昨年暮れから犬を育てはじめ、
パピートレーニングを受けたりもしているんですが、
犬のしつけも変ってきたなあと思います。
オスワリ、マテ、フセという
コマンドに従わせることも大事じゃないことはないですが、
そんなことよりなにより、
「いつも落ち着いている」ことが大事。
噛まない
吠えない
興奮しない
加えてフレンドリーであれば、なおよし。
家庭犬なんですから
落ち着いてさえいれば、
オスワリでなくても
ネコロビでも
なんなら、フンゾリカエリでもOKといえばOK。
どんな姿勢でも「落ち着いて待てれば」
いいっちゃあ、いいわけです。
これを突き詰めると
いつもリラックスしている犬
こそが求められるというわけですね。
警戒しすぎない
威嚇しない
攻撃しない
怯えない
逃げない
(番犬の対極だから犬も時代のニーズに応えるのは大変です)
「癒し」や「穏やかな暮らし」や「友情」は
ガウガウいう犬からは決して与えられず
リラックスして落ち着いている犬からのみ
与えられるというわけです。
しかし、このリラックス。
よくよく考えてみると
あらゆる精神状態のなかで
もっとも難易度高いといってもいいんじゃないですか。
人間でもなかなかリラックスできないものです。
初めての場所
気の張る場所
気後れする場所
知らない人ばかりの場所
緊張しますよねえ。
心に武装することだってありますよねえ。
(声に出さないガウガウ状態)
つまり「リラックス」というのは、
実は大変に修練を要する状態なんですね。
アスリートもそうですもんね。
リラックスしつつ集中している。
修練を要するだけに
リラックスは、自信と成熟の証なんだな。
そんなことを、
まだまだあらゆるものが怖く
つい身構えてしまう子犬のスーを
眺めながらしみじみ思います。
犬に求めることは、
わたしたちがわたしたち自身に求めることを
映しているんでしょうね。
身近に生きる、同じく社会的な動物だから。
いつも、リラックスしていること。
自己顕示欲にふりまわされることなく、
相手を威嚇したり、
力でねじ伏せたり
自慢話に熱を込めたり、
平身低頭したりするのでなく、
リラックスして
自分も他人も受け入れ
フレンドリーでいる。
たしかに、リラックスしている人と向き合うと
なんだかホッとして
警戒を解いてしまいますもんね。
リラックスの威力、大きいです。
ファッションのカジュアル化も
「武装」から「リラックス」に
向かっていることの表れですかね。
リラックス。
怠惰とは異なる洗練された余裕ある状態。
おしゃれ的にも
いまっぽさを出すために
押さえておきたい姿勢かもね。
好きな服をリラックスして着ていたら、
もう、それで十分な気も。
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