先週、若い人に「知らない」と言われたときの動揺と、その不均衡。という記事を書きましたが、
年をとるごとに、口には出さないけどもうっすらと「さびしいなあ」と思う、
その根っこにあるのは、
自分に対して無関心な人々の割合が増えていく
ことなんじゃなかろうかと思います。
子ども時代に寄せられる「庇護される対象」としての関心、
青年期に寄せられる「性的な対象」としての関心…
生い立ちや環境、容姿、キャラクターなどによって
寄せられる量に大きな差はありますが、
それぞれの年代には、「関心の土壌」がある。
50代になって思うのは、
あらゆる関心からすっぽりと抜けてしまうなあ。
ということです。
子育て真っ盛りなら
わが子からの強烈な関心と束縛もありますが、
それも、なくなっちゃうもんねー。
さらに、労わられるほど高齢でもないので
その意味でも放っておかれる。
たとえば、仕事の空き時間に
オフィスの自動販売機の前に立つじゃないですか。
そのとき隣に30代ぐらいの男性が立つとするでしょ。
こういうときに「基礎関心の低下」を感じるもんね。
5年前に「基礎代謝」ならぬ「基礎ときめき」の問題という名記事を書いていますが、
(イラスト付きです。楽しくて懐かしいよ)
いまは、それが、さらに重症化して
「基礎ときめき」ならぬ「基礎関心」の低下
に直面していますよ。
なるほど。そうきたかーー。
これは、もう、静かに受けとめるしかないですね。
しみじみ味わう。心、落ち着けて。
だれだって通る道。それがいやなら、死ぬしかない。
その上で思うのですが、
(1)自分が何かに関心をもつ。
(2)相互に関心をもてる人々との関係を大切にする。
~家族や同世代の仲間もそうだが、同じ感性なら他世代とも可能~
あたりがヒジョーに大事なんじゃないかと思います。
つまりは「関心のDIY化」。外注化でなく、DIYです。
DO IT YOURSELF!
DO IT MYSELF!
自分への関心を他に期待するより、
自分が何ごとかに関心を寄せるほうがいい。
NHKドキュメンタリーに登場し、
その魅力で圧倒した童話作家の甲斐信枝さん。
逆立ちしてもああはなれませんが、
あのチャーミングさ、見た?
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