新聞連載「献身と保身のはざまで」が始まります。
夫の発病から今日までのことを新聞に連載することとなりました。ずっとブログを読んでくださっていた共同通信社の方が企画くださり、全国の地方紙に15回にわたって掲載されます。
詳細はこちらの記事をご覧ください。
似た境遇の人はもちろん、さまざまな責任を負いながら奮闘する同世代の女性に伝わるようにと願いながら書いています。お住まいの地域の新聞で見かけたら、ぜひ、お読みください。
夫の転院先が決まり、
来週の火曜日に転院することになりました。
3月半ばまで待ってもらう予定でしたが、
そうなるといったん、別の急性期病院で待機となるとのこと。
そ、それはつらい…。
何の準備もしていないけど
5日に決行しよう!!となったのです。
遷延性意識障害の確定診断が出たときから
転院先を探していた約1カ月、
心は千々に乱れました。
夫がいない生活に慣れるかと思いきや、
「慣れる」ことは、「楽になる」ことではないことも知りました。
「慣れ」は、「日常」になってしまうことであり、
喪失感が、一時のものでなく
ずっと続くのだということが
ズシリと胸にこたえます。
特に春の訪れを大げさに喜んだ夫の言葉や仕草を思い出すと
(こんな記事に書いていました。なんて愛らしいんだろう。
→少しずつ桜が好きになって、「花咲かじいさん」になる。)
愛らしくチャーミングな彼のいない春は
よそよそしく、浮かない季節に感じられます。
お店のショーウィンドーや
レストランの看板も
よそよそしいままです。
透明の仕切りで隔てられた別世界を見ているようです。
転院先を決めたことを
幼なじみのKちゃんに伝えたら、
よくがんばった。
後悔も罪悪感も感じる必要なし。
今だけを考えて生きよ。
という返事が返ってきました。
簡潔にして万感伝わるメッセージ。
転院が決まったと知らせたときの
姉の悲鳴のような安堵の声と
Kちゃんのこのメッセージは、
一生忘れられないものになりました。
正しい選択か間違った選択かは問わない。
ただ、あなたを支持する。
その立場を貫いてくれる身内と友の存在が、
いかに心強く、ありがたいか。
身をもって味わっています。
今日は、今日のことだけを考えて生きる。
明日もまた。
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