一人の女性に目を奪われましたよ。
「クロワッサンの店」的な品揃えのショップで働く中年女性。
お店の取扱い商品なのかな。
白いシャツにブルー系のフレアースカート。
足元は白いスニーカー。
シャツの裾は、スカートイン。
あまりにもオーソドックスな装いで
どうってことないんだけど、
ものすごい清潔感。
ぜひ、あややの代わりに
洗剤のコマーシャルに出演して
「わたし、汚れてません」
と宣言してほしいくらい。
さらに目を奪われたのは、
ほぼ完ぺきな白髪。
後ろですっきり束ねるという
奇跡に近いヘアスタイル。
年齢、50歳前後。
(40代の可能性も十分にあり)
ひとつに結んだ白髪。
清潔感あふれる服装。
ピンと伸びた背筋。
接客中の明るい笑顔。
仕事熱心そうなキビキビとした立ち居振る舞い。
あっぱれ!!
きっと、もともとセンスがよくて、
自分なりのコーディネートができる人で、
「あ、この白髪なら、こんな風に楽しめそう」って具合に、
新しいスタイルがひらめいたんだろうなあ。
それにしても
白髪という「老化」を
自分の手でさっと先取りする
その潔さがカッコイイぞ。
だってさ、
白髪を受け入れるって
簡単そうに見えて意外と難しくない?
美意識のない旧友は
「おばあさんみたい!」ってゲラゲラ笑うかもしれないし、
いくつになってもストレートの茶髪系ロングが好きな男たちからは、
恋愛対象の女として見てもらえないかもしれないし、
子供たちには「やめてよ!おかあさん」なんて
思いやりのない断言口調で拒否されるかもしれないし・・・
何より
ゴマ塩期から総白髪期への移行が面倒くさくて、挫折しそうだ。
でも、きれいだったな。
ものすごく「旬の人」の感じがした。
(私が何より重視したいのはこの「旬感」なんだなあ)
老化を隠すのでなく、
先取りして活かす精神。
これって大事かもしれませんよ。
私の場合、
マッサージに励んでもさ、
やっぱ顔はたるむし、
なんというか
全体に顔が
ゴツゴツしてきた感じがするわけ。
消える可愛げ(シュン)。
消えるピュア感。(シュン)
でも、この変化ですら
かっこよく見せる方法がありそうな気がする。
捨てる神あれば、
拾う神あり。(この言い方、合ってる?)
ちょっと考えてみよっと。
【関連記事】
いっそ「美しい白髪」を選ぶのは?