ハタと気づきました。
「持ってなければ悩めない」。
悩みは持っている証拠だ。
お金なんかもそうでしょう。
持っている人には、
持っている人なりの
持っていなければわからない悩みがある。
地位も名声もそうだろうなあ。
だから断捨離しよう、
という方向に話を進めるつもりはありません。
職場の人間関係を含めた「環境」に対する悩みなら
そして、それがつらくてたまらないなら
どんな方法を使ってでも逃げろ!
後先考えず、逃げたほうがいい!と考えますが、
そっち方面の「悩み」とはちょっと違うもの。
自分が自分の意思ではじめて続けていること。
そんな悩みについてです。
しばしば書いていますが
わたしは昔、劇団を主宰してまして
演劇作品を作っていました。
いま、それをやろうと思ったらえらいことです。
複雑すぎてできません。
あの当時は、あんなにあたりまえのことだったのに。
まず、劇団員がいません。
スタッフもいません。
稽古場もありません。
どこか借りようにも情報を知りません。
劇場もないし、
人間関係もない。
なんにもない。
観客も、関係者も、批評家もいない。
あの当時は、必死なあまり
悩みと苦しみの種だった演劇創作というものが
いかに「自分たちが地道に築いたものの上で可能になっていたか」を
遠く離れて見て知るのです。
冴えないように思う環境
心がひとつにならないの劇団メンバー
理想の条件で公演できない劇場
思うように評価してくれない関係者…。
持っていたから悩めたのねえ。
持っていなければ、悩むことすらできない。
そして、このブログですよ。
毎回、このように、なにがしか書いてはいるものの
なーーんもなくて
「ああ。重荷だ」
「いやんなった」
「やめたら楽じゃないか。いっそ、ひと思いに!」
と思うこともなきにしもあらずですが、
やめて10年後にふりかえってみ?
あああーー。
あの場所、あの人たち、あの悩み!
って懐かしくなるから。
でも、もう、そのときには
なーーんも残ってないんだ。
すべては幻のようにはかなく消えている。
悩む、ということは
もっとよくしたい、ということ。
変えていきたい、ということ。
悩みながらつづける、
つづけながら変えていけるって
幸せなことなんだなあって思いました。
そして、そうしながら時を重ねて、
みなさんに長く愛して、少し愛していただけたら本望。
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