ウェブマガジン「どうする?Over40」に
加齢を笑ったり、嘆いたり、悟ったりする
「カレー記念日」という投稿コーナーがあるんですが、
今日の一首は、
ショックだわ お前も老けたなと しみじみ言われ
9月12日はカレー記念日
ちょっと違うけれど
ほぼ同じ場面を少し前に経験していたから
思わず膝を打ちました。
そのとき聞いた言葉は、「お互い、老けたねえ!」。
突然、そう言われたのは、わたしじゃなかったけど
それは単に、もう一人のほうが
声をかけた人と親しかっただけのこと。
「お互い、老けたねえ!」といわれた友人は、
「・・・・ね、ねえ!ほんとに!」と
笑顔で深くうなずいていたけど、
「・・・・」のところにかすかな逡巡と反発がなきにしもあらず。
そりゃ、そうだよなあ。
いきなり「老けた」といわれて
よろこぶ人はいないでしょう。
「若作りはしません。若く見せるつもりも一切ありません!
むしろ、年相応か、少し年上に見せたいぐらいです!」
というような人でも「老けたね」といわれて
喜びはしないんじゃない?
そんな「老けたね」も
「お互い」がつけばいいのか?
「わたしも、あなたも」なら、
何をいってもいいのか??
相手を思いやっているようでいて
雑な、この「いっしょくた語法」は、
会話のなかに、いきなり、
ぶちこまれるのが特徴です。
「お互い」パターンのほかにも
「わたしたち」(わたしら、うちらなど)パターンもありますね。
たとえば、ふたり連れで出かけて
とてもおしゃれな人に会ったとしましょう。
「わああ。〇〇さん、素敵ね!
わたしたちには、そんなおしゃれ無理よ。ねえ!」
の「わたしたち」。
「わたしたち」といきなりいっしょくたにされた人のほうに
異論がなければいいけど、
「いやいやいや、無理じゃないし。
そもそも、その人のこと
あなたが言うほどおしゃれと思ってないし」
…なんてモヤモヤする場合もあります。
この「いっしょくた話法」は
仲がよかったり、気を許していたりすればするほど
ついつい使っちゃうものなんですが、
卑下するときには、
使わない。
卑下するなら、自分だけを卑下する。
「お互い」や「わたしたち」という言葉で
自分以外を巻き込まない。
卑下に「いっしょくた話法」は厳禁です。
「いっしょくた」にされたほうは、
ほとんどの場合、笑って流しちゃうんですよねえ。
だからこそ、気をつけたほうがいいと思うなあ。
・・・とここまで書いて
こういう内容、前にも書いた気がしてきましたが
文章が違うから許して(笑)
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