ラジオや著書でファンの多い
髭男爵の山田ルイ53世さんが
男性学の研究者・田中俊之さんとの対談で
語っている内容がとてもおもしろかったです。
たとえば、
●一緒の方向を向いて悪口が言えるというのは、
非常に大事。そういう人間が絶対必要ですよ。
(カリーナ注:相方のひぐちさんと、そんな関係らしいです)
●(人々は)友達のハードルを若干上げすぎているという気もします。
仕事上のつき合いで、例えば、
「この人と付き合うたら、こういう仕事くるんちゃうか」
「こういう話聞けるんちゃうか」という
若干邪な気持ちがあるのかなと思う相手でも、
別に友達でいいじゃないの、と思いますけどね。
●みんなが主人公にはなれない。
とりあえず、なれた自分でやっていくんだ、
という考えも、大事やと思うんです。
●なるべく敵や競争相手がいないところに行くというのは。
それは全然逃げではなくて、戦略ですから。
どれもいいなあ。
自身の体験と葛藤と思索から生まれた言葉の説得力。
ある種の「卑怯さ」も許容する、正論に傾かない現実への包容力と
これまでの経験がそうさせるのだろう、端々からにじみ出る屈託。
そして、わたしが一番、好きで
敬意を覚えたのは、以下のところです。
「髭男爵」で毎年、単独ライブをやっているんですよ。
ネタ番組とかも出ていないし、
賞レースも年次制限とかもありまして、
出られないやつもいっぱいあるんです。
ネタをかけるところもないので。
毎年、新ネタを何本も作って、結構しんどいんですよ。
手伝いに来ていた後輩に
「なんでそんな毎年単独をやるんですか」と言われたとき、
僕は「正気を保つためや」と答えたという(笑)。
正気を保つためにやる。
ぐーーーっ!かっこいい言葉だーーー!
ライブ後なんかに言われたら、ほれるなあ。
「正気を保つためにやる」というのは、
崩れきらない、厳しさを保つ、能力をわずかずつでも伸ばす…など
いろいろな意味が含まれていますよね。
境遇や環境に関係なく
自らの意思で決め、継続するということでもあります。
「そんなに才能も正直、豊かではないですからね。
結構しんどいんですけれど、
でも、だからやっておかなアカンなということです。」
わたしも「正気を保つ」ために続けます。
対談全体はこちらから。
中年男よ、生きづらさは「笑い」で切り抜けろ!
田中俊之x髭男爵・山田ルイ53世が語る、“普通”から逸れた時の生き延び方
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