姉(60歳)、私(47歳)、娘(12歳)で
「丑年オンナ3人ショッピング珍道中」
を繰り広げてまいりました。
地方に行くと、流行がよくわかりますな。
都会ほど人口が多くないせいか、
売れ筋商品に力を入れた途端、
恐ろしく選択肢が狭まる。
たとえば、私たちオンナ3人が突撃した
ショッピングモール。
10代?20代対象のフロアは、
「いらっしゃーませ?♪」という
鼻にかかったハウスマヌカンたち(死語ね)の呼び声と
J―POPの音楽と、しっちゃかめっちゃかな大量の洋服とで
プチ「109」状態。
まあ、これは思春期の娘がいるから
慣れた風景なんだが・・・
その次が違いましたよ。
もうちょっと大人世代を対象としたフロアは、
ナチュリラ系ファッションのショップが大増殖!!
リンネルと言ってよいのか、
微細な差異がわからなくて申し訳ないが、
この勢いはすごい。
皆さんの地元では、この現象、目立っていませんか?
さらに私を驚かせたのが、姉の放った一言。
「私ねえ。こういうナチュラル系の服が好きでよく買うの?」
工工工エエエエエエェェェェェェ(゚Д゚)ェェェェェェエエエエエエ工工工
ねえちゃんが ―――――――――― っ!!
もしかしたら、
ネコも杓子も着ちゃう時代が
来ちゃってるのかい?
ナチュリラ系ファッションの急激な大衆化??
いいのかな、こんなことで。
姉は、マジメではあるが手づくりなんてしないし
エコ意識も、さほど高くないし
ていねいな生活ってほどでもないよ。
願わくば、
ロハス的生活というのか
カフェ的生活というのか
ハンドメイド的生活というのか、
天然生活というのか、
そういったライフスタイルの実践に裏づけされてこその
リネン素材を主体としたナチュラルスタイルであってほしいな。
子育て世代に支持されたのも、
「私、この精神で子どもを育てています」という
柔らかな主張になっていたせいだと思うし・・・
このスタイルの魅力の一つでもある
無彩色に近い地味さと
カラダを締めつけない着やすさ、
さらにはジャブジャブ洗えそうな自然素材感が、
当初のターゲットとしては想定されていなかったはずの
「あまり流行に敏感でないオバちゃんたち」を
大量に惹きつけている気がして、ちょっと心配。
人気ってのは、
いつの時代も、諸刃の剣ですなあ。
ダジャレになっちゃうけど、
40代からのリネン着用には、
暮らしへの理念が欲しい
と思った次第。
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