてくる以上に
スタスタと従順に
ついていくわけですけどね。


亡くなった
わたしの母親も
忸怩たる思いを、
抱いていたんだろうなあ。
娘ふたりだったから。
上の娘からも
下の娘からも
「おかあさん!何してんの!」
なんて言われて。


自分が娘に
指示命令されるようになってはじめて
こういうのときの親の気分は、
なかなかに複雑なものだなあと思います。


たぶん、どちらかというと
子どもに対して
理解のある親であればあるほど、
その主張を
「受け入れて尊重する習慣」が
長年の間に身についているもんだから、
ときに反発したくなっても
言葉を飲む傾向にあると思うな。
「まあ、ここは子どもの言い分を
認めておいてあげよう」と
一歩譲ってしまうのです。


これ、きっと
めちゃめちゃ年をとっても
親の気遣いとして残り続ける気がします。
根深いんだ。
ある意味、親が子を尊重するクセは!!
しかも向こうは「甘え」が土台にあるから、
これまた増長しやすいときている!


今後、
この逆転された形勢が
再びひっくり返ることはないだろうから
(こっちは老いるばかりだし)


「子どもから大人に成長したわが子に
自分の思いや考えを主張する」




という新しいトレーニングが
必要だと感じています。
(これ、自分が
介護される立場になったときも
大事よ、きっと)


子離れ、というのは、
そういうことも含むのだ、と
わかってきた今日このごろ。


あと2週間ほどで
娘は家を出るので
ここらへんで関係をリセットする
いい機会になるのかもしれません。


めざすは、「互いの尊重」だな。
今度は。
親から子どもへの一方通行でなく。
新ステージ、突入ということで。





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介護トークプロジェクト「カイゴ・デトックス」の
ZINE(小さなマガジン)第2号が間もなく完成します!
おかげさまで創刊号は早々に完売いたいました。
2号はネットを見ない方にも届けられたら…と願っています。
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