渾身の味は「感動」を作り、 頻度の味は「世界」を作る。


1月4日に放送された
NHKスペシャル「ばっちゃん~子どもたちが立ち直る居場所~」を見てから
「たてつづけに作られる味」について考えていました。


広島の市営住宅に住む82歳の元保護司・中本忠子さん(ばっちゃん)は、
「子どもは、おなかがすくと悪いことをする」という哲学のもと、
ずっと台所に立ってごはんを作り、
家にふらりとやってくる少年・少女に食べさせていました。


画面に映る親子丼やカレーライス、おにぎりは、
「特定のだれかのために粋を凝らして」作られたものじゃなく
「ここにやってくるだろう複数の子どもたち」のために
一日に何回も「たてつづけに」作られる料理です。
(休日のおにぎりは3升の米で何度も握られます。
ラップなし。想像だけど塩気が効いておいしそう!
ばっちゃんの手のひらの常在菌もおいしさの秘密だ!)
子どもたちは、おなかをすかせて来るので
パパっとすぐに食べさせられるものでないといけません。


子どもが来る。
ごはんが出る。


この間に少しでも余計な段取りが加わると、
子どもたちはもう来なくなるんでしょうね。
だから、やってくるとすぐにごはんが出る。
ごはんを出してから、
ばっちゃんは、ちょっと大儀そうに座って
ぶっきらぼうな口調で話をしていました。


ばっちゃんの料理には、
「たてつづけに作られるもの」の味が
あるんだろうなあ。
子どもたちに過度な感謝を要求しない
「たてつづけの味」。


今日も明日も作る。
一日の間に同じものを何度も作ることもある。
そして飾り気なく供する。


料理には、
何時間もかけて趣味的に作られるものもあれば、
細部にこだわって作られるものもあれば、
毎日3回家族のために作られるものもあれば、
毎日夜だけに作られるものもあれば、
ごくまれに挑戦するように作られるものもある。



頻度がつくる味。


というものがあり、


「頻度」が許容できる関係もある。



ある特定の人のために
時間をかけて作られた料理は、
唯一の人の賞賛と感謝を前提としているもんね。


渾身の味は「感動」を作り、
頻度の味は「世界」を作る。



そんなことを思いました。


頻度は継続でもあるもんね。
さまざまな造作なく見える繰り返しが
豊かな世界を作っているんだなあ。



NHKスペシャル「ばっちゃん~子どもたちが立ち直る居場所~」は、
1月14日に再放送されるようですよ。




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コメント

No title

ラップなし!
それいいなぁ。

母以外の他人がにぎったおむすびを食べられない私が言うのもなんですが
(でも、プロが握ったのは食べられる不思議)
ラップで握ったおむすびは、もっとニガテなんですよ。
なんだろう・・。
ラップで握ったおむすびって、いきいきしてないというか
くったり疲れてるみたいに見えるんです。

手のひらのくぼみは、気の出入り口って聞いたことがあります。
だから、手でむすんだおむすびには
良いエネルギーが宿ってるのかもしれませんね。

  • 2017/01/13 (Fri) 17:56
  • アメちゃん #-
  • URL
再放送観ました!

カリーナさま

こんにちは。
ばっちゃんのNHK放送観ましたよ!

親子丼が、黄金色に輝いて
すごいご馳走にみえました。

良いお母ちゃんになる小さなヒント
出来たての親子丼作ります。



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