「カイゴ・デトックス」のクラウド・ファンディング、これまでに60人の方にご支援いただいています。温かいメッセージもいただき、心より感謝いたします。
クラウドファンディングと京都でのイベント参加申し込みは、こちらのページより受け付けています。クラウドファンディングは、今月末まで。ぜひ、内容をお読みの上、ご協力をお願いします。これから申し込んでいただいても京都でのイベントに参加いただけます。
美容院の帰り、近所のショッピングセンターに
久しぶりに行きました。
買い物した、というより、通り抜けたという感じ。
何度かリニューアルした店内は、
マクドナルドのあった場所に
スターバックスが入っています。
娘が小さかったころ、
ハッピーセットを買って
家族で席を見つけて食べた場所には
イベント用のステージが設けられていました。
今の風景に昔の風景を重ねるようにして歩きながら、
何を懐かしんでいるのかというと
「甘える自分」です。
甘える自分が、懐かしい。
「甘える」というのは、
子どもが親に、
若い女性が恋人に
甘ったるい声を使って
まとわりついたり、ねだったりすることだけじゃありません。
相手の行動を当然のように感じること、
「なんでやってくれないんだ」と怒り、不満に思うこと、
「もう、遅いなあ!」とイライラしたり、
ときに遠慮なく八つ当たりすること。
自分の発言への相手の反応があらかじめわかること、
話題を選ぶこともなく言葉にすること、
不機嫌なまま不愛想に接すること、
「これやってよ!」と投げやりに頼むこと、
日々の繰り返しにうっすらと不満を感じること、
昼下がり、心の底から弛緩してゴロ寝すること…
そういった心の状態のすべてが「甘え」です。
懐かしいなあ。
甘えたいなあ。
「甘える」という温かなコタツに首まで入って、
さほど面白くないテレビを見ながら、
慣れ親しんだ味のおまんじゅうなんか食べたい。
だらしなくても、
自立していなくてもいいんだ。
そんなことはどうだっていい。
だれかといっしょにいる。
その土台のところにある
責任を預けあって生まれる「甘え」。
最高じゃないか。
そんなことを思いながら
ショッピングセンターを通り抜けて帰ってきました。
「懐かしむ」というのは、
自分が失ったものに思いを馳せる行為ですが、
それが何かをはっきりと知り、確認することは、
これまでの自分の人生を肯定し、
慈しむことでもあるなあと思います。
甘える、もいいが、
懐かしむ、もきっといいのだ。
私の連載コラム「献身と保身のはざまで」、近く山形新聞でも連載が始まります。長崎新聞では毎週火曜日連載中です!
そのほかに現在、熊本日日・岐阜・山陰中央新報・四国・茨城・秋田魁新報・山陽・埼玉・愛媛・神戸・徳島・北日本・静岡新聞・福井新聞・信濃毎日・岩手日報・東奥日報・神奈川・佐賀・宮崎日日・上毛新聞でも掲載(終了紙もあり)されています。
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