「いざ、鎌倉」なんて歴史的な一大事を持ち出すまでもなく、
入学試験とか採用試験、就職活動などの「いざ」
デートやコンパ、お見合いなどの「いざ」
冠婚葬祭の「いざ」などがありますが、
どれも人生を多少は左右するケースばかり。
服装だって、
フォーマルウェアやそれに殉ずるドレスコードが
求められる場合がほとんど。
だからこそ、
「いざというときに役に立たない!」となったら
これは、もう大失態。
受験に受験票を忘れるとか
勝負デートに上下別々のブラ&ショーツをはいていくとか、
ビキニなのにムダ毛の処理していないとか
結婚式にジャージとツッカケで出席するとか・・・。
そんな大ごとのはずの「いざ」の敷居が、
このところ日増しに低くなっている私。
今朝も、掃除機を使おうとすると
フィルターをお掃除してください」
と、掃除機があんまりうるさく言うので、
仕方なく、本体をパカンと開けて
なかの複雑なフィルターを取り出し、
各部を分解して、軽く掃除した後、
もう一度セットしようとすると、
どこのツメと、どこのツメを合わせたらいいのかがわからん。
マニュアルを引っ張り出すのも面倒なので
なんとか、自力で、こう、あれこれ、
いろいろと、強引に試みようとするのだが、
各部に書かれている「上」とか「ココ」とかの凹凸文字が、
見えにくい。
そこで、メガネを頭上にずり上げる。
そのメガネのツルが若干緩んでいるので
次第にズリ、ズリ、と落ちてくる。
ああ、落ちるな、メガネ。
とメガネを叱咤激励しながら、
各部の文字にぐっと顔を近づける・・・・
と、
あれだけ励ましたにもかかわらず、メガネ墜落。
「ああ、もう、いざ、というときにぃぃ!!!」
ヽ( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄;)ノえっ
これが、私のいざ?
みたいな。
華やかで緊張感あふれる「いざケース」は
このところ皆無に等しいのに、
これまでカンタンにできていた日常のあれこれが
少しずつ「いざケース」に赤丸上昇中。
近眼なのに老眼。
「近眼だから老眼遅いでしょう?」なんて
よく言われるけど、そんなこたぁありません。
近眼で老眼。ダブル不自由。
クスリの説明書を読むときとか
炊飯器の目盛りを見るときとか、
ことごとく「いざというとき」に
役立たない視力だよ、まったく。
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