家中のゴミを透明ビニールにギューギューに詰め込み、
マンションのゴミ集積場に持ち込みました。
当然のことながら、
ゴミは、ひとところに滞留すると腐敗します。
片付けたと思って、家のゴミ箱に放置すると
そこで腐敗。
なんらかの理由で地域行政に滞りが生まれ、
ゴミ収集車が来てくれなかったら
そこで腐敗。
ゴミ焼却場が稼動しなかったら、そこで腐敗。
私たちが出すゴミは、
それぞれのポイントを滞りなく通過し、
超高温で焼却され、灰になってはじめて
清潔な家、清潔な町、清潔な都市が実現するわけですね。
いわば、順調な代謝があってこそ。
滞りなき老廃物の排泄と処理と
微生物などの尽力による再生があってこその
スムーズな暮らし。
生きている。
というシャンプーのコマーシャルを
代謝している。
に変えたいくらい。
生きる=代謝している
だと感じます。
話がころっと変わって恐縮ですが、
30代前半(だったと思う)の女性が、
川島なお美さんの披露宴での姿について
(ずいぶん昔の話題に思えますね。6月末のことです)
「ものすごく老けて見えた」と書いていました。
その理由の一つが、
やせすぎていること。
もう一つが、
若さにしがみついているように見えること。
さすがにアラサー、毒舌ですな。
私など同世代には、
彼女の体型維持に対する努力が痛いほどわかるあまり、
つい、口をつぐんでしまうのですが・・・
言われてみれば、確かに。
どこか滞留しているように見えなくもない。
彼女の設定している「美しい女」像が、
ある時点で固定されているように感じるからか。
ウェディングドレスを着るにあたり、
肌の張りや弾力より
スリムな体型を優先したのか。
どうも、
代謝がうまくいっていない
という印象を受けないこともない。
いや、もちろん、
川島なお美さんに限ったことでなく
年齢とともに代謝のスピードは緩慢化するものだけど。
しかし、その緩慢化を見ないことにして
表側だけ繕っていると
本人の意に反して
なんだかよけいに老けて見える。
アンチエイジングの落とし穴は
そんなところにありそうだ。
さきほどのゴミ出しの例を
無理やり持ち出すようで恐縮だが、
流行りのインテリアで飾った部屋を
毎日ピカピカに掃除しているものの、
ゴミは年に一度しか捨てられない
みたいなアンバランス。
とどまらない。
抗わない。
流れる。
さらさらでも
ゆったりでも
のたりのたりでも。
心も体も
その人なりのスピードで
スムーズに動いている。
抽象的な言い方でまことに申し訳ないが、
そんな自然な「動き」を感じさせれば、
生き生きと若々しい自分づくりには、
十分に成功しているのではなかろうか。
アジエンスが
生きている
なら
アンチエイジングは、
動いている
をキャッチコピーにしたいものだ、
と日焼けしたお兄ちゃんたちを乗せて走り去る
ゴミ収集車の後姿を見ながら
思った次第です。
(お兄ちゃんたちの動きは、びっくりするほど機敏でした)
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